#36
お寿司のようなバッグ、登場!
2011/09/27

アッキィさんのお店、
デイリー・フレッシュ・ストアの池田さんから、
「できましたよ、アレ、できましたよ」
と情報をいただきました。

「アレって、なんだっけ?」
そう思っていた我々に池田さんは
さらにこう付け加えました。

「以前、お話していた
 お寿司のようなバッグができたんです」

「あぁ、アレ!」
そうなんです、我々、前回ご紹介した
「HITOME☆BOREN」の新色の話を
池田さんから聞いたときに
「今度、お寿司のようなバッグ作るんです」
と聞かされていたのでした。

「でも、お寿司のようなバッグって
 いったい、どんなバッグなんだろう?」
というわけで、早速取材させていただきました。

お相手くださったのは、アッキィさんと
「お寿司のようなバッグ」の製作にたずさわる
社会福祉法人ウィズ町田なないろの
永友亮児さんと福田明男さんです。
では、お三方よろしくお願いいたします!

ほぼ日 なんでもお寿司のようなバッグができたそうで。
アッキィ そうなんですよ。
まぁ、説明するよりも
見てもらったほうが早いでしょうから
お見せしちゃいましょう。これです。




ほぼ日 わわわ、なんだこれ!
アッキィ 寿司っぽいバッグ。
その名も「SUSHI☆BAG」です。
ほぼ日 わぁ、本当に寿司っぽい。
とくにこの斜め45度からの角度が
寿司っぽさ全開ですね。
アッキィ 上から、シルバーのKOHADA、
ピンクのTORO、
そして赤い大きめのドットのTAKOです。
ほぼ日 ふふふ、ネーミングもド直球。
ん? でも、この形、
どこかで見たことある気が‥‥。
アッキィ 以前出して好評だったメッセンチャリバッグ、
あれを大きくしたものなんですよ。
ほぼ日 あぁ、なるほど!
どうりで見たことあると思った。
アッキィ 前回のメッセンチャリバッグは
B5サイズのノートが入るサイズだったんですが、
今回の「SUSHI☆BAG」は
B4の写真集などがスッポリ入るサイズなんです。
ほぼ日 じゃあ、けっこう大きめのものでも
ラクに入っちゃいますね。
アッキィ 13インチくらいのノートPCくらいはいけますよ。
iPadやほぼ日手帳が収まるポケットもついてます。
ほぼ日 中身がゴチャゴチャせずに
スッキリと整理できますね。
アッキィ この「SUSHI☆BAG」は
「オモウガママバッグ」や
「メッセンチャリバッグ」を手がけてくださった
社会福祉法人ウィズ町田なないろさんに
またお願いしてるんです。
それで、今日、職員の永友さんと
実際に作業をされている福田さんに
お越しいただいたというわけなんですよ。
製作に関することは
おふたりに話してもらおうかと。
ほぼ日 なるほどなるほど。
では、永友さん、福田さん、
今日はよろしくお願いいたします。
永友、福田 よろしくお願いいたします。
ほぼ日 もともとこの「SUSHI☆BAG」っていうのは
どういうアイデアから生まれたものなんですか?
永友 打ち合わせ中に、
このフラップ部分の生地を
「別の生地にすることができますよ」
とお伝えしたんですね。
そうしたら、アッキィさんが
急に「じゃあ、お寿司」って言い始めたんです。
僕も池田さんもビックリしちゃって。
ほぼ日 うんうん。
それはビックリしないほうがおかしいです。
アッキィ (笑)。
永友 それでお寿司だったら素材をお寿司っぽいものに
したほうがいいな、と思って
このエナメル素材を提案しました。
全体は4号帆布(1ミリに近い厚さのキャンバス地)を
使っているのですが、
このフラップ部分に関しては
エナメル生地と裏地となる8号帆布を
貼り合わせてるんです。
ほぼ日 厚さを揃えるために
半分の厚さの帆布を裏地にしているんですね。
永友 さらに、内部には全部裏地がついてるんです。
ほぼ日 ‥‥ほんとだ。
こだわってますねー。
永友 それを手がけているのが
福田さんなんです。
福田 けっこう難しいんですよ。
「パンのためのトートバッグ」のときに
アイロンがけで肩を痛めちゃったりしたからね。
永友 やっぱり人によって自由、不自由が違うので
そこをもっと考えて
「強い力の必要なアイロンがけのない工程」を
あみ出したりしてるんですね。
ほぼ日 うんうん。
永友 それで、この工程の7、8割を
うちの利用者の方々ができるように、
「メッセンチャリバッグ」のときから
新たに工程を組み替えたんです。
で、それをデイリー・フレッシュ・ストアさんに
