谷川俊太郎さんがほぼ日刊イトイ新聞で
読者のみなさんから届いた質問に答えた連載
「谷川俊太郎質問箱」がもとになり、
新たに書き下ろしと糸井重里との対談を加え (ほぼ半分の内容が
本のための書き下ろしです)、
一冊の本になりました。
質問と答えは、一問一答形式で
区切りよくページに収められていますから、
どこを開いて読みはじめても大丈夫です。
お手もとに置いて長く親しむ一冊になるように、
網代綴上製のしっかりとした装丁です。
ひとつひとつの質問や答えがひと見開きで目に入るように
A5版変形サイズ(148mm×194mm)に収めました。
どこから読んでもどこでやめても、ちょこちょこ拾い読みしても
たのしめる本です。
紺碧の海を思わせる、青い紐のしおりもついています。
表紙カバーはクラフト紙に白の箔押しの特殊な印刷で
『谷川俊太郎質問箱』の世界を
いつでも味わっていただけるような外観にしあげました。
また、カバーをはずしたときにあらわれる「表紙」は
書籍に使用するにはめずらしい、つるつるしとした薄手の、
独特の風合いのやや透ける紙を使用。
そこに『谷川俊太郎質問箱』の「しろくま君」が
レイアウトされています。
また、表紙の厚紙と本文紙のサイズがほぼ同じの
「チリなし」と呼ばれる装丁デザインですので、
手に持って開いたときに、
ふつうの本とはちがう印象を
味わっていただけるのではないかな、と思います。
贈りものにもたいへん向いています。
総ページ数192ページのうち、173ページがフルカラーです。
イラストレーター江田ななえさんの描く、
『谷川俊太郎質問箱』の世界の住人たちが
それぞれの質問に寄り添うようにあらわれます。
教科書に載る詩人谷川俊太郎と
コピーライターとしての糸井重里が
「言葉について」「詩について」
『質問箱』の本をベースに正直に語りきった
7500字の対談が、本の巻末についています。
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