2人以外に何かがいて欲しいっていう 思いっていうのは、 それほどなかったような気がします。 |
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じゃあ、逆に言うと、 2人だから招き入れられるみたいなことは? 1人だったら無理だったかも、みたいな。 |
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あ、そこは、まぁ、 今だから言うのかもしれないんですけど、 1人でも猫とは暮らしてたかもしれないです(笑)。 |
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ふふふ(笑)。 | |
笑ってらっしゃいますよ。 | |
それはたぶんウソです。 | |
そう? | |
ウソです。 | |
あ、わかんない。もう「ナロがいる」のが今だから。 今は絶対飼うもん、だって(笑)、1人でも。 |
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今はナロちゃんを愛してる たかしまさんだから言うんですよ。 |
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そう、そうです、そうです。 | |
そうかなぁ。そうか。 | |
それ以前のたかしまだったら、 言ってないと思うんです、それは。 |
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コロは飼ってたと思うよ。 | |
コロ、‥‥ロボット。 | |
だって、手が掛からないもん。 | |
あ、そうか。 | |
やっぱりね、あのぅ、そうは言っても、 たとえばブタフィーヌさんは、 実際に命のあるものではないけれども、 ただ、命があるかないかっていったら、 ありますよね? |
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はい。 | |
あるんだけど、 生身の一緒に生活を共にする仲間としての ブタフィーヌさんは、 おじさんと一緒に暮らしてるわけであって、 たかしまさんと一緒に 暮らしてないじゃないですか。 |
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はいはいはい。 | |
そして、コロも、 命あるものというふうに思いますが。 |
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はい(笑)。 | |
思うんだけど、 ‥‥やっぱり違いますよね? |
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そうですね(笑)、 まぁ、機械的な興味も 多分にあってってことですね。 |
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ねぇ。そこはやっぱり本当のことを言うと、 同列じゃなくて。 |
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(笑) | |
体温があって、命があって、 小さくて、弱くて、 自分たちがしっかりしないと、 とんでもないことになっちゃうものじゃないですか。 生き物と暮らすって。 |
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そうですよね。うん。 | |
子どもを持つということは 考えたことはありますか。 |
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2人の間に? | |
はい。 | |
ぶっちゃけた話を言うと、 子どもをもつことはないと、 決めていました。 |
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子どもを持つっていう生活の スタイルじゃないことを 選んでいたわけですね。 |
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はい。一緒に暮らし始めたときに、 その話をして。 |
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決めていたんだ。 | |
はい。 | |
ナロちゃんはどうですか。 | |
うーん・・・・。そうですね・・・・。 まず、ナロを迎え入れるときには、 子どもと同列には考えてなかったんですよ、 イメージとして。 ただ、ナロが来て、 2人でナロを迎え入れて 3人で暮らすようになってからは、 なんとなく、なんだろう、 ちょっと子どもと被るイメージを 持つこともありますね。 |
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たかしまさんは、 前のインタビューでも聞きましたけど、 離れて暮らしてるお子さんがいらっしゃる。 |
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はい。 | |
僕(シェフ)は子どもを持たないので、 想像ができないんですけど、 その、「子どもと被るイメージ」っていうのは、 どのようなことなんでしょうか。 |
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うーん、そうですね、 まずはとにかく、なんでしょうね、 「見守ってあげなくちゃ」じゃなくて、 「見守ってあげたくなる」みたいな。 無条件に保護したくなる。 保護したくなるっていうって言葉は違うかなぁ。 |
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「保護者」という言葉がありますから 間違ってないと思いますよ。 |
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照れくさいですけど、なんか 「愛」的なものを感じるんですよ、 「じわーん」みたいな。 |
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「愛」としか言いようがないと 僕も思います、それは。 |
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はい。 | |
糸井が言うんですが、 「名付けようのないものを愛と呼ぶならば」 っていう、そういう意味での 「愛」かもしれませんね。 |
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はい。そういうものを感じて、 「あ、これは息子が生まれたときに 感じてた気持ちに近いよなぁ」 と、思ったことがありますね。 |
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中村さんはどうですか? | |
うーん・・・・。私は、その 「仔猫を飼いませんか?」 っていうメールを友達から貰ったときに、 付いていた写真で、 「あ、もうこの子は飼わなければ」 と思ってしまったので。 |
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あぁー。もっと直感的なんだ。 | |
もうそこから、いかにたかしまを説得するか、 みたいな感じに。 |
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え、反対されると思われたんですか? | |
反対っていうか、たぶんまぁ、 それまでの暮らし方からして、 たかしまは何もしないだろうし(笑)。 |
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(笑) | |
考えられないですね、今思うとね(笑)。 | |
(つづきます!) |
2010-12-16-THU |
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