windows98が発売されて、
やっぱり95の時よりジミにはなったけど
お祭り好きの人々で秋葉原はにぎわったらしい。
いま、世の中にはいろんな商品が出回っているけれど、
これから先もまだまだ市場が大きくなっていくだろうと
予想されるのは、
インターネットを主な使用目的にした
パーソナルコンピュータだけなんじゃないかと、
ぼくは思っている。
むろん、どのブランドが売れて
どのブランドが苦しくなるかなんてことは、
ぼくみたいな初心者にはまだわからない。
でも、パソコンの売れ行きは、
けっして頭打ちなんかであるはずがない。
一生こんなもの使わないぞと思っていた自分自身が、
パソコンなしではやっていけない
人間になってしまってるんだから。
これはたいへんなものだったんだなぁと、
あらためて驚いている。
それでも、前々からコンピュータの業界にいた人や、
インターネットに詳しい人なんかは、
「この下り坂の時期に、よくイトイさん
ホームページなんか始めましたねぇ」と言ってくれる。
下り坂に見えるのは
「なんでもできる電子頭脳」としての幻想の部分であって、
記憶の倉庫として、早くて便利な通信手段として、
家の中の図書館や相談所として、
家賃のいらない会議室として・・・
もしコンピュータがなかったら、時間と労力とお金を、
何倍何十倍もコストとして支払わねばならないだろう。
いちど便利を感じてしまったら、後戻りはできない。
この暑い夏にクーラーなしで過ごせと言われたら、
ほとんどの人が冗談じゃないと思うだろう。
いま持っている携帯電話を取りあげられたら、
暴動だって起きるかもしれない。
じつは、コンピュータもそういう可能性をもった
商品なのだということは、使っている人はみんな知っている。
でも、まだ、隣のおじちゃんおばちゃんも、
お向かいのおねぇちゃんも、
コンピュータなしで元気に暮らしている。
だから、コンピュータの普及は頭打ちなんだ、
ということではない!
未開拓の市場が、まだ、
とんでもなく広大だということなのだと思う。
ぼくは、自分がコンピュータに触りはじめてから、
いろんな人にこの魔法の玩具をすすめたけれど、
「近くに先生役になってくれる人がいない」人には、
やっぱりすすめにくかった。
たぶん、そのへんが、次の課題なんだろうと思っている。
自動車の運転だと、時間と費用がかかるのを覚悟して、
みんな教習所に行ってるんだけどなぁ。
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