秋の風が吹くなか社用車で十番商店街へと向う。
気が付けば十番商店街もすっかり
秋の色になっていて、八百屋さんの店先にも、
栗や松茸やかぼちゃが並んでいた。
ならば魚可津さんにだって
秋のお魚が並んでいるに違いない。
そう、秋のお魚を取材にいくのだ!!
実は魚可津さんの皆さんに
お会いするのは十番祭り以来。
私のことを店長さんが忘れてしまう前に
魚可津さんに行かなければ。
●しめさば (締め鯖 19画)
¥1800〜2000/松輪産
おいしく食べるには塩焼き、味噌煮がgood。
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『魚可津』 電話03-3401-8272 営業時間 AM8:00〜PM7:30 定休日 水曜日 地図 |
<麻布十番 万華鏡屋篇>
今日、麻布十番早見マップを見ていたら突然
「万華鏡」という文字を発見。
どうしても気になるので麻布十番マップを
片手に社用車を走らせてみた。
『カレイドスコープ昔館』は麻布十番に
5年ほど前にオープンした
日本ではまだ唯一の万華鏡専門店。
たくさんの万華鏡
(転載を禁ず) |
お店の中は初めて入ると雑貨屋さん?、
それともヨーロッパ調の家具屋さん?
と思ってしまうくらい、
さまざまな万華鏡が並んでいる。
800円のスティック形のものから
なんと300万円するものまで!!
天体望遠鏡みたいに大きなものから、
ペンダント形のもの、円形のものやステンドグラスのもの、
4人が同時に見られるもの
などなど、大きなもの小さなもの、色も形も全く違った
400種類もの万華鏡がある。
変わった形の万華鏡も多くて、
インテリアにしても十分なくらい万華鏡のアート性は高い。
どれも素敵なので、
本当は全てここで写真と一緒に紹介したい
ところだが、どうやらそれはできないらしい。
まずは数が多すぎること、
それからお店のスタッフのお兄さんに
「万華鏡はアートなので著作権の問題がありまして。」
と言われてしまったからだ。
こんなわたしが万華鏡のアートについて
勝手なことを語らないように
原稿のチェックまで必要ということなのだ。
しかし万華鏡に著作権があるとは驚いた。
アメリカなどでは万華鏡のデザイナーがいて、
あのすばらしさは
偶然ではなくちゃんと計算されているものらしい。
でももしそのデザイナーさんが
イトイ新聞に紹介されている
自分の作品を見て、
「ちょっとそれは著作権の問題が・・・」
なんていってくれたら
「海外の万華鏡デザイナーが
イトイ新聞を見てくれてる?」
なんてちょっと嬉しい気もするけれど。
300万円の品。
(転載を禁ず) |
でもとにかく万華鏡がアートという感覚は日本にはない。
日本では小さい頃に見た赤い千代紙で巻かれた万華鏡が
最もポピュラーだから無理もないけれど、
「万華鏡がアート」
ということが私にとっての一番の驚きだった。
誰でも『カレイドスコープ昔館』に行くと
万華鏡に対する考えかたを一挙に覆すことができる。
しかしお店に来るお客さんは
小学生から80歳くらいまでと幅広く、
コレクターもいて全国からお客さんがやってくるというから
日本でも「アートな万華鏡」は
知る人ぞ知るアイテムなのだ!!
私もまだ出会って間もないのだが、
日本では「アートな万華鏡」を
知るひとが少ないことをちょっともったいなく思った。
まあ万華鏡はもともと1816年にスコットランドの物理学者
デヴィット・ブリュースターが生み出したもので
イギリス貴族のおもちゃだったと
いうから無理もないけれど。
ということで我が社にもビーズの
入った筒形の万華鏡1200円と
景色の見えるテレイドスコープ
1200円を持ち帰ってみた。
どちらもオーソドックスな万華鏡ではあるが、
かなりの人気を集めていた。
みんな、自分の世界に没頭しながら口々に「きれい!」、
「すごい!」、「おもしろい!」と叫んでいた。
アンティークな感じがいいなあ。
(転載を禁ず) |
万華鏡の小さな穴から広がってゆく世界は本当に無限。
くるくると万華鏡を動かしていると
永遠に違うものがみえてきて無限の魅力に
引き込まれてしまう。
それにしても万華鏡は英語で
「カレイドスコープ」。
語源はギリシャ語の
「美しい」、「形」、「見る」からきている。
でもなんで日本語では「ま・ん・げ」鏡?
どうも名前がよくないような・・・。
漢字じゃないとちょっと
意味がわかりにくいんだけど
これも江戸時代の学者によってちゃんと
名付けられたわけだし。
「万の華が見える鏡。」意味は
間違っちゃいないけど、
わたしだったら「まんか鏡」にするけどな。
「まんげきょうみた?」
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『カレイドスコープ昔館』
106-0045
港区麻布十番2-13-8
tel/fax 03-3453-4415
11:30〜 19:00
12:00 〜 18:00
年中無休 |
今日も、まだ地球はまわっていた
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