「80代からの」の一気読み・その2。


第13章 真夏のミーちゃんの日記が届いた(1)

しばらくお休みしていたら、「まだでしょうか?」と、
けっこう言われちゃったりなんかして。
そういえばちょっとサミシイなぁと思った頃に、
新しいミーちゃんの日記が届きました。
ちょっとだけ読みやすく改行はしましたが、
基本的に「原文のママ」を活かしています。
文字変換やら、記号の使い方やら、
すでに「先輩」である読者の皆さまには、
気になるところも多々あるかと思いますが、
だんだんに変わってくるのを、暖かく見ていてくださいね。

それでは、「ああ、あの日の」と、わかる日記から。



7月21日(水)
 南波さんから、
 夕方坊やをつれてちよっと来て下さると電話があり
 久しぶりなので楽しみに待っっていました。
 4才ですがコンプユータ-の漫画ゲ-ムを
 1人でどんどんやるのです
 私は又落込みそうです。
 その坊やが色白でお餅のような肌をしているのです。
 どうして こんな可愛い子が?????
 70うん才も古い私が-------。
 今のような調子なのですから嫌になつてしまいます。
 まあ--そんなにがっかりしないで
 ---やりましょう。
 
722日(木)
 楽しいお仕事の日で無事済みました。
 今日からの日記は横に長くならないで打つ練習します。
 今日はすごく若い人からメ-ルがきました。
 何と小学6年生の男性です。
 私と同じように勉教がとても大変との事でした。
 お互いに頑張りましょうとメ-ルをかえしました。
 とても良い話しでしょう!!!。
 年令差の感じられない美談と言われるでしょう。?  
 
7月23日(金)pm3`30気温32C--湿度65%(室内)
 
 暫く前からひまわりの花ガ咲いていましたが
 雨の日や曇りで写真をとる気にならないでいましたが
 今朝は素晴らしい青空になつたのでパチリ---。
 2本きりですがとても大きい花です。
 ---『夏』---を感じさせる花ですね。
 午後に石野君?から又送信してあると聞いたので
 受信をず-と見ていましたら南波先生のが見えました。
 昨日は気が付かないで----。
 どうにかお礼をメ-ルしました。 
 午後3時頃から又曇つてきました。

7月24日(土)pm3`30気温33c湿度56%(室内)・・
 朝から青い空!!!。
 嬉しくなり又カメラを持ち出して
 玄関の出窓の水盤に浮かした『のうぜんかずら』を
 パチリ----。
 それでもう御満悦。
 あまり暑いからお掃除は簡単にして
 夕べ買つて来たお花をあちこち活けているうちに
 『お昼ですよ--』-----になってしまいました。
 デザ-トは桃と---大好きな『赤福』で又御満悦。
 これでもう夏ばてにはなりません。  
 さてオ-ルスタ-戦ガ始まりました。
 今年は新人の素晴らしい選手が出ているので
 たのしみです。
 野球は年寄りから子供まで見られる
 親しみやすいゲ-ムですね。     
 テレビが真後ろなので---此の辺で----。


ミーちゃんは、「リーダー」を、「----」で表してます。
ぼくはたいていは「・・・」で表しています。
どっちも、しっくりこないんですが、
機種依存型でなくてリーダーらしいリーダーを
表現するのに、いちばんいい方法って、どんなのでしょう。

(ミーちゃんの日記は、明日につづきます)

第13章 真夏のミーちゃんの日記が届いた(2)

最初の日付の日記を読んだ時、
一瞬、ぼくは意味がわからなかった。
『このところ酷い夕立ちでは
 関東南部に負けているようですが
 今日あたりは勝つでしう。』
すぐにわかりましたか? 読者の皆さんは。
要するに、ミーちゃんは、「酷い夕立」の部門で、
自分の住んでいる前橋がチャンピオンだと思っているわけ。
それなのに、ここのところ「関東南部」が、
がんばっているらしいので負けているんだ、と。
でも、「今日あたりは勝つ」であろう、と。
そういう内容なんですよね。
これ、夕立自慢? 酷い夕立ほどエライってことですよね。
ふつう、こういう発想って、するものなのかなぁ?
高校野球の応援でもなく、酷い夕立で、
地元の気象で勝ち負け考えているというのは、
かなり珍しい性格だと思ったんですけれど、
そんなことないかなぁ。

ま、読んでみてください。



7月25日(日)pm3’30気温33c-湿度52%
このところ酷い夕立ちでは
 関東南部に負けているようですが
 今日あたりは勝つでしう。
  夏だから暑いのはあたり前田のクラッカー。
 (此の行は紀子)
 此の後5行くらい消えてしまつたので--。
 私はもう書けない始末となり--終わり。


7月26日(月)pm3・30 気温32c-湿度57%
 昨日は新聞の気温によると前橋は例年通り最高でした。
 あまり自慢にならない1番ですけれど------。
 でも考えてみると-その暑さに負けないで生きている
 なんて素晴らしい!!!!!--と思いませんか?-----
 その方が自慢になるでしょう--------ふふふ。
 さて此の夏はどんな日課でやつてみるかな?
 こんなに素晴らしい
 玩具があるのだから少しは考えなければ----
 と--いつても名案も浮かびませんね。
 これからお絵書きでも
 南波さんに教えて頂いて『名画』???。
 ならぬ『迷画』ができれば嬉しいナ--。 

7月27日(火)pm3・30 気温32c-湿度58%

 先程『ほぼ日』のコピ-を読んだ
 お隣のドイツ菓子の社長さんから
 私の名前が違っているとの連絡がありました。
 南波先生とはお食事の時お話するだけなので
 仕方がないと思いますが
 初美さんと訂正してもらいましょう---。
 これからメ-ルをしましょう。出来るかな???
 -------やるっきやない!!!がんばれ!!!!!。
 出来ました!!!
 こんなことでも嬉しいのですからおかしい
 ですね。--ふふふ---。   
 
7月28日(水)pm3・30 気温31c-湿度62%
 今朝は4時に目が覚めどうせ眠れないからと
 起きて新聞をとりに出たら
 朝焼けがあまり綺麗なので写真機をもつて
 家の前から赤城山を取りました。
 山の上の青い空にピンクの雲が
 サ--と斜に広がりその中ごろに
 星のような形の少し濃いいピンクの雲が
 横に転々とあり夢のようで思わずパチリ---。
 でも山の手前の家がどおしても入るので
 残念ですがそれは
 退かすわけにはいきませんね?----。   
 午後はパテオ(私達でつけている)の日除けに植えた
 せんだんの枝が混んで木の葉がもうチラチラ落ちるので
 女の子???????3人が
 それぞれ係りを替え
 1人は脚立に乗り小枝を切り--
 其の枝がきつている人の頭に落ちないように
 竹箒で横に受け取る--落ちた枝を
 暑いレンガの鋪装の方までずつて行き
 虫が付いていると殺虫劑をかける。
 最後は私も含め4人で掃き集めて
 袋に詰めて大体終わり-----。      
 解散後紀子は前の芝刈り
 (この話をしないとうまくないのです)。
 これがまた大変な仕事なので)以上。
 労働デ--の話し。


『名画』ならぬ『迷画』ができれば嬉しいナ--。
というような表現、けっこう昔の人の文章によく出てくる。
「名○○ならぬ迷○○」ってレトリック、好きだよねー。
コトバを使っているときに
漢字をイメージしているってことなのかもしれませんね。
「政治というより、りっしんべんのほうの性事ですよ、
わはっは」とか、「やまいだれが付くくらいの」とか、
漢字をギャグにする人って、
若い人には思い当たらないもんなぁ。
・・・「当たり前田のクラッカー」も、
もう無理ですよ、ノリコさん。

(そんなわけで、また明日につづきがあります)

第13章 真夏のミーちゃんの日記が届いた(3)

ワープロソフトを使っていると、
漢字の憶えが気にならなくなる。
どんな人でも、耳で聞いたことばを打ち込めば、
マシンが漢字になおしてくれるから、
うろ覚えの漢字でも気楽に使えるようになってしまう。
だから、逆に、
漢字の使用量でエラソーに見せたりすることも、
いままで以上に意味がなくなってくる。
おそらく、ワープロ文化がもっと発達すると、
これからは「どのくらい漢字にしないか」を、
ちゃんと考えていくことが必要になってくるだろう。
もともとひらがなの多かったぼくは、
タイピングしていても、あいかわらずひらがなが多い。
ミーちゃんの場合は、どうなんでしょうね。

今日の日記は、出だしから、気を持たせてくれる。
ううっ、し、知りたいっ!


7月29日(木)pm5・00 気温32c-湿度54%

 愉しいお仕事の日。なんで愉しいのか?
 分からないでしよう?
 その内もっとうまく打てるようになったら
 説明しましよう。
 ユキエさんがカレ-と御飯を作ってきてくれたので
 野菜サラダ等と私の漬けた糠味噌
 (茄子・胡瓜・人参)等で
 石野さん姉妹とハツミさんのお母さん含め7人で
 パテオの木陰で賑やかな食事をしました。

7月30日(金)pm3・30 気温34c-湿度45%

 午前中パ-マをかけてきたのでさつぱりしました。
 今日は日射しは強いが空が高く
 『秋』になつてしまつたような気がします。      
 『秋』のカナダ東部の旅を申し込み落着きました。
 また元気でそこまで頑張ります。
 7月も明日で終わりなので家計簿の整理でもします。
 何十年付けても節約するベき所は1つです。
 『教養娯楽費』------。
 ?--でもこれを詰めれば
 私の『元気』は終わりです。
 やつぱり今の生活スタイルは続くでしょう。
 --うふふ。笑い事ではありませんね。
 今日は夕方(すぐ送信)でなく(あとで送信)を
 して見ました。           
 何分か時間をあけて二つ送信を作り
 そのあとで送信をしました。     
 その後で出来ているか確認しましたら出来ていました。
 ヤッタ---!!!!!。
 何年か経つてこの日記を見て----
 『こんな時もあつたんだナ-!!!。』
 と----おかしくなる時があるでしょう--------。
 そんなにつづくかしら???。 

7月31日(土)pm3・30 気温34c-湿度45%

 今日も『天』高く『青空』と
 ギラギラした『太陽』------。
 きっと暑い暑いで終わりそうですね。
 あまりの暑さで午後はしばらく横になつていましたが
 怠けていると進歩がないと
 突如起きあがり酷暑にもめげず
 日記に取り組みました。
 先に豚小屋の事や豚トラツクの事等ptaの
 __素晴らしいお話に思わず笑つてしまつたのですが-- 
 フト?__「前橋」の印象が
 このままでは可哀想になりました。 
 でも車の台数は「群馬」が全国--ですから
 こんな事もあると思います。
 詩人萩原朔太郎の故郷ですからよろしく-------。
 とか言って気取って見ました。

8月1日(日)PM3・30 気温33C-湿度52%
  
 まず「7」を打ってしまいました。
 もう月が変わつたのに----。
 昨日から明日こそ印刷をしてみるぞ--と
 思っていたので先づ 練習ファイルで
 字でなく%とか@¥345:
 いろいろのマ-クの使い方等打ち
 其れを紀子とコピ-しました。
 続いてミ-ちやん(wp)の
 最後の1枚だけコピ-をするつもりで始めましたのに
 なかなか止まらないのでどしたのかと
 不安になりましたが終わるまでまちました。
 私の意に反して10枚もありました。

 あ-あ---!!!!!
 コピ-は出来たが--------?---バンザイ-の
 気分ではない。
 終わり。  
 「陽はまた昇る」--『明日は明日の風が吹く』---
 何となく聞いたことがある人いませんか?
 その人は大体歳がばれますよ。  
 映画の題名ですから--うふふ-  

8月2日(月)pm3・30 気温32c--湿度50%

 やはり[陽はまた昇る]でした。
 気落ちのしていた私にも
 新しい日が訪れました。   
 近くを見るときの眼鏡?[何何鏡]が
 2年程前から取り替えようと思いながら出来ず
 今日眼鏡屋で検査して頼んできました。
 大分くすんできた顔を少しでも明るく見せる様に
 フレ-ムの色は考がえて。お洒落はいつまでも------。


「歳がばれますよ」って・・・??
このあたりの映画を知っている人は、
ばれるのばれないの以前に、見ればわかる年格好に
なっていると思うんですけどねぇ(笑)。
うふふ・・・じゃないっつーの。
美容院やら、新しい眼鏡やら、
たのしそうで、なによりですね。

あ、それから、近くを見るときの眼鏡は、
「読書鏡」といういい名前が、このごろはあります。

(では、また明日につづきます。お洒落はいつまでも) 

第13章 真夏のミーちゃんの日記が届いた(4)

いよいよ、あの日の日記ですね。
つまり、ミーちゃんが、「80代」になった日。
この日までは、実際には79歳だったんだけれど、
とうとう本当にタイトルに偽りなしになった日。
もともと、ぼくが「84歳くらいだと思うんだけど」と、
適当にスタートしちまったせいで、
主人公がウソをついていたみたいなカタチになっちゃって、
もうしわけなかったです。

ところで、おわかりとは思いますが、
「可愛い坊や」というコトバは、
愛機「iMac」を意味しています。


8月3日(火)pm30・30 気温32c--湿度48%
 
 今朝此の可愛い坊や?(いたずら坊や)を
 開いたら!!!。
 まん中の白いところにhappy,birthday・ 
 と赤い字でとてもスマ-トに出ているので---
 又嬉しいビツクリ?
 その内[宝くじ]ガ当たりました。
 ---なんて出ないかしら???
 買ってなくて--?
 いくらお利口坊やでも--ダメかしら??
 期待しているけれど--。
 いろいろおかしい事が出てくるので--どきどきです。
 だんだんとばれてきて済みません。
 でも本当に[幸福]とはこういうことなのかナ--と
 人並みな事を考えてボ--としてます。