提案させていただいて。
アッキィ 「メッセンチャリバッグ」を
僕がずっと気に入って使っていたんだけど、
使っていくうちにちょっと欲深になってきて
「もうちょっと容量が大きいといいな」
って思うようになったんです。
ほぼ日 ここで両者の思惑が合致するわけですね。
永友 普通のメッセンジャーバッグって
もうちょっと大きいんですが、
「SUSHI☆BAG」がどうしてこの大きさかというと
これ以上大きい生地を扱うようになると
利用者のみなさんが作業する際に届かないんですね。
ほぼ日 ははぁ、なるほど。
永友 出来る限りコンパクトに作業ができるように
切り返しを入れたりして、
この形、このデザインになってるんです。
でも、まさかお寿司になるとは
思いも寄らなかったですけど‥‥。
ほぼ日 アハハハハ、たしかに。
アッキィ 最初、フラップの部分と
そこからチラッと見えるバッグ本体部分が、
お寿司に見えてしょうがなかったんですよ。
それで、いろいろアイデア出しました。
「トロははずせないだろ」とか
「タマゴはどうだ」とか。
ほぼ日 た、楽しそう‥‥。
アッキィ そんな中でドット柄って
うちのバッグの中でも人気の柄なんですね。
「どこかでドット柄使いたいなぁ」って
思っていたんです。
ほぼ日 それが見事にタコになってますもんね。
アッキィ 「これ、ドット柄だよ」って言うといいんだけど
「これ、タコの寿司なんだよ」って言うと
「えっ?!」ってなるよね。
ほぼ日 (笑)。
永友 今回のこの「SUSHI☆BAG」は
どこもすごくこだわって作ってるんですが、
このTAKOのドット部分は、
端の部分に水玉のセンターが
ピシっとキレイに合うようにしてるんです。
アッキィ そうそう、これスゴイですよ。
ほぼ日 ホントだ!
絶妙ですね。
アッキィ 「そうなったらいいな」とは思ったけど、
やっぱりこういう作業って難しいじゃないですか。
それがこんなにきれいに揃っているのには
僕も正直驚きました。
ほぼ日 福田さん、今回のこのSUSHI☆BAGで
難しい工程がどこでした?
福田 そうだなぁ、
このマジックテープを接着するところですかね。
ほぼ日 フラップを閉じるマジックテープですね。
福田 接着剤をつけて貼るんですが、
アイロンを当て過ぎると
マジックテープが溶けちゃうんですよ。
ほぼ日 ははぁ、なるほど。
福田 あと‥‥見てるし。
アッキィ 見てるし?
ほぼ日 何を見てるんですか?
福田 ‥‥。
ほぼ日 あ、‥‥永友さんが?
福田 そう。
一同 アハハハハハ!
福田 居眠りもできませんよ。
一同 (笑)
ほぼ日 でも、そんなこと言ってられませんよ。
絶対人気出て、追加生産の注文とか
入っちゃいますよ。
永友 そうだとうれしいですね。
ほぼ日 これ、人気が出たら、
寿司ネタの数だけバリエーション出せますよね。
アッキィ そうそう。
ゆくゆくは軍艦ものも
やりたいんですよね。
バッグ本体を黒くして。
永友 あ、そうですね。
いろいろバリエーションは広がりますね。
福田 でも‥‥。
一同 でも?
福田 あんまり難しいのはカンベンだなぁ〜。
一同 (爆笑)

最後は3人でSUSHI☆BAGを肩にかけてパチリ。
アッキィさん、永友さん、福田さん、
楽しいお話をありがとうございました!

永友さんと福田さん、
なんだか友だちみたいな感じでした。
この取材のあとも
「飲みに行く」なんてことを話していました。
とってもいい関係だなぁ。

「SUSHI☆BAG」は本日9月27日(火)
デイリー・フレッシュ・ストアの店頭、
ならびにオンラインショップで発売開始しました。
お値段は税込み6,500円です。
気になっている方はぜひお求めくださいねー。
(ウワサでは少数らしいですぞ)

すぐに購入したい方は→
こちらのボタンを 
クリックしてくださいね! 

 

SUSHI☆BAG(スシバッグ)


価格:6,500円(税込)
本体:高さ260mm×幅480mm×奥行き240mm
お問い合わせ:デイリー・フレッシュ・ストア

 

アッキィさんが本を出版しました。

「ファストアイデア25
 『発想スイッチ』で脳を切りかえる」
二見書房/1,575円(税込)



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「秋山具義のラーメンとデザイン」
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