中学2年生の息子が (相談者:うずまき) |
最初の相談としては、シビアなものが来ましたね。 |
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これは困りましたね。 |
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今日はこの連載の初回なので、 知りあいから相談を募ったのですが、 これは実話だそうです。 今日はお姉さんのかおりさんだけがお答えします。 |
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よろしくお願いします。 |
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お願いします。 |
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かつあげって、2500円ですか。 中学生やのに、高額ですね。 なんのための2500円でしょうか。 この小久保という奴、個人的に、 なにか理由があるんですね。 私はね、あれは小学生のときでしたか‥‥ 下校時間に校内を歩いてたら 校舎の上の階の窓から つばを吐かれたことがあるんですよ。 そいつは、3階からつばを命中させました。すごい技です。 見上げると、犯人は近所の男子でした。 めっちゃ腹がたちましたけど、 つばを頭につけたまま、私は家に帰ったんです。 家で、おかあさんにそのことをいうと、 おかあさんはすごい剣幕でその男子の家に どなりこみにいきました。 うちのおかあさん、当時、近所で 「ジョイナー」って呼ばれてたんですよ。 知ってますか! ジョイナー。 フローレンス・ジョイナー。 (1988年のソウルオリンピックで金メダル3冠を達成。 女子100m、200mの世界記録保持者) ソバージュヘアでね、赤い爪に赤い口紅で めっちゃ怖かった。 見た子どもが泣くくらい怖かったんです。 おかあさんは、その家の玄関で男子を呼び出して 「うちのかわいい娘にようつば吐いたな!」 とどなりつけました。 ジョイナーばりの長い赤い爪で男子をつねりあげ、 「二度とせんな!」「二度とせんな!」 と詰め寄っていました。 その男子、泣いて謝って、滑稽でした。 その子は、もう 私の頭につばを落とすことはしなくなりました。 中学生やったら、親が子どものもめごとに 口を出して 表面的に解決したとしても、 そのあとの仕返しが怖いですよね。 ずっと子どものことを 親が監視していられるわけじゃないもんね。 でもね、うちのジョイナーみたいに 「ふつうやらへんやろ?」 ということを親がやってみるのも、 いいかもしれないと思うんですよ。 その男子、爪が赤くて長いだけで めっちゃビビってましたからね。 だから、うずまきさんも、 まぁ、キャラがわからないから 無責任なことは言えないけど、 ジョイナーみたいに一度やってみてください。 派手な格好で「コラー!」って言ってみてください。 「なんかすごいの来た」 と小久保に思わせてみる。 かつあげどころじゃないでしょう。 ジョイナーがよくわからない場合、 いまどきの感じでやればいいですよ。 いまやったら、ガガ? レディ・ガガみたいにして行きましょう。 だいたいいまの子らにジョイナー言うても 通じませんもんね、 「ガガが来た」「ガガが来た」と 大騒ぎになるでしょう。 アイラインが太ければいいです。 私の場合は少なくとも、 「あいつのおかんはジョイナーやから怖い」 という印象がありましたから、 あまりいじめられませんでした。 柄悪い子って、バックに何がついてるかを 意識するんですよ。 だから、得体の知れない、 なんかわからんおかあさんがいるというだけで、 助かることもあるかもしれません。 あとね、小久保は柔道部でしょ? 柔道の試合に行ってやりましょう。 そんで、 「小久保、組もうや! 組んでいこうや! いじめてんと、試合がんばれや!」 「ジャンケンより柔道や!」 と、客席から、ジョイナーの格好で 毎試合叫んでやりましょう。 |
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わははは。 |
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ね。それがいいよ。 |
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かおり姉さん、ありがとうございます。 |
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でも、卑怯やね。 弱い子狙って、ジャンケンするなんて。 お金をゆするのはかわいくないわ。 |
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ほんま、そうですね。 みなさんのご相談、お待ちしています。 どしどし送ってくださいね。 では、かおりさん、 今日のまとめをお願いいたします。 |
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わかりました。 |