8月4日(水)pm3・30 気温32c--湿度55%
 この夏は珍しいですね。
 山形,秋田,新潟、など裏日本の方が気温が高い日が多く
 前橋と云えば(夏ならああ-あの暑い所ね)と
 必ず云われたのに----この夏は殆ど負けていますね。
 ミ-ちやんでさえ[筆やペンを使わない]で
 (この坊や)ではよちよち字を書いて?
 打っているのですもの--いろいろ変わるのも
 当たり前ですね。
 さて陽が落ちたら少し散歩でもして
 [秋]の(餌)に向かって
 足を鍛える--としましょう。
   
8月5日(木)pm3・30気温30c--湿度68%
 
 今日は[前橋]に大空襲があった日-----
 余り思い出したくはないけれど。
 本当は忘れてはいけない事だと思います。
 私は被害はなかったのですけれど。
 今でも身のしまる想いです。
 絶対あってはならない事と思います。
 さて気分を変えて明るくいきましょう。
 --草津国際音楽祭のチケツトガ手に入り
 高原のさわやかな夕べに
 素敵な音楽をうつとリして聞きホテルで夕食。
 それからすやすや?-と眠りにつく-----。
 な--んて-いいでしょう?!!。
 

8月6日(金)pm3・30気温30c--湿度65% 
昨夜は雨が沢山降ったようでした。
 おかげで庭の水やりもせず
 床も埃にならず久しぶりに気楽でした。
 木の葉達もすつかり洗われて緑が輝いています。
午後『ほぼ日』の80代からの-----の
 5日の所を見たくて出してみるのに
 どうしても7月30日まできりでないで
 もう『顔』が引きつれて『むね』はむかむか--。
 誰にも当たる事もできず
 止めては又少し経っていろいろしてみるのに
 7月30日まで-。  
 もう諦めて(受信トレイ)にしてみたら!!!!!!
 何と『ほぼ日』の方々や知らない遠くの方々まで
 『ブル-』でいっぱいなのです。
 アッ--!と驚く為五郎???。   
 解るかな??????。この言葉。
 昔の若い人でないとわからないですね。      
 勝手に生きて好きにしている私に共鳴していただき
 恥ずかしいやら申し訳ないやら
 穴があったら入りたい様です。
 どうぞ呆れないでミ-ちやんを応援して下さい。  
 もう少し頑張ります。
 まだ皆様にお返しのメ-ルが打てませんので
 失礼いたします。

8月7日(土)pm3・30気温30c--湿度65% 
      
 昨日は激動の1日でした。
 何となく自分が誰なのかわからなくなりました。      
 わたしは何時も旅先などで
 {世界に何億の人がいるかしれないけれど(すれ違う人)
 (お話をした事ある人)(一緒に暮らした事のある人)
 なんて一生の中何人有るかと思うと
 其の人達はミ-ンナ大切なんだナ-と思います。
 でも其の中にどうしても受け入れられない人もいる----- 
これが人間といふ動物なのでしょうか?}
 少し脱線して可笑しいかしら?
 さて私らしくなりましょう。    
 なんでこんな事になったというと---
 遠くの人や全然知らない人から『誕生日』のお祝
 のメ-ルやわたしの可笑しなところに共鳴したり
 お母さまを思い出したりして下さったり
 こんな我がままな子供のような私が
 恥ずかしくなりました。 
 でも天に昇った様に嬉しかったのが
 『本当の気持ち』です。     
 やっぱり気恥ずかしいナ-----。  
 今日は朝からぱらぱらと雨が降ったり
 からりと晴れたり何回も
 お天気が変わり大変でした。


ミーちゃんに「お誕生日おめでとう」メールをくださった
全国の読者の皆さん、どうもありがとうございました。
送ったひとりひとりの方々が、80歳になった時に、
こんなふうにゴキゲンでいられますように、と、
先回りしてお祈り申し上げます。
その前に、80になるのは、じぶんか・・・?

(んで、明日を迎えるわけです。むろん明日につづく) 

第13章 真夏のミーちゃんの日記が届いた(5)

さて、これで2回目のミーちゃんの日記は、終わってます。
毎日、自分を叱ったり励ましたりしながら、
よく確実に書き続けているものです。
毎日書き続けるというのは、
簡単そうに思えて、実はかなり大変なことだと思います。
ぼくのようにいいかげんなことばかり
好き勝手に書いている人間でも、
「今日は書けねぇよ」と、
しょっちゅう思っているのですから、
それを仕事にしているわけでもない80歳の女性には、
かなりの負担であることは、よくわかります。

ごめんなさいねー。
だけど、それを毎日読んでくれている人が、
必ずいるんだと思うから、続けられるんですよね。
がんばりましょう、ミーちゃん。
おれもがんばるからさ。


8月8日(日)pm3・30気温30c--湿度60%

 安定した暑さが続いています。
 良いような悪いような---。
 でも夏はこのくらい暑い方が
 作物の為にもよいのでしょうね。
 私は眠くてたまりません。困ったものです。
 昨日は南波先生に送信しましたところ
 (保存)にしてから(今すぐ送る)にしたら
 少し立って(送信済み)を見たら
 全然何もなくがつかりしました。
 諦め切れないのでもう1度やつて見ました。
 前は(作成)を抜かした様です。
 正直者の『此の子』はデタラメは許しません。
 どうやら夜のは出来た様です。
 劣等生ですね?確実に覚えられないのですもの。
 又気持ちが落込みそうです。
 少しお休み-------。             
 今日は悦ちあんが夕方から遊びに来て
 ギリシャへボランテアデ行つた時の事など聞いて
 とても愉しい晩餐デした。
 『imac』が気にいって
 しばらくいろいろと出していました。
 熊さんの絵を描いてプリントして持って行きました。
 
8月9日(月)pm3・30気温31c--湿度57%

 真夏の焼き付く様な日射しに
 機械もスリ-プ・私も甲子園の高校野球でも見ようかと
 スリ-プ状態でいたところ
 午後の試合の始まりを告げるサイレンが
 身も心も奮い立たせるように鳴り響き
 思わず私も--やるぞ--!!となりました。
 昨日来た悦ちゃんにメ-ルをしてみました。
 彼女もお勉強が忙しい様です。
 何でも出来る時やるべきだと思いますね。

8月10日(火)pm3・30気温28c--湿度78%

 朝の中曇つていたので外に出て網戸を洗い
 ひまわりの花の傷んだのを
 切り落としたり外仕事を先にかたずけた。
 am11・30頃受信を開いて見たところ--なんと
 南波先生から来てました。
 とても忙しいようで主婦は大変ですね。
 申し訳ないナ--と思いました。
 でもお元気そうで安心しました。
  
8月11日(水)pm3・30気温32c--湿度60%
 
 メ-ルに日記を添付して
 『ほぼ日』か南波先生のところへ送る事になり
 いろいろしてみましたが駄目でした。


結局、この日記は無事に南波先生のもとに送信され、
さらに「ほぼ日」に転送され、
こうして、掲載にいたったわけです。
今週には、また南波先生のレッスンが行われる予定ですから
近いうちに、あらためて新しいレッスンのレポートが、
お届けできそうです。

(だから、明日から、またちょっとお休みです) 

第14章 小学校高学年くらいの段階にはいったか(1)

ずっとミーちゃんの日記が続いていたのですが、
すっごく久しぶりにレッスン篇が再スタートしました。
今日の分は、しばらく登板間隔の空いた南波先生の、
ウオーミングアップです。
本日掲載分では、レッスン開始は、まだです。
それでもヨロシイか? よろしいと思ってください。
忙しかったんだよ、南波あっこ先生。
妻で翻訳家で母で、しかもミーちゃんの先生なんだから。

では、再開おめでとう。先生、よろしくねー。


まずは、陳謝。
レッスン、しばらく、さぼってました!

学校が夏休みに突入したのをどう勘違いしたのか、
私まで休暇を取ってしまっていた。
猛暑休暇とも言えるし、雑用休暇とも言える。
どうぞお許しください。

その間に、町内の納涼祭も終わり、
前橋花火大会も豪雨の合間を抜けて無事終わり、
世間のお盆休みも過ぎ去った。
高校野球もすでにベスト16が出揃うような時期だ。

そして、ミーちゃんは、はれて80代に突入され、
前橋の気温を「勝った、負けた」と日々楽しんで
らっしゃった。(笑)
猛暑休暇だなんて言っている自分が恥ずかしい。

前回連れていった保育所生、
「ミーちゃん」との名前を小耳にはさむやいなや、
「ミーちゃんち、ボクも行くー!」と。
そして、代わりに保育所に連れて行かれる。

午後、雑用振り切り、いざ、出陣!

昨日まで自然の脅威を見せつけていた雨も止み、
晴れ渡る空がまぶしい。
うー、暑い!今日は「勝った」か・・・?(笑)

車中温度はまるで拷問のようだ。
焼け付くハンドルを指先で掴みながらの出発。

以前、エアコンを使っていたところ、エンストし、
面倒なことになった経験から、エアコンを使うのが怖い。
「システムエラーになった経験上、
もうこのソフトはなるべく使いたくない」
それと似たような感覚。いや、多分それの兄貴分。

車の中で不本意にも目玉焼きと化さないうちに、
早くミーちゃんのお宅へ到着しないと。

実に27日ぶりのレッスン。
それほどの日数が経っていたとは。

ミーちゃん、メールの送受信においても、
iMacと友好な関係を築き上げつつある様子。
ファイルの添付にも成功している。
それで、私としては一安心していた。
もう十分に「自立」されてるのでは?と。


南波先生にも、「前橋の暑さ自慢」がうつってる?
しかしねー、このレッスンの日には、
まさか桐生第一高校が優勝するだなんて、
思いもよらなかったんですよねぇ。
「いつ頃、悔しい日がくるのか?」という覚悟をしつつ
地元の高校の出場している甲子園って、観てませんか?
野球名門校を応援している人たちは、ちがうのかなぁ。

ぜんぜん、「インターネット」と関係なかったですね。

(ま、あしたにもつづくので、怒らないでください)

第14章 小学校高学年くらいの段階にはいったか(2)

南波先生は、ほんとにMacが好きみたいです。
こんなふうに好きとか嫌いとか、
感情を揺り動かすマシンを、ぼくはあんまり知らない。
アンティークの時計のマニアとか、
クルマを趣味にしている人とかもいるけれど、
パソコンで「かわいいと思われる」というのは、
かなり商品としてはたいしたことなんだと思う。
Winのマシンでも、こういうファンというのは
やっぱりいるものなのだろうか?
もしそういう人がここを読んでいたら、
ご意見を聞かせてください。知りたいわ、それ。

じゃ、レッスンだ。
いや、まずは、スイカ、か。


ミーちゃんのお顔を拝見したとたん
ホッとするのはなぜだろう。
あらゆる雑念がさっぱりと洗い流されるような感触。
iMacのようだ。
心の中が透き通って見えるような、きれいな笑顔。

スイカをいただきながら、お互いの近況報告。

8月3日のミーちゃんお誕生日には、
iMacの起動とともに、
「Happy Birthday!」とのメッセージ。
さぞかし、びっくり嬉しかったことだろう。
Mac、ユーザーの心をグイッと掴む、
ニクイ演出をしてくれるものだ。

一番最初に起動したときに現われる
「Mac OS設定」の際に、何を入力したか、
いちいち覚えている人は多分少ないと思う。
生年月日を入力したことなど、すっかり忘れている場合、
誕生日のメッセージには
けっこう驚かされるのではないだろうか。
「な、なぜ、知ってるの!?」と。

マシーンからのこういうメッセージは嬉しいものだ。
日常お目にかかる数々のエラーメッセージが
ユーザーに与えるがっくり感を
年に一度埋め合わせてくれているかのようにも感じられる。
いや、いや、素直に嬉しがろう。(笑)

ミーちゃん、読者の皆さんからの
祝お誕生日メールにもとても感激されたようだ。
メールの送受信における「自立」が
お誕生日に間に合ってよかったと痛感。

おっと、
下手するとレッスンをすっかり忘れてしまいそうだ。

さてと、そろそろ、iMacの出番。
久々に目にするタンジェリン君が
オレンジゼリーに見えてしまう夏。
ミーちゃんの指先タッチで、プルルンと起動。

さて、何から始めようかな・・・そう思った瞬間、
「あの〜、時間がね、ずれちゃってるようなんですよ」

質問メモこそ手元にないが、さすがにちゃんと疑問点を
提示してきてくださる。
「これをお教えしよう」とこちらがリードするよりも
「これを教えてほしい」と言ってきていただく方が、
教える側としては、自分の存在価値をより感じられる。

「『日付&時刻』という
コントロールパネルで設定できますので」
アップルメニューからそのパネルを開く。
ミーちゃん、しっかりとメモ。

「現在の時刻」の数字をクリックすると、
そこが強調表示色に変わり、変更可能となる。
それほど厳密である必要もなさそうなので、だいたいの
時間に合わせてみる。
3分程度のずれがあった。

また、同じパネル内の
「ネットワーク・タイム・サーバを利用する」
について少しご説明。
それをオンにして、「サーバオプション」をクリック。
「タイムサーバ」を「APPLEアジア」に設定。
「自動的」「定期的」「手動で」のいずれかを選択。

