記憶って何だろう?
と見終わったあと、
長いこと友達と話しこんでいました。
記憶、記憶とぶつぶつ繰り返していたら、
いつしか「希望」という言葉が
くっついて出てきていました。
何でだかわからないけど、
記憶という言葉の対には
希望という言葉があるような気がしたのです。
でも、このふたつの言葉は
どこかすごく似ている気がしてならなくなった。
記憶が過去のものならば
希望は未来(=明日)のものです。
だから「明日の記憶」というタイトルは、
そのふたつの相対する言葉を並列上にもってくる
すごいタイトルだなぁと気づいたのです。
確かに作る側と見る側が向かいあってるのではなく、
まさしく「ベンチ」のように
隣に並ぶ不思議な映画だったような気がします。
それがこの映画の目的だったのかもしれないなぁ、と。
隣に座らせてくれてありがとう。とても暖かかったです。
映画をつくった人たちだけでなく、
私の今や過去、そしてこれからかかわってゆく人たち
みんなにこの言葉を伝えたいなぁと。
これが私の明日の記憶です。
(学)
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