愛されない虫の広場

第6回

さあ、今回は、いきなりぶっとばしますよ。ふっ。
覚悟はいいですか?! それっ!



第5回の三好さんのお話で思い出しました。
大学生のころ、隣の研究室が「虫」の研究をしていました。
虫と言っても、蝶とか甲虫とかのメジャーなものではなく、
ヤスデとかダニとか土の中にいる小さな虫達です。
で、そこの教授が料理が好きで、
研究室には色々な食べ物や飲み物があって、
スズメバチの焼酎付け(男性によく利くそうです)とかを
飲ましていただいたりもしました。
(おいしくなかったです)

そんな研究室で一番変わった食べ物は、
ダンゴムシ炒めでした。
私は残念ながらその場にいなかったので
食べられませんでしたが、
作り方を教わったのでここに紹介します。

作り方は簡単で、
森からとってきたダンゴムシを2〜3日、
餌をやらずに置いておきます。
フンが出きったころを見計らって、油と塩で炒めます。
ビールのつまみにちょうどいいと言う話でした。
勇気のある方、ぜひ試してみて下さい。

尾関 哲史



へなへなへなへな……。
またもや、尻の力が抜けました。
河童に尻子玉抜かれるというのはこのことか、
というくらいの脱力です。
あー。(脱力のため息)
あの、尾関さん、やっぱり、そのダンゴムシは、
「まんまる」になっているんでしょうか。
それとも、「ひらき」というか、
「もういいのどうにでもしてっ!」
というように、おなかなんか
見えちゃっているんでしょうかねえ。
どのみち、いやだ……。いやだったらいやだ!

そういえば前に、テレビで、「食用ゴキブリ」
というのを放映してたのを思い出しました。
チャーハンの具になってました。
あのギザギザの脚や、コーラ色した羽が、
ゴハンの間に見え隠れしていました。

虫、食べるのって、やっぱり勇気がいりますよ。
日本でも、ハチノコとかイナゴとか食べる地方が
あって、それは「高タンパク源」であるとか、
そういう「納得できる理由」があると思うんですが、
「ダンゴムシ」には、あるのか?!?!
ない!!! すぴーっ!(鼻息)

興奮してしまいました。
でも、おなかこわすといけないから、皆さんは
まねしないでくださいね。

(でも、油で揚げたら、カリポリッ、と
 食べられなくもないような気がしないでもない)

続いてはムカデ退治と父ちゃんの男気の話です。



ムカデ、数日前に遭遇しました。
三好さんの体験からすると遥かに可愛いもんでした。

深夜、家人が寝静まって、やっと入浴。
体重チェックも終わり、お風呂のガラス戸を開ける。
と、なんと、レールの向こうタイルの上に、
手のひらサイズの大ムカデが・・・・・。
うげー、と思いつつも、隣の家人は寝ているし、
とにかく、私は全裸なのだぁ。
 (註:この方は女性です)
でも、心はお風呂に入りたい。
今更、引き下がる訳にもいかないし。
入浴中にどこからか現れた時は、まだ平静なのだが、
今回は、とにかく、行く手を阻んでくれている。
脱衣所には、洗剤が無数ある。
漂白剤あたりが効きそうだが、とにかく、
とろーっとかけていたのでは、こっちが危ない。
彼を変に興奮させてはいけない。
で、お風呂の中のスプレー式のマジックリンをかけ、
とりあえず、彼を泡で包んでしまった。
よし、ここで、熱湯、と思い急いで、
熱湯シャワーをかけたが、彼がもがいて、
浴槽に突入しようとしている。
私のお風呂ーーーーーーー。
すのこを上げて、排水溝の蓋を開けて、
彼をそこに流すしかない。
シャワーではどうにもならないので、
側にあった風呂桶で、彼をとにかく、排水溝に押しやる。
間違っても、側面から私の手に戻ってくるなぁーーー。
流れろ、落ちろーーーーー。
蓋、蓋、スノコ、スノコ。戻ってくるなぁ。

で、やっとお風呂に入れました。
でも、映画のラストカットのように復活してくるのが、
怖くって、カラスの行水となりました。

昨日は、階段の壁に10センチのムカデを見つけました。
この間のよりは、随分小さい感じがしたのですが、
寝ていて、モゾと来られるのも嫌なので、
父に退治をお願いしました。
さっすが田舎者、火ばさみで、すっと掴んで、
持っていきました。

