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目が飛び出しているハエ、
アキアス・ロスチルディ
(シュモクバエ科)。
パプアニューギニア在住のOIKAWAと申します。
パプアの虫をご紹介します。
実際いるのである、こんなハエが。
このハエの名前は、
アキアス・ロスチルディという。
メスも変な顔だが、
目が飛び出しているのはオスだけである。
普通日本で見るハエよりも、
一回り、二回り大きい。
しかし、このハエは、森林に住み、
人の家に入ってくことはまずない。
パプアニューギニアでも
簡単に見ることはできないので、
僕もこのハエを初めてみた時は
さすがにびっくりした。
なぜ眼が離れているのか、
まだ正確には解っていないらしい。
眼の長さは、同じ種類でもばらばらで、
長い奴、短い奴がいる。
一説よると、眼がはなれている方が
男前ということも言われている。
衛生害虫(人に迷惑をかける)として
ハエの研究は進んでいるが、
こういった迷惑をかけない、
どうでもいいハエの研究はあまり進んでおらず、
このハエの生態も良くわかっていない。
実は、僕もこのハエについて知りたい謎がある。
ハエは手(?)を使い、
顔を洗っているのをよく見かける。
その時、眼も手でこすり掃除しているのだが、
このハエ、ここまで眼が長いと
手も届かないのでは? と思う。
どうやって眼を掃除しているのだろう。
ここまで男前なら、
メスが掃除してくれるのだろうか?
(OIKAWA) |