「加えて、この春には後期高齢者医療制度が はじまりました。年金の天引き問題にかくれて、 あまり注目されていませんが、この制度の特徴は、 75歳以上のかたをこれまでの医療制度から切り離して、 『75歳以上のかたが外来で受けられる医療を 月6000円までに制限する』 という要素が盛り込まれているところです。  それ以上は、医療を受けることができないか、 医療機関が持ち出すしかありません。 つまり、日本の政府は、 国民に十分な医療を提供することをやめた、 そう宣言したようなものだと、わたしは思っています」
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