露骨な映画宣伝部員になる人、 募集! |
『アナライズ・ミーは、まだまだ上映中!!』 『アナライズ・ミー』は、大絶賛上映中です!! と言いたいところですが、 少々苦戦が続いているようなんです。 ヘラルド映画のKさんによると 「公開初日、10時の初回に立ちあったのですが、 入りはいまいちだったんです。 初回は朝だし『次のお昼の回からお客さんが 入ってくる』、というのがこれまでの傾向だったので 期待していましたが、残念なことにそれほど 伸びなかったんです。 数日後、1日中立ち会ったときも同じでした。 読みがなかなか当たらないから難しいですねぇ……」。 ところが、一般公開してから劇場、映画館で観てくれた 読者がたくさんいるんですよぉ。 観てくれた人からは好評のメールが 送られてくるんですね。たとえば、 『アナライズ・ミー、初日封切りを制覇』 アナライズ・ミー上映初日を待ちに待って、 さっそく映画館で観てきました。 まず手始めに、恋愛もの&ファンタジー好きの女房を 露骨に勧誘して、眠たい、とあまり乗り気でないにも かかわらず、半ば強引に映画館の中へ。 すると、貧乏性の彼女のことだから、 眠るなどともったいないことはしないはず、との読みが まんまと的中し、終始スクリーンを観ることになったとか。 というより、映画にくぎ付けだったらしいのです、 あとで聞くところによると。 で、観終わってから、開口一番「おもしろかったね!!!」と、 眠気の吹っ飛んだ顔つきで感想を述べるのでした。 「デ・ニーロって、こわいマフィアや殺し屋 というイメージがあったけど、なんだかこの映画の中では、 普通の人で暖か味があったよね。観てよかった」。 どうです。アナライズ・ミー、やったじゃあないか。 と思いました。 僕も、観て、確かにおもしろいんだけど、 宣伝するのって難しいなと思ったのです。 ハートフルコメディなんて、ちょっと興味のない人には 説明できないですからね。 しかし、観たら確実におもしろい映画だということが 確信できました。彼女の家族とか、僕の友人とか、 うちの会社の人たちとかに宣伝しました。 私、宣伝活動を職業としているので、幸い、 効果的にアプローチできると思います。 というわけで、僕が考えたキャッチフレーズとしては、 『こんな時代、藁にすがるより、 アナライズ・ミー観よう』。 たじりえいじ 「観ると面白い!」 これ、合言葉のように、 ほとんどのメールに書かれてました。 ということは、映画館に行きさえすれば、 楽しい時間がすごせるってことですよね。 Kさん 「当初、マスコミなどにはあまり期待されて いなかったのに、ふたを開けてみたら、取材攻勢で ひっぱりだこでした。評価もガラっと変わりました。 もちろん“企業出張試写会”という画期的な 企画によって、すごくいい展開ができたからですが。 でも、公開が始まると高まった期待とは裏腹に、 観客動員は伸びないんですねえ……」。 うーん、確かに宣伝部員の一部からは 「宣伝方法が難しいかも」と言われてました。 映画の面白さを文や会話で伝えるのって むずかしいんですねぇ。 『見た、見た』 やー、見ました!見ました! アナライズ・ミー! っもしれーじゃん。 もっとお客さん入ればいいのに。 でも、映画館よりビデオで流行りそうな映画、 というのも、なんとなく分かりました。 関係ありませんが、 日比谷、有楽町近辺は、 お客さんの年齢層が若干高めなんですね。 日比谷側のほうが、なんか、映画好き、芝居好きの人が 特に多い感じで、雰囲気、好きデス。 金曜など、お昼前に、僕みたいなもっさりしたヤツとか、 中年のサラリーマン風な方とか、いわゆるカップルとか、 雑多にいるのは、なんか、のどかですね。 おば(あ)さん二人して、 「今度のメリル・ストリープの映画、見る?」 などと話しているのは、なにか、よいなぁ。 アナライズ・ミー、途中くらいから、 「ありあり?」と思ったことがありました。 シックス・センス見たときに、 「過去と向かい合おうとするヒトのお話」と書いたけど、 ややや。こっちも、山場へ来て、 そういう展開になるではないか。 比較するのもヘンだけど、両方を重ねて考えたとき、 「どうにも収拾のつかない状態を捉え直す方法を発見して 次の一歩を踏み出そうとする人たち」 という考えが浮かんできます。 自分とも関係あるなぁ・・・。 アナライズ・ミー見終わって 改めて読むと阿部さんとの対談、ヨケイ面白いです。 Tsurumi ほんと「お客さんもっと入ればいいのに」 って言いたいです。 ところで、見通しではどの程度の 配給収入になりそうなんですか? いい難い部分もあると思いますが。 Kさん 「そうですねえ(苦笑)。 それは、最後にちゃんとした形で発表できればな、と。 ただ、5億3800万円は難しいです。 