自転車思想。
チャリンコは、未来そのものの顔をしている。

第19回 頭の中で鳴っている音楽 その4

こんにちは。

自転車音楽アンケートも、これで最終回。
今回が一番訳わかんないかもしれないなぁ。

やはり、お母さんが子供に歌うのは童謡ですね。

> 友達が
> 「昨日、びっくりしちゃった…。」
> と話してくれました。
> 道を歩いていたら、前から来る自転車の若い女性が
> 「かァーらーすー、なぜ鳴くのォ〜♪」
> と大きな声で歌っていたというのです。
> 一瞬、ギョっとなって振り返ると、
> 後部席に小さなお子さんが乗っていたそうです。
> それ聞いて「私もやってる〜!!」と私。
> 「気をつけな!見た人はびっくりするから!」
> とご忠告。
>
> でも今でも子供乗せると歌ってしまいます。
> こうなると気持ちもいいですしね。
> 最近は子らも歌えるようになってきたので
> 一緒にうたってます。
> もっぱら童謡なので、
> 前から見た人はやはり驚かれるのでしょうねェ。


yumikoさんのメール、
お子さんと一緒に歌ってるところ、目に浮かびますね〜。
我を忘れて、ガンガン歌っちゃってください。
母は強いのです!

> 幸いうちの2才9ヵ月になる娘は
> 自転車に乗るのが大好きで、
> 流れていく風景を楽しそうに眺めています。
> その彼女が、どうも自転車に乗っているときに鼻歌を
> うたっているようなのです。
> いつも同じ歌のようなのですが、
> なにせ2歳児、歌詞がメチャクチャなので
> 曲が特定できずにいました。
>
> ところで皆さんの住んでいる地域では、
> 夕方の5時になると何か音楽が流れたりしますか?
> わたしの住んでいる大田区の蒲田方面では、
> どこからともなく、
> <ゆうやけこやけでひがくれて>の曲が流れてきます。
> ある日、旦那が残業で遅くなるというので、
> 手抜きをしようと思った私は
> いつものように娘を乗っけて
> 自転車でお弁当を買いにでかけました。
> すると5時になり、お約束の<夕やけこやけ>が
> 聞こえてきたそのとたん、
> 娘が鼻歌をうたいはじめたのです。
>
> ははーん、と母は思いました。
>  「いつも自転車でこの曲歌ってたんだー」
> 首をたてにふりふり。
> 「歌詞が判らないから適当に作ってたでしょ。」
> また、首をたてにふりふり。
> そうなのです。彼女は毎日流れてくるこの曲が
> 耳について離れなくなってしまい、
> 自分で作詞までして歌っていたのでした。
> その後無事に歌詞を憶え、
> 今では鼻歌とは思えないようなでっかい声で
> 朝でも昼でも自転車に乗ると<夕やけこやけ>を
> 歌っています。なんかとっても楽しそうに。


長い引用をさせてもらったのは、ユカコママさんから。
か、可愛い〜!
うぅ、何だか寒い夜に、
よその家の一家団欒を窓越しに覗いてる気分だぜぃ。

> ちなみにうちの娘は鼻歌女王で、
> 遊んでいるときとかでも、
> ふんふんと何かしら歌っています。
> ちいさい頃からあっこちゃんの歌とか
> 聴かせてたからかなあ。


うわ〜、将来楽しみっすね〜。
ちなみに、矢野顕子さんも支持多いです。
これは、じゅんさいさんから。

> イトイ様。、これは著作権違法でしょうか?
> 題が思い出せませんので歌詞を書きます。
> (ごめんなさい)
>
> 『ホントの名前はマサル君。
>  会いたさみたさの夜の道ライト付けずに
> らったったた〜。』
>
>  ・・・軽快な歌詞とテンポが自転車にいいです。
> でも無灯火はいけません。私はしてません!


いけません。確かに。
でも、会いたくって会いたくって、
ダイナモを点灯するのがイヤなんだろうな〜。

> さて、私の愛車「ミヤタくん」に乗っている時に、
> 頭でかかるメロディは2曲あります。
> 焦ってたり、忙しい時には、「天国と地獄」!
> お天気が良かったり、呑気に走っているときには
> 必ず「ボギー大佐」です。
>
> 多分、子供時代、家で親が子供を焦らせるときに、
> アカペラで「天国と地獄」
> を歌っていたからでしょう。
> 「ボギー大佐」
> …別に好きな曲ではないんですが???