これを利用すれば、
タイムサーバが提供する標準時に
コンピュータの時刻を合わせられる。

「メールの送信時刻にも、これが反映されるんですか?」
ミーちゃん、さすが。
そうです、その時刻が記録されるのです。
几帳面なミーちゃんにとって、
時刻のずれはちょっとした
気がかりとなっていたことであろう。


ぼくも、一時、どういう故障かわからないけれど、
すべてのメールが、遠い過去から来るという
妙な経験をしたことがあります。
第1時世界大戦の時代から、1999年のぼくに、
「こんにちは」とかメールが届くんですよ。
いやだったなぁ、あの頃は。
AT&Tの高橋さんに直してもらったんだけど、
どやったんだか、ちゃんと聞いておけばよかった。

(さぁ、好調のうちに明日につづく)

第14章 小学校高学年くらいの段階にはいったか(3)

やっとここまで来たか、とお思いでしょうが、
今日から、FAXのお勉強になります。
ぼくも、前はとても便利にFAXを使っていたのですが、
なんだかメールを使うようになってからは、
じれったいという気がして、
だんだん使用頻度が減っていきました。
でも、タイピングして、そのまま送るという方法は、
「あることだけは知っていた」のです。
でも、誰かにすすめられたこともなくて、
使っていなかったのでした。

さぁ、教えてもらおう、ぼくも、キミも。
南波先生、よろしくね。


さて、ワープロ、そして、メール。
文字を打つ、また、それをよそへ送信するという作業に、
ミーちゃんもかなり慣れてくださった。

せっかくなので、ついでに、もう一つ。
ファックスである。
コンピュータからファックスが送れるという事実も
お教えしておきたくなった。

iMacには最初からFAXstfという
ソフトがインストールされている。
これも、使い方さえ一応覚えておけば、
利用する必要性が生じた場合には
なかなか便利なものだと思う。

ミーちゃんにもファックスをお持ちのお友達が
多少なりともいらっしゃるのではないだろうか。
ふとそれを尋ねてみたところ、
「あぁ、お隣にあるわね〜。ハツミさんのお店に」
「そうですか。ファックスで
お菓子の注文が入りますもんね」
「そうなのよね〜」

「iMacからもファックスにメッセージが送れるんですよ」
「あら、そうなんですか?」
「えぇ、それを可能にするソフトが入ってるんです」
「はぁ〜」

あら、また、そのソフトというものを
新たに勉強しなくてはならないのね・・・?
などと不安になってもらっては困る。
「あ、すごく簡単というか、単純な作業でできるんです」
咄嗟にそう付け足す。

「これは最初だけなので、気にしないでください。
ちょっとした基本的な設定をしておきますね」

ファックス・ソフトの設定で
「電話回線」をデフォルトの「プッシュ回線」から
「ダイヤル回線」に変更。
お互い、笑みが浮かぶ。
これをうっかりしていると、インターネット同様、
ファックスも送れないことになる。

「試しに、うちのファックスに何か送ってみましょうか」

ミーちゃん、メモ用紙とペンに手を伸ばす。
向学心のある方の無意識の行動。


ああ、そういえばと思い出した。
ミーちゃん家は、電話回線が「ダイヤル回線」だったっけ。
すごく簡単という南波先生のひとことを信じて、
明日から、少しずつ、セッティングしていきましょう。

いま、リアルタイムのミーちゃんは、
きっとカナダ旅行のほうに気持ちが傾いているのだろうか。
まだ、ちょっと早いかな、その時期は。

(あしたにつづくのであります。)

第14章 小学校高学年くらいの段階にはいったか(4)

うおおおうっ。
なんてよくわかるんだ、今回の説明は!
そういえば、ぼくが「普通紙印刷」のFAXを買ったとき、
電脳部長の岩田さんから、
「ようするにパソコンのプリンタに、
電話機能を付けたようなものなんです。
一時に比べて、プリンタが安くできるようになったんで、
こういう普通紙FAXなんかも、
ずいぶん普及したんですよね」と、
雑談的に聞いたことがある。
そういう仕組みをわかっているだけで、
マシンに対しての不安感はとても軽減される。

ま、とにかく読んでみてください。


使い慣れているクラリスワークスで
文章を作ってみることにした。
簡単に何か書いてくださるようお願いする。

家には6年生の娘が留守番しているはずだと言うと、
『おかあさんとファックスをおくります。ミーちゃん』
との文章を書いてくださった。

「プリントするのと同じ感覚でファックスできるんですよ。
ただ、ひとつだけ、
しなくちゃならない作業があるのですが・・・」

そう言って、アップルメニューから「セレクタ」を選択。
ウィンドウが飛び出す。
デフォルトのままになっているので、
アップル純正プリンタのアイコンもいくつか表示されている。
その中に、現在、このiMacに接続されているプリンタの
アイコンを確認。

「セレクタというのは、
プリンタやファックスを使う時の
切り替えスイッチのようなものなんです。
Macからの情報をどの装置で外に送り出すのか、
これで切り替えるわけなんですが」

わかるような、わからないような説明だ。

「プリンタを使ってきたので、
今はそのプリンタが選ばれているのですが、
ファックスを使うときには、
この「FaxPrint」というアイコンを選んで、
そちらに切り替えるんです。
それだけなのですが。
ちょっと、やってみますね」

ミーちゃん、
「りんご」「セレクタ」「FaxPrint」等、メモ。
セレクタのマークも描き写してらっしゃる。
これならすぐわかる。

メニューバーの「ファイル」をクリックしてみる。
そこに「プリント」という表示が
なくなっていることをお見せする。
代わりに「ファックス」との文字。

「あら、ほんと。変わってるわ」
「はい。このプリンタの代わりに、
よそのファックスを使って
プリントアウトするようなものなんです。
この文字の情報をプリンタに打ち出すか、
それとも電話回線を使ってよそで打ち出すか、
その程度の違いだと思ってください」

納得してくださっている表情。

「プリンタが繋がれていないような場合、たとえば、
自宅や友人宅にファックスして、
原稿をプリントアウトすることも可能なわけですよね、ちゃっかりと」
「あぁ、なるほどね〜」


わかっている人にとっては、
なにをいまさら、と思われるかもしれませんが、
こんな程度のことだって、
教わらなきゃ知らないんですよね。
なにせ、まったく新しいユーザーが
どんどん増えてる時期だから、
知らないことの多い読者だって、
いーっぱいいるはずですよね。

(明日は、このつづきをお読みくださいませ)

第14章 小学校高学年くらいの段階にはいったか(5)

お待たせをいたしました。
いよいよ、待ちに待ったFAX送信が実行される!
読者が間違えそうなところは、
ちゃーんと先にミーちゃんが間違ってくれてますから、
安心して読み続けてください。

では、早速、まいりましょうぞ、南波先生。


「じゃ、やってみましょう。うちに送ってみますね」
「はい。あ、でも、お宅のお嬢ちゃん、
パソコンの電源入れてるかしら」
「あっ、パソコンとは関係ないんですよね、この場合は。
パソコンに送られるんじゃなくて、ファックス電話に
勝手にプリントされて出てくるはずですから(笑)」
「あ〜、そうですよね〜。やだわ〜(笑)」
「いえいえ、よくありますよぉ、
いろいろが混同してしまうんですよね〜」

せっかく覚えてくださったメールの仕組みと、
新たに登場したファックス。
どちらも電話回線を利用して情報を送信する。
混同するのもまったく無理はない。

メニューバーの「ファイル」から「ファックス」を選択。
プリンタ同様、ファックスのウィンドウが現れる。
「一時アドレス」にうちの番号を入力。
あとは「送信」を押せばいいだけ。
「プリントする程度の作業でしょう?」
「そうね。似たようなものね〜」

と言ってるそばから、iMacが電話をかける。
ジリジリジリ・・・。ダイヤルしている。
再び、笑みがこぼれる。
プッシュ回線より、やはり人間味(?)が感じられる。

「Fax Status」のウィンドウが現れ、状況が表示される。
無事、送信されたようだ。

「ファックスの場合、送信が済むと
勝手に回線を切ってくれますので、これで全て完了です」

のちにプリンタを使おうとして
焦ってしまうことがないよう、
またセレクタで元に戻しておいた。
「印刷ができなくなっちゃったわ!」
なんていう余計なドッキリは与えたくない。

ハツミさんのところにファックスが届くかもしれない。
「今日のランチは何かしら? ミーちゃん」なんて?


なーんだ、こんなに簡単だったのかぁ。
ぼくもそう思いました。
どうしていままでやらなかったんだろう?
答えは、わかっています。
誰かが、このことを教えようと思いついてくれなかった。
いえ、その誰かが悪いんじゃなく、
「どっちでもいい機能」という範囲の引き出しに、
FAX送信がしまわれていたんでしょうね。

さぁ、皆さま、FAX送信してみましょう!

(さぁ、送信の結果は、明日のおたのしみ。つづく)

第14章 小学校高学年くらいの段階にはいったか(6)

FAX送信のレッスンは、意外に簡単だった。
これで、なーんだそうかとFAX送信をはじめる人も、
けっこういるのかもしれないね。
で、今日は、もっとちがう「しくみ」を、
南波先生は、ミーちゃんに教えるつもりで来たはずだ。
いやいや、押しつけるつもりじゃないに決まってる。
そうだ、ミーちゃん自身が、前々から
興味を抱いていたパソコンの機能といえば‥‥
そうだ、お絵書きであった!


さて、文字の入力にはすでにずいぶんと
慣れ親しんでらっしゃるミーちゃんであるが、
どうやらお絵描きにも興味を抱いてらっしゃる様子。

「ミーちゃんのトレードマーク
みたいなのを考えて
描いてみたいのよね〜(笑)」
おぉ、トレードマーク!
それは面白い!発想が違う!さすがだ。

私はふと想像した。
店に並ぶミーちゃんのキャラクター商品。
自らがそのデザイナー。おぉ・・・!

それでは、まずは、とりあえずクラリスワークス。
お絵描きなら、その「ペイント」環境での作業に
なるが、まずは「ドロー」環境の紹介から。
どちらもグラフィック作成用であるが、
基本的に違うタイプのものなので、
そこを最初に理解していただきたい。

「ドロー」では、「オブジェクト」と呼ばれる
独立した「形」を作成し、
それを選択して、移動、修正等ができる。
それぞれの「形」を自由に寄せ集めて
図面等を描くもので、幾何学的な図の作成に適している。

一方、「ペイント」では、
水彩画を描くような感覚を楽しめる。

そのあたりの基本的な違いがわかるよう、
二つの環境での作業を、それぞれ、一通りお見せする。

ミーちゃんのトレードマークを描くには、やはり
「ペイント」になるであろう。
「ペンツール」「ブラシツール」「スプレーツール」
「塗りツール」等を中心にご説明。

「投げ縄ツール」や「マジックワンドツール」
などの選択ツールの使い方については、また後日。
実際の水彩画とは違って、
後からいろいろと効果を追加できるということも
知っておいていただきたい。

近日中に、素敵なトレードマークが
この世に生まれることを期待する。
でも、これもお気楽にどうぞ、ミーちゃん。


これは、ぼくだけの考えなのかもしれないが、
「お絵書きソフト」というのは、
なくてもいい機能ではないか?
ぼくは、いつもそう思っていたのだ。
もともと白い紙に絵を書いていた人なら、
コンピュータを買ったら、絵も描きたいと思うだろうが、
ふだん絵を描かない人が、
絵を描く人になるとは考えられなかったのだ。
だから、ぼく自身は、ほんの数回しか
「お絵かき」はしていない。
みんなもそういう感じかと思っていたら、
ちがうんだねぇ?!
ミーちゃんは、描きたかったんだもんなぁ。
あ、そうか、ぼくの場合は、身近に
絵描きが多すぎるんだ、きっと。
彼らの絵の方が、ぼくが描いた絵より
いいに決まっているから、自分の絵を描かないんだ。
トレードマークにしたって、
アイディアだけ自分で考えたら、
それを、磨き込んですばらしくしてくれる人が、
まわりにいっぱいいるんだもんね。
なーるほど、と一人ごちしてみました。

(さぁ、この後のレッスンは、どうなる? 明日につづく)

第14章 小学校高学年くらいの段階にはいったか(7)

今日のレッスンは、ちょっと難しいかもしれない。
実は、ぼくにもよくわかってない。
添付ファイルをメールで送るときには、
相手が受け取れるかどうかについては、相当悩んじゃう。
来たファイルも開けない場合があるし、
送ったファイルもおなじことがある。
このあたりの問題って、いずれは解決するんだろうけれど、
いまはかなり切ない場面が、よくあるんですよね。

ま、読んで。
南波先生、よろしくお願いしまーす。



「この間ね、親戚のえっちゃんていう女の子が来て、
かわいい絵を描いていってくれたんですよ」

あ、これかな?
デスクトップ上にクラリスワークスのファイルを発見。
タイトル:『変な熊さん』
なかなか興味をそそられるタイトルだ。

「それでね〜、えっちゃんのおうちにも
パソコンがあるから、添付してみたんですよ。
そしたら、メールは読めるんだけど、
その絵が見られないらしいの。
何かが必要みたいね、それ見るには」
「あ、それは残念でしたね」
「絵のファイルなんかは添付できないんですか?」
「いえ、それができるんですよねー」

ちょうどタイミングよく、イシノさん登場。
イシノさんにも同じものをメール添付で送ってみたが、
やはりダメだったそうだ。

「イシノさんちのパソコン、Macじゃないですよね?」
「そう、ウィンドウズなんです」

ついに来たか、Mac・Windows間のミゾ的な問題。

「そのクラリスで描いた『変な熊さん』、
うちのMacでもし受け取れば、
ちゃんと見られるはずなんですよ」
「あら、そうなの〜?」
「ええ、うちにもクラリスワークス入ってますから。
でも、イシノさんのパソコンには
入ってないはずなのでちょっと無理なんですよね」

