自転車思想。
チャリンコは、未来そのものの顔をしている。

第18回 頭の中で鳴っている音楽 その3

ちょっと遅くなりましたが、
あけましておめでとうございます!

いつの間にか21世紀。
僕たちは、結局木星にも行けないし、
銀色に輝く宇宙服も着てない。
もちろん、「タイムマシンにお願い!」なんて無理ですね。
いろいろなことがうまく行かなくって、
いろいろなことが先送りになってます。
そういった、さまざまないろいろを、
一気に変えるのは難しいし、危険性も高い。
ゆるゆると少しずつ変えることだってできる筈です。

より多くの人たちが、
自転車をもっともっと楽しんでくれることも、
やはりその中の一つだと信じたいですね。
同じような選択って、世の中にいっぱいあって、
そういったさまざまなものを
うまく”組み合せて””つなげた”『スタイル』が、
 「うぉ、カッコイイじゃん」
って言われるようになればいいなぁ、なんて思ってます。
とりあえず、"Ride safe!"
公道では、ね?

さてと、今回は自転車音楽アンケートの第3弾です。
幅広いレパートリーでお届けしますっ!

自転車に乗っててツライのは、坂や向かい風です。
僕と友人たちは、元旦の朝、初日の出を拝みに、
羽田空港の近くにある城南島というところに行きました。
雲の切れ間から昇る初日の出は最高にキレイでしたが、
その代り風は本当にキツかった〜!!
帰り道は疲労と風で、
全員無言のママゆっくり家に戻りました。

前回のちえっちさんに続き、こんなメールが来てました。

> 自転車で激坂に差し掛かると必ず
> 『水戸黄門』のテーマソングが
> 頭蓋内に響き渡ります。
> ペダルを踏み込むリズムで、
> 『じ〜んせいらっく〜あ〜りゃ〜‥‥』


やまざきさんのご意見。
やっぱり僕たちって、
「艱難を越えて歓喜に至る」ってのが好きなんですね〜。
さて、そういうスポ根大好きなのが
僕たち日本人であるならば……、

> ペダルを踏むと日本人の血が騒ぐのかしら。
> イタリア人ならペダルを踏むと
> オペラかカンツォーネか。
> ふにくり・ふにくら、ふにくり・ふにくら。
> フランス人はシャンソンかしら。
> アルゼンチン人はタンゴで。
> ブラジル人はサンバかボサノバ。
> ペルー人はコンドルは飛んでゆく。
> ってことは
> スペイン人だったら、フラメンコの
> 変拍子でもペダル漕げるのか。
> エノモトさんの世界の自転車仲間にも
> アンケートとってみてください。


と、nobiさんからのメール。
でも、僕が海外の膨大なネットワークを駆使して
諸外国民族事情を調べ、
解析している(大嘘)のが待ちきれなかったのか?
約20時間後にはまたしてもメールが!

> スペイン人からの報告を待ちきれず
> けさ、実験だ!
> とフラメンコを頭の中で鳴らして
> 自転車に乗りました。
> ・・・・・意外にも
> 安全運転保ちつつ走行できました。
>
> 緩急いろいろの拍子は
> ペダルを踏む足でとらずに
> 腰で感じて頭の中のリズムとあわせると
> 模範的自転車のりになれました。
>
> 頭の中のリズムと
> ペダルふみのリズムが連動している説は
> 早くも撤回されました。
> 考え深くない奴ですみません。
> また、仮説がたったら
> お知らせしてみます。
>
> 以上報告まで。


……、ご苦労様です(苦笑)。
またの報告、よろしくお願い致します。

ラテン系と言えば、これ。

> 10年と少し前、レーサーに乗り始めた頃、
> ビールの CM で使われていた
> Gipsy Kings の 「Djobi Djoba」です。
> 真夏に、あご先から滴り落ちる汗をみる感じながら
> ペダルをこいでいるとき、
> いつも頭の中でこの曲がかかっています。
>
> 真夏の炎天下、喜んで自転車に乗るのも
> 妙に映るんだろうなとは思いながらも、
> 幸せなときであり、体調のバロメーターです。


小幡さんはビール好きなのかな?
恐らく、汗をガンガンに絞って帰宅してから、
ビールをゴクゴクやっているのでしょうね。
いいなぁ。

> ヘッドフォンして自転車は
> 絶対に止めるべきだと思います。
> 耳も、時には目以上に、
> 情報収集手段として重要です。
> 私はやってみろといわれても怖くて出来ません。
> ぜひこのことも皆さんに問い掛けてください。


正直言うと、僕は昔やってました(汗)。
高校の時とか、
ウォークマンガンガン聞きながら爆走。
よく無事だったなぁ、と思います。
さすがに、今では僕も怖くってできません。
たまに、自転車のフレームにに小さいラジオを
くくりつけて聞いてますけど(笑)。

僕が小学校の頃、AMラジオを何となく聞いていると、
アナウンサーがこんなことを喋ってました。

 『ポール・モーリアの音楽って、
  晴れてても雨でも良く似合うんです。
  「今日はこんな天気ですから、
   ポール・モーリアをおかけしましょう。」
  って入れておくと、
  録音の番組も生放送っぽく聞こえるんですよ。』

(ポール・モーリアの音楽をを知らない方は、
 オフィシャルファンクラブのサイトへドウゾ。)

自転車でそういう気分の曲といえば、これですね。

> バートバカラックの
> 「雨にぬれても」を歌っちゃいます、
> 小さい声で・・・
> ♪Rain drops falling on my head~♪
> 自転車は乗るのもいじるのも好きですが
> 雨が降るとめげてしまいます、そこでこれを歌って
> ビショビショになっても安全運転で
> 微笑って家に帰ります。


という、てつやさんに対して、

> 矛盾してるけど、
> よく晴れてる日のサイクリングには、
> 映画「明日に向かって撃て」で
> おなじみの「雨にぬれても」が
> 僕のチャリンコ定番ソングです。
> カッコイイMTBなんかじゃなくて、
> ちょいとダサめのママチャリなんかで
> 川沿い辺りをブラブラしながら
> この曲を口ずさむと、
> なんともいえぬ幸福感に包まれます。


とは、藤田さんのご意見です。
そういえば、映画の中では雨は降ってませんでしたね。
それにしても、いい場面ですよね〜。
また、見たくなりました。

さらに藤田さん。

> 逆に、カッコイイMTBで街を疾走する時は、
> 「ペプシマン」のCMテーマソングを
> 口ずさんでます。
> 「チャッ、チャーチャラ、チャッ、
> チャーチャラ、ペプシマーン。シュワー!」
> 
> エノモトさんも是非。


りょ、了解っす。

長くなったので、次回に続きま〜す。

Ride safe!

2001-01-10-WED

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