下村さんのご回答です。
ふむふむ、運動会の影響というのはないのかしらん?
クラッシック愛好家もいますねぇ。
あ、「ボギー大佐」は映画音楽か?

> 私は仕事中でも歌っちゃったりします。
> 自転車に乗ってる時なんかなおさらです。
> 普段趣味で合唱をやっていて
> メサイアとかレクイエムとかの宗教曲を
> ポップス調に歌うこともあります
> (車のうるさいところでは発声練習もします)。
> 次に多いのが童謡とかです。
> 天満宮の前を通るときなんかはそういう歌から
> 急に「とおりゃんせ」とかになったりします。
> あとは自作の歌ですね。
> ごくたまにふっとメロディーが
> 浮かんでくるんですよ。
>
> そこに歌詞をつけちゃう。
> すれ違った人とかを参考にシチュエーションを
> 勝手に作ってHAPPYな歌から哀愁歌までつくります。
> でも家に帰るとそのメロディを
> 全然覚えてないんです。
> あんまり意識してなかったけど、
> エノモトさんの話しを読んでから私は結構愉快な
> 時間をもってるんだなって思いました。


Mihoさんは、
クラッシック、童謡、オリジナルと、三連発。
自転車に乗りながら、
本当に楽しい時間を過ごしているようで、
アンケートを取った側としても嬉しいですね!

> 自転車に乗っている時、頭の中で流れる曲……。
> そうですねー、
> ほとんどが「自分で作曲した音楽」ですかね。
> あ、いや、僕ナルシストではありませんよ。
>
> 要するにどういうことかというと、
> 自分でその場限りの架空の音楽をでっち上げて、
> 頭の中で鳴らすんです。
> 行き当たりばったりなので、時にはクラシック調、
> 時には中国民謡調、時には能調、
> 時には……よくわかんない謎の音楽調。
>
> 実在の音楽を頭の中で再現することもありますが、
> でもどちらかと言うと「架空音楽」の方が多いです。
> ノッている時なんかは、「お、俺って天才!?」と
> 思えるような名曲ができますが、
> なにせその場限りなので、再現不可能なのです……。


……、たぶんそういうものなんですよ、002245さん。

ちょっとせつな系で、

> 予備校時代、焼けたアスファルトの匂いを嗅ぎ
> 夕焼けの中口ずさんだ
> ビリージョエルの「ストレンジャー」、
> 春、ぽかぽか陽気の中思わず口ずさんでいた
> 矢野顕子の「春咲小紅」。
> もう20年以上も前のことです。
> いまは、何も口ずさんでいないなあ。


ヒロタさん、僕はそういうアナタにこそ
歌を取り戻して欲しいっすよぉ〜。
世間には自転車に乗りながら、
恥知らずにも(!?)
こんなに歌いまくってる人たちがいるんです。
カラオケだけが歌の場所ではないはず!

ぜぇぜぇ、思わず熱くなってしまった…。
ではでは、最後に同じく熱いのを。

> それは高校3年生のときのこと。
> 文化祭間近のある日、
> 僕は下校時刻を過ぎても学校に残っていました。
> 写真部で販売する体育祭の写真の現像に
> 追われていたからです。
> 暗い部室の中で黙々と現像し続け、
> やっとその日のノルマを達成して
> テンションが上がっていました。
> 時間は夜の9時過ぎ。雨も降っていました。
> それでもその頃ハマっていた
> B'zの「ギリギリチョップ」を絶叫しながら、
> 自転車で猛ダッシュしていました。
> バス停でバスを待ってる数人の大人も気にせずに。
> そしてそのバス停を10メートルほど過ぎた頃、
> サビの部分の「ギリギリ〜」を叫んだ瞬間、
> 自転車のチェーンが外れ、脚をペダルに引っ掛け、
> そのまま派手に転んでしまったのです。
> 幸い車は通ってなかったのですが、
> 雨にぬれて左のひじとひざを怪我してしまい、
> 自転車を押して帰る姿は
> 悲壮感が漂っていたことでしょう。
> そんなことがあった後でも、
> 爽快に自転車を飛ばすときには
> 必ず「ギリギリチョップ」が頭に出てきます。


そういうケンさんのために今回は、

Ride safe!

ですね、やっぱ。


このたびのアンケートにご協力頂けた方、
なかでも、この場で紹介できなかったけど、
愉快なメールを頂けた方、
本当にありがとうございました!

Ride safe!

2001-01-11-THU

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