ダーリンコラム

＜知的な、あまりに知的なおれ？＞ また、ひさしぶりに、 口調を変えて遊びたくなったので、 ほとんど何も考えずに、書き出してみるわ。 あんまり深い意味もないんだけど、 向こうからソクラテスさんが歩いてくるっていう絵を、 思いついたもんでね。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー お、むこうから歩いてくるのは、 ソクラテスさんじゃぁないか。 「もしもし、ソクラテスさん。 これからのケイタイってのは、ADSL並みの 通信速度になるんですよねぇ」 ん？ 学のある方だって聞いてたけど、 ソクラテスさん、おれの言うことを わかってないみたいだな。 「ソクラテスさん、これからは、 人類と地球がともに健康で持続可能なライフスタイルが 望まれているんですよねー、そうでしょ？」 ありゃ、ありゃ。 こういう最先端のことはわからねぇんだな。 「ソクラテスさん、なんか言ってくださいよ」 「汝自身を知れ」 いっつもそれなんだもん、ソクラテスさんたら‥‥。 もっと、知的な会話をしましょうよー。 あら、行っちゃった。 しょうがねーなー、ソクラテスっていったって、 古い人間だからね。 そうこうしてるところに、孔子さんだよ。 「孔子さん孔子さん、 グローバル経済の時代に、 時価総額経営の行方は、どうなるんでしょうかね」 あらら、そっぽ向いてるね？ きっとおれが何言ってるか、わからねぇんだな。 概念そのものが、新しいからね、グローバルとかね、へへ。 「団塊の世代が一気に定年を迎えたら、 日本の社会はある種のパニックに‥‥」 おっと、聞いてももらえないのかね。 せっかく、いい話をしようとしてるのにね。 「温故知新」 ああ、そうですか、孔子さん。 あんたも、マンネリだねぇ。 もっと、感性を磨いてさ、知的好奇心を満たしなさいよ。 というところに、旧石器時代のどなたかが来たよ。 「旧石器時代人さんよー、何やってんの？」 無視されちゃった。 この人たち、ことばしゃべるのかね。 石器つくってるだけじゃあるまいね。 「ねぇねぇ、音楽でも聴くかい。 ほらほら、このイヤホンを耳に突っ込んでさ‥‥」 え？ くれるの？　それ、肉？　 マンモスの肉？　くれるの。ありがとね。 いいねぇ、旧石器時代人さんは、素朴で。 あ、帰るの。そう、そうですか。 つまんねーなぁ。 もっと知的な人間はいないもんかなぁ。

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2006-07-31-MON

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