GIRL
鈴木あみちゃんの
「わたしは元気」
「ミュージックステイション」の
生出演が終わってすぐ鼠穴に駆けつけた、
「ほぼ日」に登場する初のアイドルが、鈴木あみちゃんだ。
って、知ってるぶって言ってるけど、
おいらもよく知らなかったんだよ。
ASAYANでなんか盛大なオーデションやって、
なんかダントツの人気で選ばれたコがいた、
という話は聞いていたんですけどね。

来る!となって、
少しは資料とか調べようと思ったんですが、
ほら、おくさん、だって、あれでしょ、いっそがしくて。
で、とにかく「ミュージックステーション」見て、
待ってたら、来て。

AMI

あら、ほんとにいらっしゃっちゃった、
となったら、なに聞けばいいんだ?状態なのであった。
考えてみたら、ぼく矢沢永吉「成りあがり」以来
インタビューの仕事って20年くらいしたことなかったよ。
なんども同じことばっかり聞かれるのはイヤだろうから、
あらかじめストックされてる情報をさけようと思って、
「なんか、パンフレットかなんかありますか?」と、
マネージャーさんに聞いた。
あります、と出してもらったものに目をとおしたら、
なんでも書いてあるじゃん、これに。
「ピーマン、ぎんなん、ネギ系」は、嫌いなんだ、とか。
あみ、だからあだ名は?と冗談言おうと思ったら、
ほんとに「アミーゴ」だったとか。

ええい、取材なんて、いいや、と雑談モードに入ったね。
聞いてみたら、なんのことはない、
「ほぼ日」の常連ライターであるところの
「 ゆーないと」さんと同い年じゃないか。
それがわかると、なんか、なじみ感がでてきちゃってね。

てもとにある「powerbookG3」の画面を「ほぼ日」にして、
アイドルに向かって宣伝活動を開始してしまう。
あみちゃん、強い興味を持つ。
仲のいい家族と、
別々に暮らすようになってまもない彼女は、
ぜったいにEメールを使うべきでしょう?みなさん!

こうなると、おじさんたち、みょうに張り切っちゃって、
いっしょに来たプロデューサーのエンドーさんと、
darlingが、
場違いの演説を始めてしまうことになった。
曰く、いかに現在にとって「速度」が大事であるか。
曰く、メディアの現在は、
このようなことになっておるのではないか。
おいおい、T.K.イチオシのスーパー・アイドルに、
メディア状況についての講義かい。
で、「ゆーないと」とタメ年の鈴木あみちゃんは、
それを真剣に聞いているわけよ。

「だから、嫌われてもいいから、
じぶんの考えをちゃんと言うこと、ね。
あとで、わかりあえばいいんだから」
これは、もう、取材ではない!
説教である。
「あみちゃん、社長に言って、あしたグアムに行ってる間に、
パソコンをセットアップしといてもらおう」
「それはいいね。このページは、
1101.comだから、グアムに行っても、
誰かのパソコンで見なさい。
今晩のうちに載せておくから、この取材も」
取材か?これが?
でもね、こういう場面を、あほみたいにやり過ごすのでなく、
好奇心たっぷりの目をして耳を傾けていた鈴木あみってコは、
興味深いですね。しばらく追いかけてみたくなりました。

というわけで、みなさん、緊急特集は終わりです。
こういう乱暴なことができるのも、
「ほぼ日」の自由なよさですね。

しかし、情報っぽいことがなんにもないと、
見識を疑われるので、
まとめて、資料から転載します。

◆鈴木あみのホームページのご案内
「前略 このたび、7月1日に小室哲哉プロデュース
「love the island」でデビューする
鈴木あみのインターネットホームページを開設いたしました。

URLアドレス http://s-p-g.com/new/ami
直通メールアドレス ami@s-p-g.com (以下略)」

ということだ。だいたい、
じぶんでインターネットをやらないタレントも、
ホームページやメールアドレスを持っているものだ。
デビューまもなくで、鼠穴にきてしまって、
説教までされてしまった鈴木あみちゃんは、
あさってから、じぶんでもインターネットをやるはずだ。
初メールは、「ほぼ日」にくれると約束したのである。

1998-07-04-SAT

BACK
戻る