このリストのなかでも、肝炎と肺炎球菌、
インフルエンザ以外の予防接種は、
多くの場合、乳幼児期に受けています。
自分の母子手帳が残っているかたは、
どの予防接種を受けているかを、
母子手帳から書き写すのがいいでしょう。
もし予防接種を受けていなかったとしても、
はしかやおたふく風邪にかかったことがあれば、
からだのなかにウイルスと戦う抗体ができているので、
ワクチンをうったのを同じ効果があります。
このリストのなかで、
インフルエンザの予防接種だけは、
ご存知の通り、1年に1回、毎年受ける必要があるものです。
秋の終わりから冬のはじめにかけて、
つまり、インフルエンザが流行するよりも前に、
受けることを習慣にしましょう。
母子手帳を見てみたら、 ここに載っている予防接種で、 自分が受けていないものがいくつもあって、 ちょっと不安になりました。 |
肺炎球菌ワクチンについて教えてください。 |
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B型肝炎の結果では、
「HBs抗体」が陽性の場合は
過去にワクチンを接種している場合か、
いちどB型肝炎に感染したあとの
治癒した状態と考えられるので心配ありません。
心配なのは、
B型肝炎ウィルスが
まだ体のなかで暴れていることを示唆する
「HBs抗原」が陽性だった場合です。
治療が必要な場合もあるので
主治医と相談してください。
C型肝炎については、
まず、現在、もしくは過去に
C型肝炎に感染していることがあったかどうかを
血液検査で確かめます(HCV抗体検査)。
HCV抗体が陽性であれば、
今体内にC型肝炎ウィルスがいるかどうか、
現在の肝臓の状態はどうかを調べて、
必要であれば、インターフェロンなどの治療などを
考えていきます。
いずれも、主治医の先生とよく相談してください。