メール添付する際、
相手がWindowsユーザーの場合には、
ちょっとした注意点がある。そこをミーちゃんにご説明。

Windowsのファイルはすべて
「拡張子」というもので管理されているという点が一つ。
「拡張子」のないファイルを送ると、
Windows側ではそれを開けない。

イシノさんのパソコンも、えっちゃんのパソコンも、
「ナンノ・ファイルダカ・ワカリマセン」状態に。

「そんなこと言わないで、わかってくれよぉ」
などと言いたいところだが、
ファイルの構造がまったく違うのだから仕方がない。

また、画像の形式。
Macの標準的なフォーマットはPICT形式であるが、
Windowsとのデータ交換の際には、
このままでは都合の悪いこともあるということ、
ミーちゃんもなんとなくわかっていただけただろうか。

「画像は、インターネットで標準的に使われている
JPEGやGIFという形式で送った方がいいんですよ」
などと説明しながらも、
たぶん、そんなこと耳にしても
「ハテナ?」だと想像する。

試しにブラウザを開いて、
履歴に残っていた「ほぼ日」ページを表示。
サルさんのイラストを
デスクトップまでドラッグして
連れ出してきた。

「このファイルの名前を見てください。
最後に『.gif』というのが付いてますよね?
これがさっきご説明した『拡張子』というもので、
このファイルがGIF形式だ、
ということを示してるわけです」

絵や写真などを添付する際には、
Windows側でも確実に表示されるよう、
それに適した形式のファイルに
変換する必要があるということ。
とりあえずは、これだけ、ちょっと覚えておいてくだ
さればいいかなと思う。


「それに適した形式のファイル」かぁ。
よくわかんないんだよねー、適してるのか適してないのか。
あ、この機会に言っておこう。
2メガとか3メガとかあるような重たいファイルは、
「どうしても送りたい場合には、
送信先の了解をとっておくこと」を
マナーとして確立したいもんだね。
携帯電話で接続している時なんか、
死にそうな気持ちになっちゃうもんね。

(さぁ、さらに明日につづくんだ)

第14章 小学校高学年くらいの段階にはいったか(8)

変換、ですよ、変換。
素人最大の難問、添付ファイルを確実に送るための勉強。
このあたりのレッスンは、けっこう読んでいるだけでは
難しいかもしれませんねぇ。って、自分のことです。

とにかく、読んでおくだけでもいいからってことで、
怖がらずに読んでおきましょうね。

じゃ南波先生、お願いします。



実際にちょこっと変換してみよう。

そこで「グラフィック・コンバータ」の登場。
こんなこともあろうかと、付録CD-ROMを持参していた。
インストール。あっという間。

先ほどの『変な熊さん』をGIF形式に変換したい。

さて、どんな方法を取ろうか・・・。

『変な熊さん』ファイルを開き、
(実はかわいい)熊さんのイラスト本体部分を選択。
そして、コピー。

アップルメニューから「スクラップブック」を開く。
「スクラップブック」は、絵などを気軽に保存するのに
ちょうどいい、小さくて便利なアプリケーションだ。

そこにペースト。
それだけで勝手に保存してくれる。
スクラップブックに熊さんのイラストが追加された。

さて、今度は、その絵にポインタを乗せ、
マウスボタンを押しながら、デスクトップにドラッグ。
そこでボタンを離す。
「ピクチャクリッピング」という、
かわいいファイルの出来上がり。

ダブルクリックしてみると、熊さんのイラストが現れる。
スクラップブックから
絵を一枚取り出してきたようなものだ。

では、この「ピクチャクリッピング」ファイルを
先程インストールした「グラフィック・コンバータ」で
GIF形式に変換してみよう。

すると、「ピクチャクリッピング.GIF」
という名前のファイルが現れる。
これで『変な熊さん』も、めでたくGIF形式に変身した。
アイコンにその絵が表示されているので、わかりやすい。

「ほぼ日」ページからの「umeboshi.gif」と合わせて
二つのGIFファイル。

これをただデスクトップに置いておくだけじゃ意味がない。
さっそく、イシノさんと私へのメールに添付してみよう。

そこからはミーちゃんにお任せ。
Outlook Expressを起動。
メール作成画面で適当に本文を書いていただく。
さて、添付。

「最後に『.GIF』っていう拡張子のついているものを
見つけてクリックしてくださいねー」
背後からミーちゃんの作業を見守るイシノさんと私。

そして、無事送信。
さて、ちゃんと添付されたかな。後のお楽しみ。


ふーむ。
あとで、近くにいる詳しい人に、聞いてみよう。
「グラフィック・コンバータ」っていうのが要るのかぁ。
今日は、ちょっと(仕方なしに)無口なdarlingでした。

(レッスンは、まだつづきがある。明日につづく、です)

第14章 小学校高学年くらいの段階にはいったか(9)

ちょっと難しくなったレッスンですが、
南波先生は、これをすべて理解してマスターしろなんて、
ぜんぜん思ってないようなんです。
こういう「世界」をのぞかせてくれる、という感じ。
ちょうど、大人が子供に「たかいたかい」をするような、
そんなつもりで教えてくれているようです。
だから、初心者の読者も心配しなくていいみたいですよ。
もちろん、初心者のまま2年、のぼくも安心さ。



クラリス書類から「スクラップブック」を経由して
「ピクチャクリッピング」、そしてGIF形式に変換。
ちょっと面倒であるような、
初めての方にはちょっとトリッキーに思えるような
作業をしたわけだ。

「スクラップブック」も「ピクチャクリッピング」も
知っておくとちょっと便利なものなので、
この機会にお見せしてみたが、後日、改めて、
じっくりとご説明しようと思う。

ミーちゃんを混乱させたくないが、
この「グラフィック・コンバータ」で
直接お絵描きができるんですよ〜。
保存する際に「GIF」を選択すれば、
そのままGIF形式のファイルが出来上がる。
ただ、英語版なので、ちょっと面倒かもしれないが。

どんな作業をするにも、
選択肢(使用するアプリケーション)は
一つだけではないということで。

それにしても、向学心、好奇心いっぱいの
ミーちゃんが相手だと、ついつい
「80代」という事実を忘れてしまう。
「80代」を意識することが本当にない。
たぶん、ご本人も。

しかし、「JPEG」だ、「GIF」だ・・・
改めて考えてみると、
もうすでに「入門編」ではなくなっているような。
そのうち、暗号化メールあたりまで
エスカレートしてしまったら、どうしよう・・・!(笑)

ミーちゃんへ:

几帳面なミーちゃんのこと、全てを覚えなくちゃ、と
お思いかもしれませんが、
適当に覚えて、適当に忘れてしまってください。
忘れたところは、またお教えいたします。

「3歩進んで2歩下がる」的スタンスでオーケーです。
単なる「生活のオプショナル玩具」としてのiMac。
お気楽におつき合いください。


うれしい言葉だなぁ。
『適当に覚えて、適当に忘れてしまってください。
忘れたところは、またお教えいたします』
こんなひとこと、学校の先生に言われたら感激して、
泣いちゃうかもしれませんよ。

ミーちゃん(と、ほぼ日)は、
なんていい先生にめぐりあったんだ!
お礼に、南波先生のご主人に釣りをレッスンしましょうか?
なんちゃって(なつかしいなぁ、これ)。

さて、ここでまた、ちょっと間が空きます。
つまり、連載は明日につづきません。
でも、他のページもおもしろいので、よろしくね。
急に再開しますから、毎日チェックを忘れずに。

第15章 新しいミーちゃんの日記(1)

なにしろ毎日連載がながいこと続いていましたから、
しばらく休んでいると、
「80代からのインターネット入門がないのはさみしい」と、
読者からも催促をされたりいたします。

そんなこと言ったって、ねぇ。
毎日連載に耐えている筆者って、他にはいないんですから、
いかにキツイことかわかるでしょう?
でも、まとめて日記を送ってもらったので、
またしばらく毎日お届けできます。
ちょっと時間を戻した気持ちで読んでください。

それにしても、
一日ずつの書く分量が、明らかに増えてますよね。



8月11日(水)pm3・30気温32c--湿度60%「冷房なし」
メ-ルに日記を添付して
『ほぼ日』か南波先生のところへ
送る事になりいろいろしてみましたが駄目でした。
仕方なく宅急便でコピ-したのを
『ほぼ日』へ送る事に自分だけで決めて
出かけようとしたところ
紀子や石野さん初美さんに見つかり
メ-ルで送るのでなければ意味無いし
誰も喜ばないと云われ
自分でもそう思っていたので素直に戻り
メ-ルに添付で送る事にしました。
お忙しい南波先生には申し訳ないと思いつつ--
(添付)は初めてなので大変でした。
石野さんが仕事のなかを手伝ってくれたので
何とか届いた様です。----くたくたです。
ヤマト運輸に失礼--甲子園は雨で試合はないようでした。

8月12日(木)気温32c--湿度60%「冷房なし」
今日は例のお仕事でした。
4時頃まで愉しくやっていたところ名物の雷
(最近名物と言えなくなる程少ないのです)で
土砂降りの雨が降りサ-大変。
[imac]ちゃんが落雷で壊されたら---
と電源の差し込み抜くやら大騒ぎ---!
この雷雨で前の道路は水が流れて川の様になり
とにかく大変でした。
この状態がいつまでも終わらず私はまた明日から
『御盆』になるのでその準備もあり
遂に日記も打てずくたくたで寝てしまいました。
-----と言うわけで--この日の分は翌日打ったわけ--
ダメダメミ-ちゃん
もつと頑張れ!!!

8月13日(金)気温28c--湿度76%「冷房なし」
初めて日記が本当の日記でなく誤魔化した事になり
何となく気恥ずかしくなりました。
1日キ-を打たないと指の動きが悪くなる様です。
さて今日はAM9・00前にうちを出て
雨のなか傘をさしてお墓の草むしりをして
(最初外野の生徒だった純子夫妻に
車で迎えに来てもらい3人で)
汗と雨で着ていたシャツがびつしょり。
こんな迎え盆は初めてです。
夜はまた雷雨で蒸し暑く本当に呆れてしまいます。
南波先生の六年生のお嬢さんは
お祭りで踊りや太鼓をたたいたりするとのことですが
今日もお祭りがある筈ですが
この雨ではどうなったでしょう?
前橋では群馬県庁の新庁舎の落成式が
今日とのこと、1日中雨でこれも気になります。
明日は面白い事が無いかナ--。
-----つまらない日記になつてしまつた。
特ダネ求む。----ミ-ちやん


ひさびさに聞いた、というか読んだ
「ダメダメミーちゃん」でありました。
そんな、だめなんかじゃないからご心配なく。
お墓の草むしりなんて言葉が、
妙にうらやましい行事に思えたりするものですね。
そういえば、よくは知らないんですが、
雷の時には電源を抜くものなんですね。
鼠穴でも、抜いていましたっけ。
東京の雷の日には、あちこちでPCが壊れて、
販売店やらサービスセンターが大騒ぎだったとか。

(むろん、明日につづくのであった)

第15章 新しいミーちゃんの日記(2)

こうして、少し涼しくなってから
夏の日記を読むと、月日の移り変わりを感じますね。
いま、急に思いついたんだけれど、
小学生たちが必ず書かされる夏休みの日記って、
あれ、何十人分も読む先生のほうも大変だよなぁ。
小学生って、けっこうウソとか書くしね。
ああいう宿題って、どうなんでしょう。
あれで、日記を好きになった人もいるのかなぁ。

それでは、ウソは書けないミーちゃんの日記を。



8月14日(土)気温26c--湿度78%「冷房なし」

朝--ちよッとした騒ぎがあつた。
玄関の下駄箱(床の間扱い)の上に飾ってあつた
花の水を取り替えて少し経って
花瓶を横向きにした方が花が賑やかに見えるかなと
少し廻してみたところ
ナント黒いような茶色のような『芋虫型』の虫が
花に着いているのです。
初美さん石野さん紀子とかよわい女性に
是非見せたいと呼んできて見せたところ-
案の定キヤ-キャ-。
殺虫剤をかけて雨の道路に--一件落着
5・6分後には事故死か?
もう見えませんでした。

午後は1歳7ケ月の坊やを連れて親子三代で
千葉県から遊びに来てくれました。
男の子らしい面白くてとても可愛い子で
『大人』はアクセサリ-的存在になって主役は大喜びで
休暇をとつたお父さんが殆ど休めないで
お坊ちゃまのお相手--ア-ア会社の方が疲れないわ。
と言いたいらしかった。---男はつらい。
朝から夜までずうつと雨。
--雨は続くとやっぱり嫌になるものかな?

