々木アナウンサーからの質問。 谷川俊太郎出張質問箱 inザ・冒険王 その1

『谷川俊太郎質問箱』の本に
「質問する人」として登場したガチャピンとムックが
「おいでよ!」と声をかけてくれたので、
8月28日、谷川俊太郎さんと糸井重里は
フジテレビ本社で開催されていたイベント、
「ザ・冒険王」のステージに向かいました。



5歳のガチャピン、ムックと
75歳の谷川さんと58歳の糸井、という
奇妙な取り合わせのトークイベントの進行役は、
フジテレビの川野良子アナウンサーです!
夏休みの終わり、たくさんのお客さまが
ステージをたのしんでくださいました。
今日から6回連続で、
そのもようをお伝えします。

川野 詩人の谷川俊太郎さん、
コピーライターの糸井重里さん、
そして、ガチャピンとムックが登場する
トークイベントを行いたいと思います。
題して「谷川俊太郎“出張”質問箱」です。
本日進行を担当いたします、
フジテレビアナウンサーの
川野良子と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

ガチャピン ハーイ。
ぼくは、ガチャガチャピンピン、
元気なガチャピンです。
実はこの前ね、糸井さんと谷川さんに
ビスケットパーティに呼んでもらったので、
今日はふたりをお台場に
ご招待しちゃいました!
ムック はいはいはーい、みなさん、こんにちは。
わたしはムクムクムックリの
ムックでありますぞ。
よろしくぅ〜。



谷川 こんにちは、谷川俊太郎です。
普段は詩を書いてますけど、
ときどきこういう人たちに呼ばれて、
こういうところに遊びに来ます。
どうぞよろしくお願いします。
糸井 糸井重里です。
今日は、谷川さんの新刊の
出版社の社長としてまいりました。
ガチャピン 社長ぅ!
川野 では出版社社長の
糸井さんにお訊ねします。
『谷川俊太郎質問箱』というのは、
どんな本なんですか?
糸井 この世の中にはね、きっといろんな人が
いろんなことを疑問に思っていたり、
人に訊きたいと思っていると思います。
でも、ちゃんと答えてもらえる
機会や場所って、なかなかないんです。
ガチャピン ないよなぁ!
糸井 そういう疑問について、
詩人の谷川俊太郎さんが答えたら
どんなふうになるんだろうという連載を
「ほぼ日」でやってみたら、
妙におもしろくなったんで(笑)、
これを本にしてしまえ!
ということになったんです。
詩人の谷川さんが、みんなの
いちばん仲のいいおじさんのようになって
答えてくれたような本です。
ガチャピン 本の中で、
「ぼくたちの絵本を作ってちょうだい」
ってお願いも、しちゃったんだよ。

川野 ガチャピンとムックの絵本ですか?
ムック そうなんです。
お願いしますぞ!
谷川 絵本を作るためには、
ガチャピンとムックに
話を聞かないと書けないから、
ふたりのことを聞かせてもらわなくちゃ。
そのうちいろいろと
インタビューさせてもらいますよ。
ムック ですね、ですね。
ガチャピン ウフ、やったね、ムック。
川野 ここで、谷川さんと糸井さんに
お願いがあるんです。
実は『谷川俊太郎質問箱』を読んで、
私の周りに「自分も質問をしたい」という
人がおりまして‥‥
質問を預かってまいりましたので、
お答えいただいてもよろしいですか。
谷川 はい、いいですよ。
川野 まずはアナウンス室から、
こちらのVTRをごらんください。


谷川さんの詩を読んで
育ちました、佐々木恭子です。
質問ができてすごくうれしいです。
さて、質問です。
人は、歴史を勉強するのに、
なぜ利口になっていかないんでしょうか。
教えてください。
よろしくお願いします。
糸井 おおお。
川野 佐々木恭子アナウンサー、
なかなかまじめな質問ですね。

(つづきます)
2007-10-10-WED