だんだんと、父親が尊敬できなくなったりするのですが、
いやぁー、かっこいい、とうちゃん、あんたはエライ、
って心の中でつぶやきました。
結構、本人も英雄気取りなのでした。

それにしても、ムカデの話に女性のレスが
多いような気がします。
気のせいかなぁ。

桃子



おー。なんだかハードボイルドを読んでいるような
疾走感を感じました。
ぼくも風呂でゴキさんとかに遭遇すると、

1)シャワーで熱湯攻撃し
2)あるいはシャンプーで足止め攻撃し、
3)排水溝のフタを取ってから、
4)おもいっきり流す攻撃

を完遂します。
「熱湯」は効きますよ。ちゃんと命中すれば、だけど。
(やけどに注意)

それにしても、桃子さんちの父ちゃん、
かっこいいっすね。
火ばさみですよ?!
それも、「すっ」と掴んじゃうんだなあ。
まねできない。

あ、桃子さん、ムカデの話にかぎらず、「虫」には
たしかに女性からのメールが多いです。
次のおたよりも、女性からのもの。
これは、「覚悟系」ですよ。いいですね? GO!



私は1度「ゴキブリの木」なるものを見ました。
今から10年ほど前の夏の日の事です。
場所は大阪、中之島図書館の近くです。
閉館後、中之島公園を歩いている時、
その頃付き合っていた彼(今の主人)が
「ちょっときてみ(大阪弁)」というので
不審に思いつつ行ってみたのです。
近くによると何かしら黒く光るものが....
さらに近くに寄ってみると何かしら黒いものが
動いている....
?????

それは木の幹にびっしりうごめいている
「ゴキブリの木」でした。
それが何の木なのかは今もって不明です。
とにかく一目散に逃げました。
恐ろしくてその後一度もその付近には近づいていません。
その木の近くにはちょっとホームレスはいったおっちゃんや
若いカップル、いろんな人がいました。
彼らがその木の存在、ゴキさんたちの存在を
知っていたのかどうかわかりません。

ゴキブリとはあのように群れをなすものなのでしょうか?
昼間は一体奴等はどこに潜んでいるのでしょうか?

「ほぼ日」を読んでいてふと10年前の事を
思い出してしまいました。

これから暑くなりますね。
ゴキさんもより一層ご活躍されるいやな季節です。
皆さんもくれぐれもお気をつけ下さい。

MATSUKIYO



…………(脱力している)。

そろそろ、ゴキさんの季節ですよねえ。
もう、小さいのがちょろちょろ出始めてます。
夏は好きなんですが、ゴキさんだけは勘弁してほしい。
蚊はがまんする。
ハエも、いたしかたない。
カエルもトカゲもウエルカム。
だけど、ゴキさんは、どうにかしてほしい。
そう思っている人は、ワタシだけではないはず。

そんなおり、恐怖の都市伝説なメールをいただきました。



このまえ、怖い話をテレビで聞きました。
某ゴキブリ駆除器には、何千個かに1個の割合で、
製薬会社が秘かに開発したスペシャルなものが
売られているそうです。
これがものすごく、ゴキブリが大好きな餌を
仕込んであるため、それをセットしておくと、
家中どころか町内会全体のゴキブリが
全部その駆除器を目指して集まってくるというのです。
もう、茶色いゴキブリの川ですよ。ぎゃあ。
そんなもん、うっかり買っちゃったらどうすんのよ。
私はぜったいにその駆除器、買いません。

マチコ



こ、これはホントーでしょうか?
ホントだったらすごい。
「町内会全体」というのもすごい。
ゴキブリの町内会。会長は誰だ。
会の寄り合いには顔を出したくない。
そんな町内会がまるごと、あなたの家を目指して!

…………考えたくもありません。

わかった。「ゴキブリの木」には、それに気づいた
人が、その餌を木のところに捨てたんです!
そうだ。そうにちがいない。

ところでぼくの家のパソコンのスクリーンセーバーに、
「bugs」っていうモジュールが入ってます。
画面全体に虫がはいまわるんですよ。
設定でゴキさんだけにすることもできる。
あなたのモニタがゴキさんだらけ!
本物がまじっててもわかんないくらいリアルで、
(それ、怖いよねえ。本物と混じってたら)
怖いもの見たさに、ついつい設定してしまいました。

……だんだん気分が悪くなってきました。

というところで次回!

1999-05-19-WED

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