8月15日(日)気温30c--湿度75%「冷房なし」

毎年『花火大会』をする事になっているが
朝から晴れて花火が揚げられる様な事はなく
市民は夕方まで(有るかしら)を繰り返し
空を見上げている毎年です。
今日も雨模様の曇り日でまた気を揉ませていましたが
pm1・00頃青空がのぞいてきました。
『前橋の花火大会開催本部』も慌てているでしょう。 
開催の空砲がドンドンと景気良く鳴りました。
今夜の花火は1番から136番まであり
利根の河原の3ケ所くらいの場所で交替で打ち上げるので
昔の様に次のが揚がるのが待ちどうしい様な事もなく
我が家のベランダ(二階の)の観客も『ほろ酔い加減」で
ワ-ワ--と歓声をあげて賑やかになります。
今年も多分そんな事になるでしょう。楽しみです。

8月16日(月)気温28c--湿度75%「冷房なし」

昨夜の花火大会は思いがけず良い天気になり
完全にできました。
例年より我が家のベランダの観客は少なく8人でした。
東の風が涼しく気持ちが良くて
ビ-ルも話しも弾みました。
夜中からの雨が続いていて『雷』も鳴り停電もあり
電源を切ってあつたので日記も夕方始めました。
兎に角ベトベトした嫌な暑さで
何にもする気になれません。
ボ--として居たところ----電話のベル---
9月のカナダの旅の申し込んであった日が
人員不足で中止との事。
サア-どうしましょう。同行の友達に連絡して
4日前のにする事になりそうです。
『草津行』も迫っているのに変な天気で
又今年も行けなくなるかと心配です。
あ-あ-----早くよい天気にならないかな-。
あっと----忘れていた!!!。
昨日初美さんのお友達と高校生のお嬢さんが
隣のお店へ来て『ほぼ日』の(80代から)を
毎日見ているとのこと
(楽しみにしてる)ナ--ンて言われ
私の『imac』を見てくれたので嬉しくなって
隣で買ったばかりの美味しいクツキ-を差し上げました。
うふふ。ファンのような気がして------?

8月17日(火)気温31c--湿度61%「冷房なし」

今日は南波先生が来てくれる事になり午後はお勉強です。
保育所の4時のお迎えは
おばあさまがしてくれる事になったので
夕方少しゆつくりできるとの事。    
おばあさまは利根川の橋の向こうに住んでいらつしゃるのに
私のために本当に申し訳ないと思います。
感謝しております。まだ私よりずうっと若いでしょうが
そのうち遊びに来ていただいて昔話でもいたしましょう。
昔話なんて-----怒られるかな?
今12時青い空に白い雲が出てきたので
夕立ちがあるか知れません。
夕方5時過ぎて南波さんは帰り
私は昨日の停電のため
{imac}の時刻が違ってしまったので
今日先生に直し方を教えていただいたので練習しました。


そうですかぁ。
地元でも「ファンのような人」が、ですか。
まぁ、そういうことがあっても不思議はないっていう
状況にはなってきていますよねー。

道を歩いていて金髪鼻ピアスの高校生なんかに、
「おーい、あれ、ミーちゃんじゃねぇか?!」なんて
囁かれたりしたらどうする?
おっと、脅かしてどうするっつーの。すみません。

(んでよー、明日につづくんだよなー。)

第15章 新しいミーちゃんの日記(3)

今回は、ちょっとというか、大きなというか、
「事件」があった模様です。
結果的にはお笑いで終わったのですが、
ま、いろんなことが起こるもんです。

そして、いよいよ草津温泉に出発!



8月18日(水)気温32c--湿度60%「冷房なし」
 
真夏らしい日になってきました。
昨日は吾妻線が不通に成ったとか?
又今年も草津国際音楽祭に行けなく成るかと心配です。
先ほど高崎駅へ問い合わせたところ
現在平常取りとの事、
多分行けるでしょう。
先程「迷画」の練習しようと出してみたのですが
あれこれしても思うように成らず「むちゃくちゃ画」
と言うところです。
 
8月19日(木)気温31c--湿度63%「冷房なし」
 
今朝一時十五分ぐっすり眠っていた私に
「ミ-ちやン死んでるの???」と
紀子の慌てた声が耳もとでした。
---私の方がびくりして目をさましたところ----
ずうっと目覚ましがなっているのに
全然とめる様子がないので可笑しいと思って
二階から降りてみたら私が平気で寝ていたので
紀子はどっきりしたので私のところへ
とんできたのだとの事!!!!!。
やれやれ----と二人はただただ呆れたり
急にどっと疲れてしまいました。
一件「落着」----!!!!!!!!!!。
明日は草津行きなので休みましよう。
今日の日記は朝の事だけで可笑しいかしら?

*私はドライアイスの心配までしてしまいました。
 でも、私はきかない「死んでるの?」とは・・・
 もちろん、おわかりですね。
ノリコ 

8月20日(金)旅行中
 
高崎駅のホ-ムで上野方面からの友達3人と落ち合う。
ほとんど一緒ぐらいでした。
吾妻線の出発まで20分程あり
一人だけ初めてなので他の人に紹介などして・・・・・。
長野原草津駅で下車。
ホ-ムで「茹でとうもろこし」を買った人あり
「甘くてこんなに美味しいのは初めて」と大喜び・・・・・
連絡のバスに急いで乗り『草津』へ------。
高原の『緑』はたまらなくすがすがしい。
草津のバスタ-ミナルで下車。
ホテルのバスに乗り換えホテルの玄関へ・・・。
チェクインまでに時間があったので
『窓』から林の見えるレストランで昼食を済ませ
売店など見て歩く。
お部屋は和・洋2間続きで
窓からは遠くの『山々』と
『青い空』『白い雲』『冷たい空気』
理想的な雰囲気!!!!!。
pm3・30ホテルのバスで
『草津音楽の森国際コンサ-トホ-ル』の会場ヘ・・・
今までより更に「高原」らしさあり!!!。

今日は「室内楽」でサシコ・ガヴリロフ氏(ヴァイオリン)
--ブル-ノ・カニ-ノ氏(ピアノ)に
ラ-ス・ミヒャエル・ストランスキ-氏(ホルン)
ホルンは2曲ばかりでしたが----2時間程の演奏で
御老体ですが素晴らしい息のあった演奏でした。
私達4人は「音楽」は良く分からないのですが-----
うつとりしてしまいました。
ホテルへ帰り夜はフランス料理のコ-スで
頬を染めて!!!!!。
リッチな気分で予想どうりの愉しい一日でした。


「死んでるの???」と、
「ドライアイスの準備」と、どっちが怖いでしょうか。
ま、どっちでも同じかなぁ。
なんか、夏ならではの発想なのでしょうねぇ、
ドライアイスの準備って。

そして、結びは、「愉しい一日でした」、でした。

(そして、明日につづくのでした)

第15章 新しいミーちゃんの日記(4)



8月21日(土)pm3・30気温30c--湿度62%「冷房なし」

ホテルから一歩外へ出たとたん
サ-ツと冷たい風が
心地よく通り過ぎて行く・・・
「ああ-良い気持ち」と
皆で声を揃えて言ってしまった。------。
「前橋」の私の家で遊んで行けると思っていたのが
つごうがわるくなりまつ直ぐ帰る事になり、
私は「新前橋」で「さよなら」をした。
「前橋」はやつぱり暑くて「イト-ヨ-カ堂」で
何かお土産にお菓子でもと思っていたのに
バスに飛び乗ってしまった。
家ではテレビの「高校野球の決勝戦」を見ながら
未だお昼御飯を食べていた私も加わつて
『桐生』の素晴らしい奮闘ぶりに拍手をおくった。
夜は『受信メ-ル』を見たりして
「昨日の思い出を」胸に寝る事にした。

8月22日(日)pm3・30気温30c--湿度62%「冷房なし」
 
草津の旅の二日間の日記を打ったり「送信の練習」などして
夜は友達も含め6人で『焼肉屋』でご馳走になつた。

8月23日(月)pm3・30気温32c--湿度55%「冷房なし」

日射しは強いが家に差し込む陽の当たり方が
「秋」のような感じになつてきた。
障子を動かし日当たりを防いだりする
おかしな感じ。-----。
メ-ルを送りたいが何となく面倒になり
今日はやめる事にした。
遊び過ぎて疲れたかな???-----
ミ-ちやん---頑張れ!!!
少しお寝ん寝でもして・・・・・
涼しくなれば「出来る」でしょう?
雷でインタ-ネットの差し込みを抜いてあったまま
メ-ルを出したので「注意」が出た。
慌てて差したら時刻は何分か遅かったが
『送信済みアイテム』で見たら出ていたので
多分届いたと思います。   

8月24日(火)pm3・30気温30c-65%「冷房なし」
 
先日樋口可南子の舞台『かもめ』が10月にあると
『ほぼ日』で見たので西武セゾン(前橋)へ
問い合わせたところ、8月23日発売との事。
昨日行けなかったので
今日デパ-トの開店に合わせて駆け付けたところ
もう良い席は無く右横で横向きの席でした。
それでも5列ぐらいなので前の方で良いと思います。
『ほぼ日』で見たと言いませんでした・・・
ふふふ・割り引きが無いから??? 
全く話しが変わりますが
今朝新聞の折り込み広告にさ-ッと目をとおし
捨てるかどうか(裏がメモになるか!!!)分けるので
見ていたところ県内(群馬)に10ケ所くらい店をもつ
食料品店の広告の最上段に
「everyday low prices]と
英語で書いてあるのです。
---いよいよ「大正」ははるか彼方かナ---
簡単に世の中の事が通じ無くなる様な気がしてきました。
・・・・・80代のミ-ちやんの頃の英語の教科書は
「これは何ですか?」「それはペンです」・・・から
始まっていた時代ですものね。
世の中の進歩についていけるかしら???。
少少考え過ぎかな?
大らかに「わが道を行く」・・・で行こう!!!。


あ、「かもめ」観ますか。
そうですか、いま「がるるるうモード」で稽古中ですが、
その時にでも会えたら会いましょうか。
南波先生とかも来るかなぁ?

大正生まれでなくても、英語には悩まされてますよ。
いつかちゃんとやらなきゃと思って数十年だもんな。

(とうびーこんてぃにゅう 明日につづくのであった)

第15章 新しいミーちゃんの日記(5)

疲れると歯が痛くなるという経験は、
この日記のしばらく後に、ぼくもしてしまいました。
歯痛というものは、他人が想像するよりずっと苦しい。
ぼくはかつて中国の旅行中にひどい歯痛になって、
現地の歯医者に行ったことがあります。
ぼくが涙をにじませながら治療している様子を、
近所のガキどもが、大勢で観察しておりましたっけ。
治療用の機械で鉄棒したり爆笑したり、楽しそうでした。
日本人を近くでみることが「娯楽」だったみたい。
ついでですが、公衆便所では、
目隠しのない溝にむかっておしっこするんだけど、
こんどは中国の大人の人たちが、
ぼくという日本人の股間を怖い目で凝視するのでした。
気づかないふりはしたんだけど、出なくなりました。
そのまま小便せずに、露出しただけで去っていった日本人を
彼らは、なんと思ったのでしょうか?
1980年のことでした。

さ、日記、です。



8月25日(水)pm3・30気温30c--湿度45%「冷房なし」

昨日の午後から左の歯茎が痛いので
午前中はお医者さんへいった。
早く治さなければと焦っているわけ?。
目的が迫っているので。・・・・・・。
少し痛いので「痛み止め」も頂いたのに
「安定剤」を呑んで一時間半程眠つた。
早く日記を始めたいと思いながら軽いお食事をして
又寝てしまった。
紀子が「東京ド-ム」入場券を頂いてあったので
今日は巨人--横浜戦を見ている筈なので
私も速くこれを切り上げて、7時からテレビ観戦です。
サ-どうなるでしょう???。
紀子はズ-ッと昔甲子園まで
「前橋高校」の応援にいった日に----同校の松本投手が
「完全試合」をした事があるので
今夜も「運」を期待しましょう。
・・・・・・巨人--頑張れ・・・・・・・・。


8月26日(木)pm3・30気温27c--湿度65%「冷房なし」

昨夜の巨人--横浜戦は何となくだらだら(ごめんなさい)
して迫力がなく紀子も残念だったろうと
私までつまらないので寝てしまいました。
うとうとしている内に帰つて来て
「あれから勝つた」と聞いて又驚き!!!
「運」が未だあったのか?
『巨人』よ良く頑張った!!!ね。
と褒めてやりたくなりました。
さて今日はお仕事の日---いろいろの内容で
何となくそわそわして又愉しく終わりました。
昼食は初美さんの奢りで「中華」の店ヘ行き
昨日でなくてよかったと思いました。
?「歯」が治っていて----。
夕方又雨になり聊か雨はもう沢山です。

8月27日(金)pm3・30気温28c--湿度65%
「冷房なし」


昨日は83歳の旅の友が『ドイツ』へ行って来たと
葉書が来たり,この間の(草津)の写真が届いたり。
(東京)の旅友達から今朝[NHk]で
信州の『替佐』の駅付近の紹介があり
私が計画したので「あの時は良かったわね-」との
電話が来た。
あの時は「草津」「白根」「志賀高原」を抜け
『ふるさと』の童謡で有名な詩人
『高野辰之』と言う詩人の出たところで
歌のとうりの景色が今も残っているとても良い所です。
又行きたくなりました。!!!・・・・・・・
83才の人は娘さんがいつもついての旅で
本当に幸せです
(草津)の写真は「昔の娘」4人ですから・・・・
バックの景色などは高原の感じが素晴らしいです。
もう来年の音楽祭の計画を任せられてしまいました。
秋の草津も紅葉がステキですし・・・
困つちやうな--。今日など朝はすつかり
「秋」らしくなって来ました。


ほんとに周囲に「旅行好き」が多いんだなぁと、
あらためて感心しますね。
ぼくだったら、つい
釣り竿持っていきたくなっちゃいそうだなぁ。

(秋らしくなっても、まだ明日につづくのだ)

第15章 新しいミーちゃんの日記(6)

夏の疲れがでたのか、歯痛のせいか、
ちょっとミーちゃん元気がなくなっているようです。
体調がよくないのは、絶対に感情に反映しますから、
そういうときには、
「あ、内臓が疲れているんだ」くらいに、
ぼくは認識するようにしています。

でも、うまくいかなくてプンプンするのは、
誰にでもあることですよね、読者のみなさん?



