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「今日のダーリン」

プチブームになった映画のタイトルは??

ほぼにちわ。もぎカエルでございます。
今日は、映画のおはなし。

お正月のころに、ダーリンが、目汁を流した
映画のタイトルをおしえてください。
というメールをいただきました。

じつは、この映画、ほぼ日内でも
その後に、プチブームがやってきました。
誰かがイキオイあまって買ってきた
DVDのジャケットを見て、語る語る!
ジャケット写真の、細部について、
「いや、ここここ、ここのところだよ、
 このシーンなんだよ。
 いいよな〜〜〜〜〜〜〜。」
と、騒ぎながら、もう、darlingも、
メリー木村も、シェフも、涙目。
女子は遠い目をする、という騒ぎ。

というわけで、おまちかね、
2002年1月6日の「今日のダーリン」から。
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いっやぁ、泣いた泣いた!
鼻水と目汁で、水分全部出し尽くしちまった。

もう、月曜日から仕事全開ってことになるから、
いまのうちだと思って、ビデオを観はじめたわけです。
さらっと観るくらいのつもりでね。
ちょっと甘いかな、とか思いつつ、ラブものをね。
中国映画の『初恋のきた道』でしたよ。
リアルな何かというよりは、ある種のファンタジーでした。
「そんなやつはいねぇよ!」と、つっこもうと思えば、
いくらでもつっこめる物語でありましょうよ。
でーもねーーー、そういうもんじゃないのよ。
たまんないの、もう。
シンプルな、一途な恋のお話が軸になってるんだけど、
詩の朗読を音楽のように聴いているって感じ。
ただ画面を追っているだけで、
監督の思っていることと、
観客である自分の思いが、自然と重なってくるんだよ。

映画好きの方々は、いまさらと思うかもしれませんが、
いまさらだろうがなんだろうが、言いたくてさ。
そう言えば、映画館ですでにこれを観ていたヨメが、
「あ、これ借りたのね」とか言って含み笑いをしてた。
(こいつ、号泣するにちがいないぞ)と思ったのかね。
そのまま長野にロケに行ったから、本心は知らないけど。

ビデオはレンタルだから返したけど、
DVD買っちゃうもんね、また観るかどうか知らないけど
持ってるだけでいいもんね。
ああ、まだ思い出すだけで鼻の奥がツンとくるなぁ。

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その後、どうなったのか。
2002年1月12日
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ブームといえば、映画『初恋のきた道』は、じわじわと、
いまだに継続中でして、その後は、
『あの子を探して』につながっています。
映画ファンからしたら、「なにをいまさら」でしょうが、
あとも先も関係ないですばい。
キリストさんだって、
「先のものは後に、後のものは先になるであろう」と、
言っているではおまへんか。
どっちもレンタルビデオで観たけれど、ぼくなんか
もう永久保存版としてDVDも買っちゃったもんね。
「それよりこの映画のほうがいいぞ」というメールも、
たくさんいただきますが、そういうことじゃないって。
どれも、それぞれいいのよ。
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そのあとの、darlingの
ちいさな中国映画ブーム。
1月27日にもこんな話がありました。

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このところ、地味な中国映画ブームが、
ぼくのなかでは進行していたんだけれど、
もうちょっとアクティブに探してやれ、と、
小さな映画館に出かけていった。
それこそ、雨の中をね、ヨメとね、行ったよ、中野まで。
『しあわせの場所』っていう映画なんだけど。
ぼくには、あんまり・・・だった。
ただ、フーテンの寅さんとかを好きな人なら喜ぶと思う。
ぼくは、寅さんシリーズ、好きじゃないもんだから、
ごめんなさい。落語は好きなんだけど、
寅さんシリーズはどうも、なんだよねぇ。

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さて、そして、先日darlingがおすすめしていた映画は、
「マレーナ」でありましたよ。
わたしは、てっきり、
とてもツライ話なんだとおもってたのですが、
そうではないらしく、
見たくてムズムズしているところです。

ビデオ屋さんにいって途方に暮れる前に、
darlingおすすめをみてみるか、
「今日のビデオ・今日の女房」
なんかも参考にしてくださいね〜〜。

では、また!

いままでの「今日のダーリン」で「こんな理由でよみたい」
というものがありましたら、
postman@1101.comへ、
タイトルを「いままでのダーリン」としてお送りください。

2002-02-17-SUN

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