BOOMERANG
ブーメランのある暮らし。

第86回 旭川世界大会への道<その4>


ハロハロ!ってことで、第4回目です。

団体戦も終わって、今度は個人戦。
団体戦が5位という不本意な成績だったので、
個人戦は気合いを入れ直して挑んだのだ。



個人戦は6種目を2日間に分けて行います。

その1種目目は、5回キャッチするまでの早さを競う種目。
トギーはやる気が空回りして振るわなかったものの、
同じチームの日本人選手が、日本新記録で4位!
ちなみに1位と4位の差は0.26秒でした。
惜しいっ!

2種目目は、投げたブーメランの滞空時間を競う種目。
風に苦戦を強いられた(言い訳)トギーは、
25秒ちょっとしか飛ばせず、あえなく撃沈・・。
そんな中、日本人選手が45秒の記録を叩き出し、
堂々の世界1位に!
個人戦種目別で日本人が1位になったは初めてのこと。
先を越されたのだ~。

3種目目は、「飛距離」「正確さ」「キャッチ」を競う、
最もブーメランらしい種目。
出来るだけ遠くへ投げ、戻ってきたブーメランを
投げた地点に出来るだけ近いところでキャッチすれば、
高得点になるのだ。
それを5回繰り返して、合計点の高い人が勝ち。

風の強さが安定せず、風向きもコロコロ変化。
他の選手が悪戦苦闘する中、トギーの1投目は
50メートル飛んで、一歩も動かずにキャッチ!
風にも負けない満点スタートに思わず雄叫びです。
2投目もまずまずの出来。
3投目はちょっとしたミスで、
かなり前方で失速したため慌ててダッシュ。
と、急に風が強くなって、なんと再浮上。
今度は急いで引き返し、後転しながらキャッチ。
するとそこは投げた場所で、またも満点!(笑)

4投目、5投目もそこそこの結果が出て、
合計記録はなんと日本新っ!!

あれ~?
あれれ~?
もしかして、もしかすると、現時点でトップ??

その後、有力選手も風を読み切れず脱落していき、
最終組の前回優勝者も風を捉えきれずにトギー以下。

ってことは!

ん!?

もしかして?

なんとーーー!!

世界一になっちゃいましたーーー!!

とうとうやっちゃった。

どうしよう。



その後の4種目目以降も日本人選手が好調で、
次々に日本記録が飛び出し、
結局、6種目中3種目を日本人が制しました。


ってなことで、
トギーは自身最高成績「個人戦種目別世界一」になり、
自分でデザインした優勝楯をゲットしちゃったのだ。
まさか、自分の手元に楯が戻ってくるとは・・・。
いやはや嬉しい限りです。


さて、次回は世界大会を振り返って締めくくります。


トギー(栂井靖弘)
KBN(関西ブーメランネットワーク)
http://www.kbn3.com

2006-08-14-SUN

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