8月28日(土)pm3・30気温27c--湿度73%「冷房なし」

今日は「送信」を自分で完全に出来るように
順序を(自分流)に「打ち」
一枚コピ-して保管することにしようと始めた。
七割位出来た時に「お昼ですよ-」となり
「保存」にして「終了」にし
上の「特別」から「システム終了」で完全に消して
「ハ-イ」となった。
食事をおえて「眠いな-」と思いながら
「もう少しで終わるから」と始めようとしたら、
どうしても何もでない。
この「原稿」が出来た時
「悦ちやん」と「石野さん」に打ってみたら
届いていたから---悔しいやらもつたいないやら。
「このまま止めるわけには行かない」と
前のより(-)や「-」などていねいに付けて
(7)番のあと(10)まで作り
今度こそコピ-してみるつもりでした。
それも後で探したのに何処にもないのです。
もう「頭」はガンガン「気分」は
「ムカムカ」『imac』と『喧嘩別れ」・・・・・・
「日記」も止めて------シヤワ-・・・・・
出て来たら----紀子が恐い顔で
ミ-ちやんは始めたばかりの癖にそんなくらいで
「プンプン」するなんて「思い上がりですよ。」
・・・と『叱咤激励』
自分でも分かつているが夏の疲れが出ているので
---9月の(餌)がぶら下がっているので
そのまま寝てしまった。
そんなわけで今日のここまでのところは29日になった。

8月29日(日)pm3・30気温30c--湿度47%「冷房なし」

日射しは強いが『秋』を感じるようになった。
----この辺でひと休み。
ガラス戸を全部あけて「秋風」を思う存分吸い込んで
気持ちはよかったのに・・・・
「埃」や「木の葉」など入り
家の中がザラザラ---又私の仕事が増えたことになる。
このところ少し元気がなく目が覚めれば
もう「眠い」のみ----と言った感じ。

8月30日(月)pm3・30気温28c--湿度60%「冷房なし」

今日は歯医者ヘ行く日なので
昨日の「埃」などでお掃除が大変だと思い
早く起きて「新聞紙」を濡らしてやたらと裂いて
家中にまき散らし箒で丁寧に掃き出した。
それからモツプで拭き漸くきれいになり安心した。
「歯」は一本抜いた。---残念だが仕方がないでしょう。
一日おとなしくしていた。
人間とは駄目なものですね。
「歯」の一本でもショックを受けるなんて・・・・
兎に角早く治すことに努力することですね。
これも---頑張れ!!!
いろいろ大変だけれどやるぞ--。
『カナダ行き』の書類と残金支払いの用紙が
来たので・・・・・。

8月31日(火)pm3・30気温30c--湿度61%「冷房なし」

真夏より強い日射しになった。
「歯医者」さんから銀行で「旅費」の振り込みや
「健康アンケ-ト」などポストに入れて帰ったら
正午になった。
お隣の店は(お休み)で
石野・紀子組もてつだつて三人で大掃除をしているが
私は「家計簿」など付けて手伝わなかった。
又『大きな』『娯楽費』で頭をかかえている。
考えてもどうにもならない・・・・・・。
実行するのみ・・・・
私の生き方---後悔なし!!!。
十月になれば「あの時行って良かつた」となると
考える事に-----決めた。----終わり。


『考えてもどうにもならない・・・・・・。
実行するのみ・・・・
私の生き方---後悔なし!!!。
十月になれば「あの時行って良かつた」となると
考える事に-----決めた。----終わり』
って、ぼくも毎日おんなじような気持ちでやってるのさ。
それでいいのだ。ぴーひゃらぴーひゃら。

(がんばって明日につづくのである)

第15章 新しいミーちゃんの日記(7)

昨日の「ちょいと不機嫌」状態、
もうちょっと続いています。
季節の変わり目、というせいもあるだろうし、
ほんとに無理しないようにと、
いまさら言っても遅いけどさ。

では、その不機嫌だが前向きな日々を。



9月1日(水)pm3・30気温31c--湿度50%「冷房なし」

カナダの今度行く所の「観光地」「市街地図」
「ホテル」等の情報と,写真入りのコピ-を
お友達のお嬢さんがパソコンで調べて送って下さいました。
私もず-ッと先になれば調べられるかしら???。
きようは何を打っても思うように出来なくて
『お臍』が曲ってます。
これから「本」を見て研究します。


9月2日(木)pm3・30気温30c--湿度53%「冷房なし」

紀子がこの8日(水)からフランスへ出かけて
9月20日に帰るのですが「旅行中」に
「誕生日」が来るので『お祝の前渡し』に
フランスフランの「お札」と「小銭」の残って居たのを
少しながらやりました。
『秋風』と共に『ふところ寒し』だったらしく
喜んでいました。
私は日記にペ-ジを入れる事にしたので
前の方から「ミ-ちやんの日記」を開いては
順に打ってみました。
-----「ペ-ジ挿入」で出来るのでしょうけれど。

9月3日(金)pm3・30気温28・5c--湿度60%「冷房なし」

石野さんが午後来たのでペ-ジを入れた日記を見てもらい
昨日間隔を少し上げたり下げたりしたので
型が悪いので治すのを見てもらいました。
「お絵書き」もしてもらい二枚保存し
「お絵書き」の「鞄」も出来ました。
その後『草津の旅』の思い出の『俳句』を
メ-ルでいただいた友達に
「日記」の8月20日と21日のあるペ-ジをコピ-して
手紙に入れる事にしました。
これから手紙を書きます。


9月4日(土)事情があり温度計を見なかった。

此の日記は翌日打ってます。
近い内に出かける紀子が持って行く事になっていた
「半コ-ト」を私が管理して居て仕舞い忘れ
「すぐ出るはず」と思っていたのが,
午前中から「納戸」や「洋服タンス」を夢中で探したのに,
夕方になっても見つからずヘトヘトになってしまった。
その事だけで『むき』になっていて,
とうとう「家」にいる日として始めて
「パソコン」を全然出さなかつた。
もっと「大きな人間」にならなくてはダメ-----だ。


80歳から大きな人間になるというのは、いいなぁ。
「80代からの大きな人間入門」というのは、
どうでしょうか。
そういう場合、どういうレッスンをするのだろう?

(さ、また明日は、何が待っているでしょう。つづく)

第15章 新しいミーちゃんの日記(8)

元気がない状態は、さらに継続中。
落ち込みになり、自信をなくし、
ますますうまくいかなくなる、という悪循環らしい。
誰でもそうなんだと思うんだけど、
そういう時にかぎって、
なんか妙にがんばりたくなっちゃうんだろうなぁ。

ちょうどいい時期に南波先生が訪ねてくれました。



9月5日(日)pm3・30気温28c--湿度60%「冷房なし」

今朝四時前に目が覚めたので,
どうせもう一度眠れないのだから,
昨日の続きをしてみようと,納戸に入り,
昨日「まさか」と思っていた「引き出し」を開け
二三枚セ-タ-の下を見ていったら・・・・・
なんとキチンとたたんだ『薄手の半コ-ト』が
あるではないか!!!
安物とは言え,「ハンガ-」に永い事かけてあったので
「ハンガ-掛け」のあるタンスと
納戸の長い「ハンガ-掛け」ばかり探していた。
その序でに「引き出し」も幾つか見ていたのに-----。
今になって考えると,私が「旅」で着た後で洗い
「今度着る時にアイロンかければ」と思って畳んで
セ-タ-と同様にしまつたのでした。
此の四五日(パソコン)も,いろいろしてみたくなり,
思うようにならず落込むばかり---
その上,洋服の捜索まで簡単に行かず又落ち込み,
紀子に「何でも落込むのは止めて--」と叱られました。
ごもつとも---。
私も「老人性鬱病」になっているのかも。??

9月6日(月)pm3・30気温26c--湿度62%「冷房なし」

朝五時頃目が覚めた。じっとしていられないので
「ひまわり」の花が侘びしく立っているので
5.6本下の方から切って,細かく切り明日の
「ゴミだし日」に間に合わせるようにした。
まだ「草むしり」もあるが-------。
朝からず-と曇つていて,さっぱりしないい。
昨夜,「カナダ行き」のお友達から,もうすぐなのに
私が何も云わないので,心配して電話をかけて来た。
私も「用意」しなければと思い,あれこれ始めた。

9月7日(日)pm3・30気温26c--湿度70%「冷房なし」

南波先生から昨日連絡があり,
今日の午後来て下さるとのこと。
御主人様がお休みなのでお見えになるそうで
ミ-ちやんは緊張気味......。
緊張し過ぎて「ヘマ」ばかりして
彼氏が『幻滅』を感じる事がないようにと,
更に「緊張」しそうです。
このところ「自信喪失」で
(もともと有る筈がないが)・・・・・。
人間とは「自信」が,有る程度ないと,
ますますダメになるようで
「落込んでしまう」事になるのかな--。???。
ぐっと「話し」が変わるけれど
野球のピッチャ-なんかも「松阪」の様に
殆ど「自信」を持ち続けているらしいから
(本人でないから分からないけれど)
もともと総てが,すばらしいのですが・・・・・。
南波先生御夫妻が見えて話がはずみ,
お勉強は「どうでも良くなった。」
でも少ししていただいた。
先日来た「坊や」にそっくりの素敵な彼でした。
こんなに落着いている事がおかしいほど
素晴らしい「彼」でした。・・・・・。
「彼」(彼)なんて失礼かな?????。
若い時ソ連をシベリヤ鉄道で横断して
東欧までいったとのこと!!!。
それを楽しそうに話すのです!!!!!。
私も,初めて「ソ連」へいった時
日本海を船で渡り「ナホトカ」から「ハバロフスク」まで
鉄道でいったが,この話をきいて本当に驚いた。
ずいぶん永くかかった様です。
南波さんが素敵な人で驚いたが,
彼も本当にお似合いの人でした。
もっと素晴らしい表現がしたいな------。と思うけれど。
この御夫婦は,お互いに束縛する事無く
本当に上手に暮らしている素敵なコンビ・・・という感じ。


その後、南波(彼)さん、バス釣れたかなぁ。

いよいよ、ミーちゃんの日記、今回の分は、
明日で終わりです。
そのあと、また、ここで語られている9月7日の
新しいレッスンのレポートがはじまります。
でも、そんなにがんがんやったわけではなさそう。
それでいいと思うんですよね。
読者のみなさんも、そう思うでしょう?

(そして、明日につづくです)

第15章 新しいミーちゃんの日記(9)

新しい日記のラストです。
さぁて、いよいよ、「ほぼ日」に、
ミーちゃんから、独力で送信したメールが!



9月8日(水)pm3・30気温31c--湿度58%「冷房なし」

初美さんと紀子が「フランス」へ出発する日。
「成田発」が夕方なので
「前橋を13.00発の「アゼリア号(直行バス)で
「成田」まで行く事になっている。
「国際免許」をとつたりするので,
朝の内に二人とも出かけたが,
11時過ぎてもなかなか帰らない。

家でお昼御飯をすると云っていたので
私は「糠味噌のきうり」を出したり
「ぶどう」を洗つたり,
デザ-トの「生菓子」だしてまっていたのに。
12時5分前に「ただいま--」なんて----
お茶を一杯呑んですぐ出かけました。
前橋駅南口13.00発の(アゼリア号)に間に合った様です。
私が気を揉む事は無いのにハラハラしてしまいました。
午後『送信』の練習に悦ちやンにメ-ルをしたら,
届いていた。
気をよくしてpostman@1101.comに
「お礼のメ-ルを初めてうってみた。
私としては「内容」も豊富に本文を付けたのに
「送信済み」で見たら何も無いのです。
前にもそんな事があり,駄目だと思い
もう一度やりましたら「両方」届いていた事があり
或いは届いているかな?
-------と少し「希望」も持つてます。






届いています!もちろん。
これ↓ですね。


事務所の皆様および自称「編集長」へ
初めてメ-ルで御挨拶いたします。
「よちよち歩きのミ-ちやん」にもかかわらず
「じつくり」と見守って戴き,
本当に『面白さ』と『緊張』の連続でした。
何となく,やりたい事が出来ない日は
私の「御機嫌」が悪く「落ち込み」,
やりたい事がスム-スに出来た日は「うきうき」してます。
『一喜一憂』で『夏』が終わりました。
「知らない方々」の優しい誕生祝いのメ-ルに
本当に感激いたしました。
今後もよろしくとお伝え下さいませ。
「何時の日か」直接お話でもする様になつたり
「小さな旅」にお誘いしたり
私の家にも来ていただけたらと楽しみにしております。
本日は「Tシャツ」を戴き本当に有難うございました。
紀子たちが出かけた後なので
帰ってから関係者にも差し上げたいと思います。
又,「教養」と「明るさ」のある良い先生を見つけて戴き
これからも「良き友」としておつきあい出来ると,
楽しみです。
先づはいろいろのお礼まで。
ミ-ちやんより
  
「梨」と「クツキ-」は事務所の方に届きましたか?
 カグチヒナコさんがお留守のようなので自宅の方は
失礼しました。


もちろん、日記を読んでいたので、
出せることはわかっていたのですが、
「来たねぇ」って感じです。
思えば遠くきたもんだ。

うーむ。感無量です。

第16章 あらためて、気楽に行こう(1)

もうすでに日記でご存じのことだけれど、
ミーちゃんは、ブルーなのであった。
自信をなくして、自分を責めたりしているのだった。
しかーし、そういう時期に、
ナイスなタイミングで颯爽と登場するのが、
南波あっこ先生なのであった。
町内会の行事や、夏休みの子供たちの世話や、
本業の翻訳の仕事や、とにかくいろんなことで
忙しいに決まってるんだけど、
ブルーな80歳のところにも、
ちゃーんと駆けつけてくれるのであった。

そして、何かのステップアップのためというより、
気楽にパソコンとつきあう気持ちを思い出すための、
新しいレッスンがスタートしたのです。



夜風がすました顔して身体を撫でてゆくたびに
過ぎゆく季節の面影を心に焼き付けようと振り向いてみる。
そこにはもう新しい景色が広がっていた。

何かが終わり、何かが始まる。
移り変わりゆくその空気は曖昧な色合いで心に染み込み
ふと気付くとそれはタメイキに変わっている。
あー、もう秋なのか・・・。

・・・あれ?
紫外線対策を怠った夏の名残、脳味噌の中にまでメラニンが
沈着してしまったのだろうか。

そんなふうに感傷的になれるほど秋は深まっていない。
実のところ、日中はまだまだ暑い。かなり暑い。
残暑いつまで続くんざんしょ!
感傷的どころか、苛立ちを感じさせるような残暑。

雷による影響でMacを再起動させられながらの仕事。
それもやっと片づいた。自宅缶詰状態からの解放。
さて、ミーちゃんは
どういう残暑生活を送ってらっしゃることだろう。

電話回線を通した声はいつもの溌剌としたミーちゃんだ。
しかし・・・。

「今、ちょっと気分が落ち込んでるのよね〜。
パソコンも何もかも・・・」

えーっ?そ、そんなことがあるのだろうか。
ミーちゃんが落ち込む?
季節と季節の谷間を彷徨ってらっしゃる・・・?
突然レスキュー気分になる私。 いざ、出動!

