第23回 2006年を虫カレンダーでスタート!

お正月気分もまだまだ抜けない日曜日ですが、
新しい年の始まりにぴったりな、
ちょっと素敵なプレゼント、
「虫カレンダー/1月・2月」が、
イラストレーターのはらだゆきこさんから
メッセージとともに届きました〜!
1024×768    800×600
※お好みのサイズをクリックしてください。
(1段目左から アゲハの幼虫/イラガのまゆ/オビカレハの卵/ウラゴマダラシジミの卵/ミノガのミノムシ 2段目 マイマイカブリ/はねなしコロギス/スジクワガタ/テントウムシ/ヒメスズメバチ 3段目 ヒダリマキマイマイ/オオハサミムシ/セミの幼虫/ハンミョウ/カブトムシの幼虫 )

「このカレンダーのイラストは、
 越冬している場所が、下の風景の色と
 標本のようにならんでいる虫たちが対応しています。
 一番上のさなぎや卵は、
 下の小さい木の枝(薄いピンク)、
 二段目は、落ち葉の下や木の皮の中(濃いめピンク)。
 三段目は、土の中で越冬するものです(うす茶)。
 また、シド・バレットの「その名はバレット」
 という昆虫標本の LP のジャケットを思いつつ、
 ついでにシドがいたピンク・フロイドを聴きつつ
 描きましたので、
 ひとさじくらい、プログレ風味かもしれません。」
 (イラストレーター:はらだゆきこ)


虫好き、音楽好きのはらださんならではの発想で、
とても素敵に仕上げてくださいました。
これなら虫が苦手な人も、
気に入ってくださるのではないでしょうか??
このカレンダーを見ながらお正月気分を切り替えて、
月曜日から、がんばっていこうと思います!

では、本日も、
身近な虫の世界をお楽しみください!




蚊はいつまで生きているのか??

とってもシーズンオフの話題で申し訳ないのですが、
蚊って、どのくらい生きているんでしょうかねぇ?

と、言うのも、今は犬に関する仕事をしているのですが、
犬をお飼いの皆さんには、とても有名なフィラリア
という虫(これも、寄生虫だ!)が、あります。
これを予防するために、犬に薬を飲ませるのですが
どこの獣医さんに行っても
「蚊を見なくなって1ヵ月後に飲ませて
その年は終了です」と、言われます。
蚊っていつになったら、居なくなるんでしょうか?
もちろん、沖縄のように年中蚊が出るところでは
年中この薬を飲ませているそうですが、
関西や九州地方のとてもややこしい地域に住んでいると、
一体いつになったら本当に蚊が居なくなるのか
分からないのです。
(そこそこ愛犬家)

そこそこ愛犬家さん、私もそこそこ愛犬家なので
フィラリアの薬をいつ最後にするのかについて、
同じように考えたことがあります。
蚊は、あまりにも身近にいる害虫のため、
駆除するだけで知ろうという気にはならなかったのですが、
よく考えると生き血を吸って卵を産むんですから、
恐ろしく、不思議な生物です。
ただそんな蚊も普段は、オスもメスも花の蜜や樹液など、
いわゆる虫らしいものを食物としており、
産卵前のメスの蚊に限って吸血するようです。

そして、そこそこ愛犬家さんの気にされている、
成虫である蚊の寿命については、
身近にいる蚊などは、約1ヶ月くらいとのことです。
その間に何度か卵を産むので、
その卵からまた成虫になり、ということが繰り返され、
次々に蚊が誕生することになりますので、
蚊は1年中いるらしいのです。
ただし、蚊の活動が盛んになるのは、
気温が26度から31度くらいの時なので、
寒いときは活動しなくなるので、
見かけなくなるんですねー。

ということは、愛犬に薬を飲ませるタイミングは、
最近蚊を見なくなったなあ、という自分の感覚に頼りつつ、
気温が25度以下で安定し出した時をみはからって
飲ませるといいのかもしれませんね。

調べていて知ったのですが、
蚊が血を吸うとき、まずは、薄いノコギリのような顎で、
皮膚を切り裂いていくみたいですよ‥‥。
いきなり管を刺すのではないんですね。
そして、麻酔成分が含まれる唾液を送りこんで、
痛みを感じさせずに、気づかれないように、
チューチュー血を吸う‥‥。
その様子を実際この目で見ることはできませんが、
想像すると、かゆくなってきます‥‥。


トンボやノミ、すごいです。

それにしても、虫、すごいです。
聞くところによると、
トンボが羽ばたく回数や力は、
力学的にありえない数字が出ると
聞いたことがあります。
でも、ありえなくても実際にとんぼは
今日も飛んでいるわけで。

あと、いちど猫についていたノミの大きさと、
飛ぶ距離を測ってみたとき、
彼にもし人間くらいの身長があったならば、
近所の600メートルくらいの山をひょーいと、
飛び越す飛距離になりました。
体積や重さの倍率を無視して計算したとはいえ、
とりあえず人間には無理‥‥。

つくづく、虫たちがナウシカに出てくるサイズで
現在、この世にいないことにほっとしています。
あんな超常的な(人間からしたら)運動能力や
身体能力を持った生き物が大きかったらもう、
どうなっていることかと思います。
(さとう)

トンボの翅が羽ばたく回数
(ちなみに昆虫が1秒間に何回羽ばたくか、
 というのを、羽音周波数と言うのだそうですよ)、
1秒間に20〜30回(ヘルツ)くらいとのこと。
ちなみに蚊だと350〜600ヘルツもあるため、
耳元に来たとき、プーンと音がするんですね。
大きかったら‥‥と考えると恐ろしいですね!


蛍光グリーンに輝くイモムシ

今年の8月のこと、
駅に向かって道路を歩いていたら、
足元に「蛍光グリーンに輝くイモムシ」が!!



あまりのインパクトにしばし立ち止まって観察し、
たまたまカメラを持っていたので激写。
すっごく鮮やかな色で、
気持ち悪いけどキレイなんです。
一体なんの幼虫なのか、気になっています!
よろしくお願いします〜。
(ねり)

ねりさん、調べてみたところ、
そっくりなイモムシ発見しました!!
キアゲハの幼虫ではないかと思いますよ。
虫検索で、キアゲハの画像を見てみてくださいね。
幼虫は、ニンジン、パセリ、ミツバなどの
野菜の葉っぱも食べるそうなので、
家庭菜園などされている方は、
見かける幼虫かもしれませんね。


お正月が終わると、冬もピークを超えた感じがして、
春が近づいた気持ちになるんですが、実際は、
これからが寒さは本番! になるんですよね‥‥。
みなさまも風邪に気をつけて、
また来週の日曜日、元気にお会いしましょう〜!



今回登場した虫たちをご覧になりたい場合は、
こちらをクリックしてどうぞ。

(検索エンジンgoogleの
 イメージ検索を利用しています。)


フィラリア
キアゲハ  
 

2006-01-08-SUN



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