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「ほぼ辞書」 【T】 |
TA 【Terminal Adapter】 読み:ティー・エー/ターミナル・アダプタ ![]() TAとは「ターミナルアダプタ」の略語で、 ISDN回線とパソコンを接続するときに使用する 周辺装置です。 また、ISDN回線とパソコンを接続するには TAのほかにDSUと云う装置が必要ですが、 ほとんどの場合DSUはTAに内蔵されています。 (koh) 電話局から来ている1本の線を、 電気的に3本の線に分けるという仕事をするのが、 DSUの役割です。 DSUが3本に分けた線から来たデジタル信号を アナログ信号へ変換して フツーの電話機が使えるようにすることが、TAの役割です。 (おりべ) ![]() 一部のパソコンではTAとDSUが あらかじめ内蔵されているものもありますが、 パソコンに電源が入っていないと パソコン内蔵のTAに繋いだ電話が使えないなどの 制約がある場合があり、注意が必要です。 (koh) 実際にISDNを使う場合、 電話局から来た線につないだTAには電話機2台と コンピュータをつなぐ口が用意されています。 電話として使うときは、 電話機からの音声はTAでデジタル変換されて出て行きます。 (もちろん相手の声もTAでアナログに変換されます。) コンピュータがISDNで接続するときは 変換なしでデータの送受信をします。 電話とFax、コンピュータと3つ繋いでいても 同時に使えるのは、この3つのうち2つだけです。 (おりべ) ![]() TCP/IP 読み:ティー・シー・ピー・アイ・ピー ![]() TCP/IPとは、LANなどのネットワークで使用される プロトコルの種類の一つです。 また、TCP/IPはインターネット標準の プロトコルとなっており、 これがパソコンにインストールされていないと、 インターネットに接続して情報を得ることができません。 (ほとんどのコンピュータでは インターネットの設定をするのと同時に TCP/IPをセットアップします) (koh) TCP/IPは何をしているか まずパソコンやサーバーをIPを使ってつなぎます。 コンピュータをつなぐ仕掛けが共通だから インターネットやLANやWANでも使える技術です。 単に「手をつなぐ」のではなくて、 「意思の疎通が出来る」ようにつなぐと考えてください。 そしてデータを送ります。どこにおくるか、というと 相手はそのデータを要求したソフトです。 1)あるパソコンのブラウザがサーバーに 「データをくれ」とメッセージを送る(上り電文) 2)サーバーのソフトがそのパソコンのブラウザへ データを送る(下り電文) 。。。2回目以降は1)で 「次のデータをくれ」となるのです。 こんなやりとりを何回もしながら、 インターネットに繋いだパソコンは、 ブラウザのウィンドウに要求したデータ (=見たいWebページの内容)を表示できるのです。 Webページが徐々に表示されるのは、 一度に全てのデータが送られてこないためです。 これらを確実にやってくれるのがTCPです。 パソコンでインターネットをしながらメールを書いていても テレビを見てても、Webページの内容はちゃんとブラウザに 表示されますよね! 意外かも知れませんが、 ブラウザのウィンドウをふたつ開いて、 別々のWebページを見ても、 内容が混在することは絶対にありません。 もちろんTCPのおかげです。おためしあれ。 (ケビン) Tips 読み:チップス
イラストレーション:たかま ひびき |
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