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| あきんどゴコロ |
| ◆◇◆ あきんどゴコロ◆◇◆ 投稿大募集中！！ akindo@1101.comまで メールをお待ちしておりまーす！！ 某機械メーカーで営業を担当しています。 ここ数年、海外、とくに中国の会社に 自社の機械を輸出することが 増えてきました。 輸出する前には、 必ず、納品先の会社の人が うちの会社の工場に来て、 納品予定の機械がきちんと作動するか 「検品」をします。 この「検品」で誤作動などが起こると、 契約自体が白紙に戻ってしまうことも ありえます。 ですので、検品の日はものすごく大事で、 社内にも緊張感が漂います。 ところが、先日、こともあろうに、 その大事な検品日の前日になっても、 肝心の機械そのものが完成してない、という とんでもない事態が起こりました。 正直に、「完成していません。」 と伝えたいところなのですが、 それを言ったら言ったで、 信用問題になります。 会社から僕ら、営業部隊に出た指令は、 「完成していない、ということは言わず、 とにかく、無事、 検品をクリアする方策を考え出せ！」 というものでした。 この無謀とも言える指令に対して、 上司のＡ部長は 「まあ、そんなに心配するな。 オレにまかせておけ。」 と悠長に一言。 そして、すぐさま 相手先の中国の人を呼び出して接待し、 かなり派手に飲み明かしていました。 正直、僕は、 「まかせとけ、って言ったけど、 そんなに飲んでて 本当に大丈夫なのかよ！？」 と内心、心配していました。 が、翌日、Ａ部長の「まかせとけ」の意味が はっきりと、わかりました。 前日の派手な酒宴で、 見事、２日酔いになった相手先の人は、 検品当日になっても、 ふらふらで、気分も悪そうで、 検品どころではないらしく、 かなり、甘い検品となったのでした。 そして、見事、検品をクリアしました。 （タクボ）
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