

最近は、台湾の街中もクリスマス一色です。
デパートなどの商業施設を除いては
ツリーや電飾ではなく、
クリスマスの雰囲気を出す特徴があります。
首都客運という会社の市バスは
運転手さんがサンタの格好をしていて
これがただ着ているだけで、
なんとも台湾らしくて好きなんです。
サンタの格好をしていても、運転手は運転手。
陽気に子供に愛想を振りまかず
帽子の下から黒い毛がまるっきり見えていて
フェルトとワタの中間のような素材の
白い板状の二等辺三角形がぶら下がっていて
これを髭としていました。
飴を配ったりもしています。
余談ですが、首都客運は
他にも運転手が英語と日本語で一気に
突然アナウンスするサービス? などもあるんです。
車両も綺麗なのばかり。乗ってみてください。
こんな風に
台湾は空間がクリスマスというより
基本、人間がクリスマス。
チェーン店の餃子屋も
サンタの帽子やトナカイのツノをつけて
餃子を焼いています。
ついうっかり「陽気に餃子を焼いています」と
書きたくなりますが、これまたそうではない。
いつもの忙しそうな、
イキのいいガサッとしたトナカイです。
自助餐と言われる、台湾のお手軽バイキングも
紅白の三角帽をかぶったおばちゃんが
ずらっと横に並んでいます。
台湾はあったかいからか、素材が薄め。
帽子もヘタっとしています。
この様子なら真剣に探せば
サンタ姿で揉んでくれるマッサージ屋も
ありそうです。
私は毎年こんな台湾のクリスマスを楽しみにしています。