今回、反省点もあるにはあるのですが、 この宣伝展開は、今までにないものでしたし、 収穫は非常に大きかったですから、 今後につなげたいですね」。 もちろん、またこういう機会がありましたら、ぜひっ!! 『見ましたよ! デ・ニーロの涙』 アナライズ・ミーをみました!! いやー、私は新宿のパラスで(2時40分から)みました。 14時15分くらいから並んで、20分くらいから 行列ができはじめて、おぉぉ! ならんでまっせー、 あー、ここにパソコンがあったら・・・ 「近況メールを送れるのにー」って思いました。 10分くらいの宣伝ののち、上映。 最初は、まったりとしたはじまり・・・、 だんだん細かいギャグがはじまり、うひゃ〜、つぼるよー。 特に、ボディガード役のジェリーが 私は大好きになりました。もう、サイコー。 病院にボスを連れていってさりげなく、 膝を棒で打ってたり、うっわー、細かいな芸が(笑)。 そのシーンから、彼にもう、首っ丈!! 彼が出ていたらそれだけで、もうおかしくて 笑っちゃいました。(かなり、あやしい) もちろん、主役の2人もサイコーに渋いし、かっこいいし、 楽しかったんだけど、わたしは、ジェリーを一押し!! 表情もいいなー。 脇を固めてる人に注目して見ると 映画も、芝居も何度も楽しめますよね! 映画を見てすがすがしく映画館をあとにしたのは、 久しぶりでした! いやー、あとで、クスッと思い出し笑いできる映画でした。 いやー、スカッとできましたよ!! では、私も近くの友だちに宣伝します。 では、では、さようなら。 みやっち アナライズ・ミーを見た読者から、何通か 『パニック症候群』、『パニック障害』についての メールが届きました。 1通はpostman@1101.comからにも紹介しましたが、 「また違った見方ができました」 というものでした。 みやっちさんのように、キャストやスタッフを見て 一層楽しむ方法もありますし、 映画の楽しみ方ってほんとうにさまざまですね。 次は、留学中の読者から。 『ADs』 観ました! Analyzing This! 邦題は「アナライズ・ミー」でしたか? 今僕は留学中で、レンタルビデオで観たのですが、 想像以上に面白かった。 期待してみるよりも、こういうなんとなく観て 面白い映画っていうのは、得した気分になります。 こちらの記事を見て、僕も観てみる気になった映画でした。 こちらの記事にもあったとおり、 アメリカでは宣伝自体が地味だったので、 どうも見に行く気をそそられずに、見逃したわけですが、 そう考えると、INTERNETの宣伝効果はすごいですね。 もちろん、そちらのサイトが面白く、 多くの人が見ているのが、ポイントなのですが。 すくなくともPCさえ持っていれば、日本語を理解できる 世界中のほぼ全員がこの記事を見る可能性が ・・・・そんなにすごくはないのか? なんにしても、 この映画を見る機会を与えてくださった事に感謝します。 日本語ではどのように訳すのかが、すごく気になるので、 12月下旬(もうすぐ卒業)まで日本で公開されてたら、 ぜひ観に行こうと思います。 映画の内容では "You are something, You are!" っていうところ最高! ほとんどラストシーンの刑務所での二人のやり取り。 本当にSomethingだっていう初めてのシーン。 そんで最後のシーン。 それまではデニーロの(ギャングのボスの) 口癖だったみたいなところがあるけど、 あのシーンではそれが答えだみたいな感じでした。 雰囲気のある映画でした。おすすめ! Kazuya Hatakeyama Kさん 「ビデオではなく、ぜひ劇場で観てほしい映画なんです。 あの絶妙の掛け合いを大スクリーンで見ていただくと、 スカっとするはずです。心地いいですよー」。 そうですよねぇ。 アナライズ・ミーはまだまだ公開中ですから (12月3日まで)劇場へ急いでくださいね。 そうそう、12月1日は映画の日ですよ! まだの方は、この機会にぜひ、観てください。 最後に、Kさんからお知らせです。 「前売券が公開直前になって急激に伸びたんです。 これはもう“露骨な宣伝部員さん”のおかげかな、 と思っています。 みなさん、たくさんの感想、宣伝活動を ほんとうにありがとうございました。 残り1週間、よろしくお願いします。 また、5億3800万円を達成できなくても、 別のプレゼントを用意してありますので、 ご期待ください」。 そうなんです。宣伝部員になってくださって、 ほぼ日宛てに感想メールを送ってくれた方にはもれなく、 ヘラルド映画から素敵なプレゼントがありますので、 お楽しみに。 Kさん 「面白い展開ができたので、私としては満足しています」。 Kさん、ほぼ日はまだまだあきらめないですよー。 (つづく) |
1999-11-26-FRI
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