「目の前にカナダ旅行が控えてるので、
気持ちが全部もうそちらに行ってしまってるとか、
そういうのでは?」
「うーん・・・どうなのかしら。
あさってにはノリコがもう出発しちゃうし、フランスに。
お隣のハツミさんも一緒だから
しばらく寂しくなっちゃうのよね〜、ここ」
「あ〜、そうでしたよね」
「ノリコたちが帰ってきた翌日に今度は私が出発だし。
南波さん、レッスンとは関係なくても、
いつでも気軽に遊びに来てくださいね。」

「じゃ、明日、ちょっとお邪魔してもよろしいですか?」
「あ、はい、大丈夫です。どうぞ、どうぞ!」

そういう気分になってらっしゃるミーちゃんに、
一方的に新しいことをお教えすることはできない。
したくない。
レッスンの押し売りなんて無意味だ。
「パソコンて意外と簡単で面白い」
そういう感触を維持していっていただきたい。

「じゃあ、Macの疑問点とか困ってらっしゃるようなことを
メモしておいていただけますか?」
「はい、わかりました」
「パソコンに関しては本当に
お気楽におつきあいくださいね」
「ええ。でも、なんだか、
自分が情けなくなっちゃうのよね、
覚えたはずのことができなかったりすると」
「そんな、気に病まないでください。
単なるおもちゃだと思って。
もうだいたいの操作はできてらっしゃるんですから
それでいいんですよ」

ミーちゃんに流れるA型血液がいまひとつ納得しない?
きちんと一つ一つを把握、実行したいという几帳面さ。
私の中で遊びながら仕事している
O型血液に少し混ぜていただきたいものだ。

明日はレッスンとしてではなく、おしゃべりをしに行こう。
そう心に決めた。
もっとも、実質的には、毎回、おしゃべりの中に
レッスンの要素を組み込んできたようなものであるが。



ぼくもだけれど、読者のみなさんも、
なんだかほっとしたでしょう?
「それでいいんですよ」という言葉で、
自信のない生徒はどれだけ救われるか。

そういえば、季節の変わり目って、
誰でも調子わるくなるような気がするんです。
そう、思いませんか?

(当然のように、明日につづく)

第16章 あらためて、気楽に行こう(2)

レッスンの現場感覚を味わっていただくために、
今回は、わざと短めに、掲載してみました。
なかなかレッスンがはじまらない、なんて、
とてもまじめな人なら思うかもしれませんが。
いいじゃないですか。
明日に試験の受験生じゃないんだから。

旅行の好きなメンバーが一同に会して、
旅の話が盛り上がって、
そして、そこに、出番をじっと待ってるiMacがある。

それでいいのだ!



さて、翌日の午後。蒸し暑い曇り空。秋の気配、なし。

以前、うちの保育所生がくっついてきたことがあったが、
今回は、うちのサラリーマンを伴っての訪問となった。
彼愛用のPowerBookをミーちゃんにお見せしたいという。

その後に仕事が入っている彼はスーツ着用。
PowerBookの入ったケースを持ち、玄関前に立つ、
緊張したその姿はまるで新人訪問セールスマン?
「怪しいものではありません。私の夫です」

ミーちゃんとノリコさん、有り難くも歓迎してくださる。

タンジェリンiMac前のテーブルを囲む4人。
木陰のように心地よい涼しさ。
珈琲の香。
この時点でもう喫茶店にでもいるかのような錯覚に陥る。

そして海外旅行の話に大輪の花が咲く・・・。
開花したら最後、閉じることも、枯れることもなく、
そして散ることもなく・・・(笑)。

「シベリア鉄道をフルに、それも往復、
乗った人に会ったのは初めてだわー」と
喜んでくださるノリコさん。
15年以上前のロシア--ソ連にタイムスリップする男。
もう止まらない。今日は、特別、聞き手に恵まれている。

仕事の約束時間をもう過ぎているのではないか?
と、ふと心配になる私も、それを切り出せない。
この「ミーちゃん's カフェ」では時を忘れてしまう。

しばらくして我に返る男、後ろ髪を引かれながら席を立ち、
自分が入ってきたのとは別方向の部屋に向かって進み出す。
タイムスリップからの帰還で目を回したのだろうか。
さあ、男よ、現実の世界へ出発だ。
笑顔で見送る3人の女。

さて、それではiMacの電源でも入れましょうか。

普通ならそのような流れになりそうなものだが・・・
実際は、またそこからが長かった。

どうやら全員、野次馬根性の強い(好奇心の強い)人種
であることがますます明らかになり、話が終わらない。
iMacにチラチラと視線を投げかけながらも、
口から放出され続ける言葉を
自分でせき止められない私。
いくらおしゃべりをしに来たからといっても・・・。

「すみません、いっぱいしゃべってしまって。
そろそろちょっとだけMacをいじってみましょうか」

盛り上がっている飲み会の最中に
「さて、そろそろお開きにしましょうかねぇ」などと
切り出すのに似た、勇気と理性を必要とする発言。

丸いボタンを押してiMac坊やの眠りを覚ますミーちゃん。



こういう場面でのたったひとりの男性って、
なんとなく間が持てなかったりするんだけれど、
南波先生のご主人、上手に登場、上手にはけたって感じ。
考えてみると、このストーリーに出てきた
はじめての大人の男じゃなかったかしらん?
シベリア鉄道の経験者だったんですかぁ。
その後、榛名湖の釣りは、行っているのかなぁ。

(さ、明日はレッスンが始まるかもしれませんよ。つづく)

第16章 あらためて、気楽に行こう(3)

いよいよ、レッスンらしいレッスンがスタート。
南波先生がいない間に、ひとりでさわっていて、
悩んでいた問題が、さっそく提示された。
実は、このへんのこと、ぼくは知らないままです。
いまさら、変な疑問だけれど、
南波先生は、どういうふうにして、
こういうことを憶えていったんだろうなぁ。
やっぱり、必要があったのかな。
ぼくの周囲のパソコンに詳しい人々についても、
そういえば、どうやって憶えていったのか、
聞いたことがなかった。
どうせ、「いや、自然におぼえてったんですよ」なんて、
軽く答えられちゃうんだろうね。
ま、そういうもんだよ、なんでもね。

じゃ、始めていただきましょう。



「いかがですか?何か困ったことありましたか?」
「えぇ、いつもの日記なんですけどね・・・」

また一部消えてしまったとか?それとも全部・・・?

「印刷するとき便利なように
ページの番号をふろうと思ってね、
一ページごとに下の方にスペースをあけて
番号を打っていったんだけど」
「あぁ、なるほど。この番号がそうですね?」
「ちょっと文章を修正したりしているうちに行が変わって
そのページの番号が次のページの頭に移動しちゃったり」
「あ、ホントだ(笑)。ここもそうですねー」
「それでまた直してたんですけど、
もうとっても大変な作業で、
自信をすっかりなくしちゃったの」

各ページの右下あたりにページ番号が記され、
そこを避けるように文章が書かれている。
後で文章を追加したりすると
当然そのページ番号部分の位置も変わってしまう。
これをいちいち直すのは確かにげっそりするような作業だ。

印刷上の都合でページ番号が知りたいのなら、
ウィンドウ左下に「1頁」「2頁」との表示が出るので、
そこで確認することはできるのだが。
ミーちゃんも後でそれに気付いたそうだ。
それでも、やはりページ番号を記しておきたい、と。

「なにやら『ページ番号挿入』っていうところがある
みたいなんだけど、どうやるかわからなくて」

メニューバーの「編集」のところを
クリックすると表示される「ページ番号挿入」の存在は
ご存じだった。
いろいろとチェックなさっている証拠。

「そうなんです。その『ページ番号挿入』を
クリックすると、挿入ポイントに
ページ番号が入力されるんですが、
いちいちそれを気にしながらの日記書きも面倒ですよね。
いい方法があるんです」

そこで登場するのが「フッタ」だ。
ミーちゃんが求めているものはまさにこれであろう。

メニューバーの「書式」から「フッタ作成」を選ぶ。
すると一瞬で、全ページに渡り、
一番下にフッタのスペースが現れる。
そして、「ページ番号挿入」を実行すれば、
自動的にそこにページ番号が入力される。

「ちょっと試しにやってみましょうか。
気に入らなかったら「編集」メニューから
「取り消し」できますから」

あっという間に最終ページまで
フッタとページ番号が入り、ミーちゃん、びっくり。
ミーちゃんの苦労の意味がなくなってしまいそうで、
申し訳なく思う。
せっかく入力してきたページ番号部分をこの後、
削除してゆかなくてはならないと思うと、心苦しい。

いとも簡単にそれをやってのけるiMac坊やに
ミーちゃん、やはり少しタメイキ・モード。

「でも、これから先のこと考えれば、やっぱりこの
フッタを使った方が楽なのよ、ミーちゃん」
と、ノリコさん。
「そうね〜」
ミーちゃん、納得してくださってはいるが、
あれほどの苦労が水の泡。やはり悔しい思いであろう。



悔しいけれど、「知識は力なり」の巻でしたね。
コンピュータには、特にそういうことが多いんだよな。
ちなみに、ぼくは、日記は付けてないけれど、
そういう種類のメモには、ノートパッドファイルを、
とても便利に使っています。
これはかなり役に立ってますよ。

(で、またまた、さらに明日につづく)

第16章 あらためて、気楽に行こう(4)

今日のレッスンは、初心者の方々は、
いちど通読して、ざっと大意をつかんで、
あらためてはじめから読むとよくわかると思います。
このあたりは、誰でも一度はひっかかる問題ですからね。
わかってからだと、何をわからなかったのかさえ、
忘れてしまうようなことなんですけれど。

じゃ、まずいちど、ざっと読んでね。



ついでに、ヘッダの紹介もしておく。
すると、ノリコさんが、
「それなら、ちょっと使ってみたんですよねー」

ノリコさん、クラリスワークスの
「練習帳」ファイルを開き、見せてくださる。
自由にいろいろを試してみるために作ったファイルだ。

「ちょうどよかったわ。謎なんですよ、これがまた」
おっ・・・「謎」の登場にワクワク。

「それがねー・・・消えないのよ」
あー、また「消えない」トラブル発生だったのか。
消えてしまった、消えてくれない。
Mac、またご主人様をそれで悩ませていたのか。

「こんなふうにヘッダっていうのを使って
試しに書いてみたんですけどねー」
「あぁ、ヘッダですねー。
はい、こう使うのでいいんですよ。
それで、消えないっていうのは?」

「これ、もう要らないから消したはずなのよねー。
それなのに、後でこのファイル開いてみると、
またこの部分が復活して存在してるのよ、それが。
文章って、普通どうやって消します〜?」
「消したい部分を選択して、
[delete] を押せば消えるはずですよねぇ。
やってみますね」

全体をドラッグして選択。そして削除してみた。
はい、消えましたが・・・。

「私、メニューバーから『すべてを選択』、
そして『消去』ってところを押したんですけど、
難しいことしすぎちゃったからダメだったのかしら」
「いえいえ、マウスを使わないで
キーボードからその作業をしても全く同じことですから、
それでいいわけですが・・・それで消えましたよね?」
「ええ、その場では消えたんですけど、復活したのよ」

あ、もしかして・・・。

「じゃ、めでたく削除できたので、
ファイルを閉じてみますね。
そうすると、こういうメッセージが出て、
保存するか聞いてきますよね」
「そうですよね」
「それで、どちらを押しましたか?」
「これ、もう要らないわけだから『保存しない』って方を」

あ、やっぱり・・・。

「保存したくないから当然『保存しない』
という気持になりますよねぇ、やっぱり。
それがちょっと違うんですぅ」
「ん?」な表情のノリコさん。

「閉じる前にこの書類への変更を保存するかどうか
ということを聞いてきてるんですよね、それが。
『変更』ってところがミソでして」
「変更ってことは・・・私が削除したってこと?」
「はい、つまり、その削除を保存するかっていうことで」
「あー、消したっていうその作業をね・・・?」

保存するかどうか尋ねられた場合、
大切なものであれば
「保存する」をどうしても選びたくなるし、
もう要らないものであれば
「保存しない」の方を押したくなる。

ノリコさん、文章が要らなくなったので
「保存しない」を選んだわけだ。その気持、よくわかる。
でも、ここで尋ねられているのは、
「変更」を保存するか、しないか。そこなのである。

「なるほど、わかったわ。そういうことだったのねー。
なんだか英語のYES、NOみたいね、これって」
「ちょっとトリッキーかもしれませんよね、確かに」

Don't you like her?
「彼女のこと、好きじゃないの?」
日本語なら普通「いいえ、好きですよ」と答える。
でも英語なら「Yes」と答える。(Yes. I like her.)
ご存じの通り、
日本語の感覚のまま、
No.に続けて I like her. とは言わない。

ちょっと立ち止まって考えてみないと
咄嗟には納得できないようなこの感じが
確かに少し似ている。

「(消した)文章を保存しますか?」ではなくて、
「文章を消したこと(変更)を保存しますか?」
という意味であることを把握しなければならない。

要らない部分を消してしまいたい場合、
前者として考えれば当然「保存しない」を選ぶ。
後者なら「保存する」である。
ノリコさんは前者として捉えてらっしゃった。

「変更を、ってのを見逃してたわー」
ノリコさん、納得。
ミーちゃんはまだ疑問符のご様子。



『ここには中身のなくなったバッグがあります』
というようなことなんでしょうねぇ。
実は、これ、ぼくもけっこうひっかかってました。
なれている人には、何を悩んでいるかのほうが
わからないくらいなんでしょうけれど。

(明日につづくのですが、どうなるでしょう?)

