自転車思想。
チャリンコは、未来そのものの顔をしている。

第17回 頭の中で鳴っている音楽 その2

こんにちは。

さぁ、今回は自転車音楽アンケートシリーズ第二弾です。
前回がロック編でしたので、今回はJ−POP編。
どんなの来てるかな?

お!今回一番多くの支持を集めたのは、
ドリームズカムトゥルーですね。
自転車とドリカムかぁ、なんでしょうね。
ポジティブな感じが強いからかな?

とりあえず、一部を紹介しま〜す。

> 走りながら目にとまったものが、
> キーワードとなります。
> 例えば。
> 女子高生が、同じように自転車に乗って
> 向かい側から走ってくる。
> 楽しそうに。
> すると、頭の中で
> 高校生
> ↓
> 10年前以上前の自分
> ↓
> 友達との帰り道
> ↓
> 歌を歌いながら帰ったっけ…
> ↓
> ドリカムを歌っていたな〜
> と、ま〜、しょぼい回想シーンが
> 頭をよぎるわけです。
> で、歌い出すのは
> ♪卒業してーからー、もう〜3度目の春ぅ〜♪
> (未来予想図U)
> でも、ここで、
> 「3度目か?????、ちっがーう、12度目だろう!」
> とひとりで突っ込みます。
> こういう、何気ない思考遊びが楽しいのです。
> 歌は、その1部です。


……なかなか忙しいですねぇ、けいこさん。
でも、確かに自転車に乗って、
あれこれと考えるのは楽しいことです!

> 朝はいつも遅刻しそうなので
> 自転車に乗ってる時はあんまり歌わないかなぁ。
> ペダルをこぐので必死だし。
>
> でも帰りはのんびり乗ってくるから、
> 結構うたいっぱなし。
> 最近は帰る時間には真っ暗で星なんかが見えるから
> そういう時は必ずドリカムの
> 「星空が映る海」を歌います。


と、reikoさんから、これまたドリカムに。
でも、慌ててると危ないから、
もう少し早起きできるといいですねー。

とまぁ、こんな感じです。
たぶん、けいこさんは僕とほぼ同世代。
微妙に懐メロなんでしょう、ドリカム。
わかるわかる。

世間一般に(?)自転車モノと呼ばれる曲があります。
日本のポップスではけっこう多いんですね。
これは、ポップス支持層の中でメインである、
10代の少年少女と自転車が、
彼らの生活の中で密接に関係してるからだと思います。
この辺、高校生でも堂々と自動車に乗るアメリカとは
大きく異なるところなんじゃないかと思います。

例えば、

> ゆずの、「夏色」が流れてます。
> 『この長い長い下り坂を〜
>  君を自転車のうしろに乗せて〜』
> って歌いつつ、ひとりで。。。


choroさんのご意見もそうですね。

> もう解散してしまったフライングキッズですが、
> 新しい自転車、という曲があって、
> なかなか感じ出てます。


けんじさんのご意見。
でも、残念ながら僕はこの曲知りません。

> う〜ん、やっぱモダンチョキチョキズの
>「自転車にのって〜♪」ってやつでしょうか?


とは、金城さん。
ね、けっこうあるんですよ。自転車ソング。

しかーし!
’80年代に青春を送った僕としては、
忘れてはいけない曲があるのです。
『自転車に乗って』ジッタリン・ジン。
あ〜、思い出すだけで甘酸っぱいぞぉ〜。
自転車ソングとしては代表的な1曲ですねぇ。

自転車に乗っているシチュエーションと、
特定の曲がリンクしているってのも、
たくさんありました。

> 「エノモトさんへ」
> 私はボニージャックスの ユーユーユー でした
> {廃盤で詳しくわからない}
> 昭和33年 三重県の尾鷲から矢ノ川峠{ヤノコ}
> 「今の地図には載っていないがバスも通っていた道」
> を越し潮岬を回って大阪まで走りました
> ほとんど砂利道で風が強く大変でした 
> でも この歌で足を規則的に動かし
> 無事帰ることが出来ました 
> 3月なのに日御碕から四国の雪も見えました
> 静岡新聞にも写真付きの記事が載りました


片平さんのご意見。
やはりねー、坂道とか、強風に向かって走る時は
何か歌ってないと辛くなりがちです。

> きつい坂の時は、プロレスとかK1とかの
> 入場曲風のがはまります


ようこさん。
これもわかるなぁ、
僕は『イノキボンバイエ』もけっこう好きっす。

> そうそう、向かい風がきつくて
> ペダルがなかなか進まないときに
> 口をついて出るのは、
> 「巨人の星」のテーマソングです。
> あの『思っい〜こんだら〜』っていうアレです。
> 巨人の星をリアルタイムで見てた訳じゃないのに、
> スポ根、ど根性というイメージがあるからでしょうね


ちえっちさんのご意見でした。
フフフ、口ずさんでるところが目に浮かぶようですね。

それでは、本日のシメ。
全文引用、ご期待ください!

> こんばわんば。
>
(エノモト注、この挨拶からしていきなり怪しい。)
>
> 自転車と音楽。
> では思い出深いのを1コ。
(エノモト注、もう何度も語ってるんでしょう。)
> 僕は学生時代、
> ロードレーサータイプのチャリンコで
> 東京のアパートから
> 鹿児島の実家まで
> 「帰省」を敢行したことがありました。
>
> その道中、
> 渥美半島の山奥かなんかだったと思いますが、
> ランナーズハイというかなんというか
> ものすごく気分が良くなってきて
> 僕はなぜか松崎しげる『愛のメモリー』を
> 大声張り上げて歌い始めていました。
> 「素晴らしい人生よ〜♪」なんてさ。
>
> 全くの山のどまんなか。
> 人影などありゃしない。
> で、遠慮なく
> 「限りない喜びよ〜
>  この胸のときめきを〜」。
>
> ところが、左手に突然民家が現れたのです。
> そこには農作業に勤しむご婦人が一人。
> 「ときめきを〜♪」という僕の大きな歌声に
> はっとして振り返ったご婦人。
> 歌いあげる僕。
> 目が合う二人。
>
> 僕はやむなく
> ご婦人のほうに手を向け、
> 「あーなーたにぃぃ〜♪」と。
>
> 本当の話です。
>
> あぁ本当に人生っていとおしいものだな。


染川さんでした。
コメント要りませんね。
読んで爆笑、想像して爆笑。
その後の状況を想像して爆笑。
さらに、それを(たぶん)遠い目をしながら語ってる
染川さんを思うとさらに笑えます。

それでは。

Ride safe!

2001-01-02-TUE

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