川野 |
今日、ステージを観覧してくださっている
みなさまのなかで、
質問をしてみたい方は
いらっしゃいますでしょうか。 |
ガチャ
ピン |
会場のみんな、
谷川さんに質問できるなんて、
めったにないことだよ。 |
ムック |
そうだよ、いいチャンスだよ!
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川野 |
はい、じゃ、そこの
男の子、どうぞ。 |
ムック |
元気いっぱいだ! |
男の子 |
カトウといいます。
7歳です。
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川野 |
客席でお母さんが
微笑んでいらっしゃいますね。
カトウ君、質問は何でしょう。 |
男の子 |
えっと、
どうやったらお母さんたちに
怒られないんですか? |
ガチャ
ピン |
そうだよなぁ。 |
川野 |
いつも怒られちゃう? |
男の子 |
はい。 |
谷川 |
じゃあさ、
お母さんの悪いところを一生懸命探して、
君が先に怒っちゃえばいいんじゃないかな。
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川野 |
お母さんに悪いところ、ある? |
男の子 |
たまに、機嫌が悪いって
怒っちゃうことがある。
それで謝ったり。 |
谷川 |
ああ、自分で悪いって
わかってるんだね、お母さんは。 |
男の子 |
あとから謝っても、
もう遅いんじゃないかなあ。 |
ムック |
(笑)だよな。 |
ガチャ
ピン |
かわいい(笑)。 |
谷川 |
どうしたらいいんだろうね。
糸井さんは? |
糸井 |
ぼくはなぜか、大人になっても
ずっと怒られつづけている人間なので(笑)、
カトウ君と同じで、
その答を探してる立場です。
きっと謝りつづけるしか
ないんじゃないかな。 |
谷川 |
うん。 |
ガチャ
ピン |
そうだね。
ママの機嫌が直るまで謝る。どうかな。 |
谷川 |
でも、口で謝るだけじゃ
謝る気持ちが
なかなか通じないかもしれない。
だから、ママが喜ぶようなことをする、
というのは、いいかもね。 |
川野 |
あ、それがいいかもしれない。
ママのお手伝いはよくしてる? |
男の子 |
してます。 |
谷川 |
ああ、偉いじゃん! |
男の子 |
お皿を出してます。 |
谷川 |
おお‥‥!
そうだ、とっておきのいい方法があるよ。
怒られたあと、
チャンスをみて、
熱烈にハグしちゃえ! |
糸井 |
おお‥‥!
(つづきます!)
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