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デ・ニーロ主演の映画「アナライズ・ミー」は、 果たして日本で配給収入5億3800万円に 到達するだろうか? |
『企業出張試写会に行ってきました』(2) 〜銀座ママ篇〜 今日11月6日(土)はロードショー公開初日です。 全国の映画館、超満員でしょうね。祈ってます。 さて、企業試写会は好評のうちに最終日程を終えました。 企業試写会レポート第2弾の今回は、 ズバリ『銀座ママ試写会』です。 艶やかに咲く夜の華・・・。 なんだか小僧には分からない世界です。 だけど、なんだか惹かれるでしょ? ヘラルド映画のKさんによると、 「銀座のクラブにお勤めのママさんたちは、 毎日接客でストレスがたまっていると思いまして、 そんなみなさんにアナライズ・ミーを観てもらって スッキリしていただけたらと この企画を持ちかけてみました」。 試写会場は、銀座の松屋デパート前、 住友銀行の裏にある『白いばら』というクラブ。 銀座ではけっこう有名な老舗らしいです。 店内は、かすかに香水の香りが……。 なかなか、行かない場所という気分も手伝って 妙な興奮がありました。 こ、ここが銀座のクラブかぁ・・・ ふだんは向かい合わせにセッティングされている席が、 全てスクリーンに向いています。 ちょっとした劇場ですね。 試写会のお客さんはママさんだけだと思っていましたが、 お店の常連さんも多数参加。 しかも、上映後は、いつもどおり営業するので、 店に残ってそのまま飲むこともできるとか。 試写会の後に、その場でお酒が飲めるんですから、 これって、お店にとってもお客さんにとっても うれしい話ですよね。 さあ、映画が始まりました。 ママのみなさん、笑い声が、おしとやか。 やわらかい声で「オホホホ」といった感じ。 しかも、笑いどころがほぼ一緒なんです。 同じ仕事をしている人どうしだからでしょうか。 偶然ですかね。 レイアウトを変えるだけで ちょっとした劇場に 上映が終わると、店の男性スタッフが、 ものすごいスピードで店内を元に戻していきます。 「これからもう営業に入りますからね」。 ママさんたちもキリっと仕事モードにチェンジ。 この変わり身の早さ、手際のよさは並じゃない。 さすが、銀座のクラブ、という感じでした。 白いばらの副支配人・上田さんは 出張試写会をこう語ります。 「新しいことをどんどんやっていきたいんです。 この出張試写会も他ではやっていない、 目新しい企画ですからね。 結果的に、お客さんへのお店の宣伝にもなるし、 口コミでお客さんが広めてくれれば 映画の宣伝にもなります。一石二鳥ですね。 この企画、またやってほしいですね」。 白いばらの常連さんもこう語ってくれました。 お客さん(広告業界勤務、40代男性) 「こりゃいいよ。映画自体も面白いけど、 出張してきてくれるのがいいねえ。 オーバーかもしれないけど、僕にとったら 映画館と遜色ないほどだったんで、見入っちゃった。 小劇場だよね。僕くらいの年代にはウケル映画だろうね。 それにしてもこの宣伝方法は画期的だねえ。 ちょっとしたイベントになって、 お店も活性化するだろうし 私たち客も満足だし、言うことないね」。 そうそう、もちろん、ママさんにも インタビューしましたよ。 まどかさん。夜の“美”でしたね まどかさん(23歳・静岡県出身) 「私、遅れてきたんですけど、 もう座れないほどごったがえしていて・・・。 私、映画好きで、映画館をハシゴしたりもするんです。 だから立ち見でも観たかったんです。 この企画はお店の宣伝にもなるし、 観られなかったお客さんに映画の宣伝もできます。 話のネタにもなりますから、すごくいいです。 これからどんどん勧めていきます。 お店のほうも、よろしくお願いします」。 白いばらのみなさん、ありがとうございました。 明日から、このコーナーでは ビッグなゲストを迎えて特別対談が始まります。 お楽しみに。 |
1999-11-06-TUE
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