第16章 あらためて、気楽に行こう(5)

ショートカットのことが出てきます。
ひらがな、カタカナ、アルファベットと、
いろんなタイプの文字を使う日本語は、
けっこう複雑な変換が必要になるわけですよね。
これがまた、いろんな人がいろんな方法を
教えてくれるもんだから、
混乱は深まっちゃうわけだ。
かっこわるくても、ひとつの自分の一番わかりやすい
変換方法を憶えておけば、それで問題はないのでしょうが。

自分の使うマシンが変わった時に、
あらためてまた悩んだりもしますが(いまの、ぼくです)。

とにかく、前回の「保存」のつづきからです。



「普通、手直し等した場合、
そちらの方を反映させたいわけでしょうから、
当然、新たに「保存」するわけです。
でも、新たに加えた作業をやっぱり残したくない、
元のままがいい、という場合もありますよね、中には」
「はぁ・・・」

たとえば、うちの上の子がMacで描いた作品上に、
下のチビが落書きしてしまうことがある。
「ダメでしょー!」という流れにはなるのだが、
閉じる際に「変更を保存する」かどうか聞かれたら、
「保存しない」という方を選べば問題なし。
元通りのまま保存されるわけだ。

この例を実際に簡単なお絵描きをしてみながら
ご説明すると、ミーちゃんもわかってくださった。

「保存しない」を選んでしまうと、
そのファイルごと保存されない、
つまり、消えてしまう、という錯覚に
確かに陥ってしまうかもしれない。

「変更を」という部分は見落としがちだ。
それをしっかり確認していたとしても、
「保存」との言葉にはどうも弱くなってしまいがちだ。
なんでも保存しておいた方がとりあえず安心である
ような気がする。

ノリコさんのこの件では、
要らないものを消したつもりが、
何度やっても蘇るというハテナであった。
実際は、毎回、「元通りのまま保存」していたわけだ。
せっかくの「変更」が生かされないまま。

プラス的作業の場合なら悩む必要もないだろうが、
その変更というものが削除といった
マイナス的作業だったことで
「消えない」事件が発生したということだ。

「あとね〜、ひらがなで打ったものを
カタカナに直したいとき、どうしたらいいんでしたっけ?」
ミーちゃん、次の質問。

入力した文字が下線付き状態で、ことえりの場合、
[control + K] でカタカナに変換される。
つまり、「鉛筆マークのキー」と「K」。
ATOKならば、[control + I] 。

このような変換等は、メニューバーの
鉛筆マークを押すと現れる
プルダウンメニューからも操作できるし、
そこにはそれぞれのショートカットが書いてある。

これまでミーちゃんにショートカットについて
特別お教えしたことはないと思う。
先日、イシノさんからふと「ショートカット」という
言葉を聞き、その存在にお気づきになったようだ。

鉛筆マークを押し、「カタカナに変換」等の文字の
右側に表示されているショートカットを確認。

「この上向いた矢印みたいなマークはキーボードの
[↑] のことなのかしら?それを一緒に押すの?」
と、ミーちゃんとノリコさん。

「あ、このマークは [shift] キーのことなんですよ。
試しにやってみましょうか」

たとえば、
「カタカナを入力」する場合には [鉛筆+矢印+K] 。
つまり、[control + shift + K] 。
それで、めでたくカタカナが入力できる状態になる。

普段は「ことえり」の「操作パレット」を使って
入力をしてらっしゃるようなので、
特別困ったことはないと思うが。

「覚えるまではちょっと面倒でしょうけど、
便利なときもあるので、一応、
こういうものもあるということだけ覚えておいてください」
「そうね〜。でも、一つのことをやるのに、
いろんな方法があるみたいで、ややこしいわね、ちょっと」

これこそ唯一の方法!
と言われた方が確かに覚えやすいかもしれない。
ユーザーの声を多く取り入れて、進化すればするほど
より便利に、そして、より複雑になってゆくのだろう。

しかし、結局は、自分が必要と思われるものだけを
覚えていれば十分なのだ。
あまり難しく考えない方がいい。



なんか、やっぱり、
ショートカットを多用して、マウスを
あんまり使わない人のほうが、かっこよく見えるんですよ。
だけどさ、そういうのが面倒だからマウスが発明されたり、
いろんなインターフェイスが工夫されていったり
したわけですものね。
平然とマウスを使いまくればいいんですよね、きっと。

では、今回はぼくも一言。
『そんなに手が速くなっても、君の考えは速くならない』
負け惜しみじゃないですよ。

(明日につづくのであります。おたのしみに)

第16章 あらためて、気楽に行こう(6)

前回、ぼくは、
『そんなに手が速くなっても、君の考えは速くならない』
なんて言いましたが、速くなることや、
ショートカットが使えるようになることを、
否定しているわけじゃないんですよ。
そういう知識や技術を、詰め込もうをあせらないほうが
気楽にできていいんじゃないの?
というようなことを言いたかったわけです。
特に、「保存」を癖にするってことは、
大事ですよねーーーーーーーー!!!!!

けっこう、懲りてるんです。
さ、つづきをお読みください。



ついでに、ショートカットといえば、
私が普段よく使っているのは [Command + S] 。
ご存じ、「保存」である。
原稿でもメールでも、ほとんど一行ごとに
その二つのキーを押すような習慣になっている。

最近、この連載がきっかけで使用するようになった
OUTLOOK EXPRESSでも、このショートカットを
ちょこちょこと使ってメールを書いている。

「ツールバー」の「保存」(FDのアイコン付き)を
押すと、書いている途中のファイルが
目の前から姿を消し、
自動的に「下書き」という
フォルダに入っていってしまうので、
まさか一行ごとにそこを押すわけにもいかない。

その度にメニューバーの「保存」をクリックするのも
いちいち面倒だ。
やはり、キーボード上を左の指2本で
ちょこっと押すだけでよいショートカットに軍配があがる。

それでも、ノリノリ状態でメール書きをしていると、
すっかり[Command + S] を押し忘れることがある。
そんなときに限って出会い頭の事故発生。
「予期せず終了・・・」との悲しきエラー表示。
アプリケーションごと、目の前から消え失せている。
さっきまでのノリノリ文章は回収不能。
同じものはまさかもう書けない。

あっ、消えた!かたまった!おっと、爆弾!
「うっ・・・保存してなかったーーー!!!」
仕事上の原稿の場合など、もう洒落にならない。

保存は保存でも、冷蔵庫に保存し忘れていた納豆が
腐って食べられなくなってしまったなどという、
そんな生やさしいものではない。

これまで必死になって貯めてきたヘソクリを丸ごと
泥棒に取って行かれてしまったかのような、
楽しみにしていたコンサートに遠くからわざわざ
出て行ったのに持ってきたはずのチケットがなんと
見当たらない、そんなショックと似たような。

とにかく「こまめな保存」は鉄則だ。
左指2本の保存癖。
不慮のエラー事故への習慣的対策。
ショートカットは時としてかなり便利なものだと思う。



保存し忘れた後の事故についての、
南波先生の比喩は、すごい!
さぞかし、なんども「どえらい目」にあったのだろう。
ぼくやら、ミーちゃんやらの失敗なんか、
きっと先生の大失敗の歴史から見たら、
子供がころんですりむき傷で泣いているくらいの、
なんでもないものなんだろうなぁ。
さかのぼって、同情申し上げますです。

(あしたに続きますが、そこでこのレッスンは中締めです)

第16章 あらためて、気楽に行こう(7)

南波先生が、ブルーになっていたミーちゃんを、
元気づけようというような感じではじまった
今回のレッスンですが、
とりあえず、きょうの掲載分で終わりです。

単に元気づけるだけじゃなくって、
結局、かなり大事な勉強もできたようです。

読者の方々から、よく、メールをいただきます。
「ミーちゃんの元気を見習いたい」というのが多いけど、
みーちゃん、ちゃんと人並みに、落ち込んでいます(笑)。
「わたしにも南波先生がほしい」
というお便りもありますが、案外、よく探せば、
その人の近くに「別の南波先生」がいるかもしれない。

ご本人たちには失礼な言い方かもしれないけれど、
ミーちゃんも、南波先生も、
ほんとは、どこにでもいるような人なんです。
ほんのちょっとだけ好奇心が強かったり、
ほんのちょっとだけ人に親切にすることが好きだったり、
それだけだと思うんです。
その「ほんのちょっと」は、たぶん、ですが、
本人の気持ちのなかに芽生えるもので、
見逃してしまわなければ、
すくすく育つものだとも思うのです。



「あ、それとね、この間、日記書いてたら、
行と行の間が広くなっちゃって」

ファイルの上方にある「行間コントロール」の
アイコンを間違って押してしまったのであろう。

「こちらをクリックすると行間が狭くなって
こちらですと広がるんです」
「あー、ここで調節するんですか。なるほどね〜。
で、その左にある三角のマークは何でしたっけ?」
「そちらは文章を左に寄せたり中央に寄せたりと
いったタブのマーカーで、こうやると文章が・・・」
簡単に実際の作業をお見せした。

「あと、右の方にあるこれは段数を増やしたり
減らしたりするもので・・・」
こちらについても、そこをクリックしてみせる。

段が2段、3段と増えてゆく。
「文が下まで行くと自動的に隣の段に移ります」
「あー、こういうこともできるのね」
「雑誌とか新聞のような感じになりますよね。
興味があったらいろいろと遊んでみてください」

比較的シンプルなクラリスワークスを一つ取っても
なかなか奥は深い。
使いこなせれば、あれこれかなり楽しめるはずだ。

「あ、それと、ミーちゃんマークを描いてみようと
したんですけどね」
「あ、ミーちゃんマーク、進んでますか(笑)」
「思うようには全然描けないんですけどね(笑)」
「なかなか難しいでしょうね、実際」

「それで、描いていて、消しゴムを使い終わったから
それを返しに行ったのよ。そしたら絵が消えちゃって」

消しゴムを返しに?(笑)

そこで、実際に「ペイント」の新規ファイルを開いて、
それがどういう事件であったのかを検証。

前回、消しゴムツールを二回クリックすると、
その絵全体が消えてしまうことはお伝えしたのだが、
要するにそれを実行してしまったということだった。

「次はペンを使おうと思って、
消しゴムを返しに行ったのよね。
そしたら、二回クリックしちゃったみたいで(笑)」

二回クリックで全体消去ということは知りつつも、
思わずクリックしてしまったらしい。
「返しましたよ」ということで、律儀にノックを二回。
そのような感じだったのかもしれない。

消しゴムでもペンでも、私など
「返す」なんていう意識を持ったことがなかった。
操作一つ一つに心を込めてらっしゃるミーちゃん。

ずいぶんと不作法なパソコン使いをしている私。
消しゴムなど使い終わればそのまま机の上にポーンと
投げ捨ててペンを手に取るという感じだ。
実生活での「がさつさ」そのままだ。

そんな二回クリックで消えてしまった絵であるが、

「メニューバーの『編集』から
『取り消し』というところをクリックすると、
今やったことがキャンセルされますから、
間違ったとしても焦らずに
そこを押してみてくださいね。
それをご存じだったら、
消えてしまった絵も復活していたんですよねぇ・・・」

実はミーちゃんマークだけではない。
風景画にも挑戦なさっているようだ。
たぶん「すそ野は長し赤城山」(「上毛カルタ」より)。

マウスでのお絵描きはそもそも難しい。
上手くできなくても落胆する必要はまったくなし。
落書き感覚でいろいろと描いてみていただきたい。

とにかく、何をするにも、どうぞお気楽に。
iMac坊やというペットに適当にエサをやりながら、
それが同時にミーちゃんご自身のエサとなるよう、
適度なテキトーさでお遊びください。
どうぞペットに飼われてしまわないように。
iMac、見た目に似合わずかなり図太い坊やですから。



ミーちゃんと、南波先生、お疲れさまですが、
もうちょっとこの連載つづけてください。
なにしろ、読者のみなさんが、
連載が終わってしまうことを、心配している様子なので。
なにか、目標を決めて、
そこにたどり着くまで、というようなことにしましょうか。

(とりあえず、今回のレッスンは、ここまで)



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