「沼澤の皮&大皮」制作レポートっ! |
|
ほぼにちわ! 新人トミタです。 今日は、お一人だけに当たる 「沼澤の大皮」に書かれているメッセージの 裏側を聞いて参りました!
「ぼくがすごい好きな人に はじめてサインをもらった時に、 彼が書いてくれたんです。 ジェフ・ポーカロって TOTOのドラマーなんですけど。 アメリカに行ったのも彼に会いたいのと、 彼のお父さんのやっているドラムの学校に 習いに行きたかったから。 ちょうど20年前か。 彼はもう死んじゃっていて、 ぼくの『the wings of time』 っていうソロアルバムも 彼のお墓に書いてある言葉から もらったものでした。 彼に捧げた曲『the wings of time』には またいろいろまつわる話があって、 大村憲司さんにギターを 弾いてもらったんですね。 そのテープを持って、 ぼくがアメリカに行く前の日に 憲司さんが亡くなって、 ぼくはその翌日にジェフ・ポーカロの お父さんのもとへ行って、 コンガとビブラフォンを 入れてもらったんですよ。 ジェフが死んだ年齢までに ソロアルバムを出そうと思って、 その年齢までに出せなかったら 出すつもりはないぐらいでした。 ちょうど、彼が死んだ年齢で 出したんですよね。 そんないろんな気持ちがあって、 ぼくはサインに願いを込めて、 『Best Wishes always』って 書くようにしているんです。 もうひとつ "PS Happy Drumming." これはジェフのお父さんの ジョー・ポーカロが いつもメールとかFAXとかの最後に 必ず書いてくれているんです。 これも書いたサインにしようっと。」 『沼澤の大皮』は、 こちらが想定していたよりも はるかにはるかに沼澤さんの ヒストリーに関わる言葉だったのです。 この大皮を手に入れるハッピーな方は 4月1日にほぼ日誌上で発表します。 どうぞお楽しみにっ! |
2003-03-25-TUE
ほぼにちわ! 初日から「沼澤の皮」への反響、 大きいですっ。 引き続き新人トミタ、 制作レポートをお届けします。
ドラムソロの演奏終了後、皮をとりはずし、 2センチ四方のマス目を書いて、 サインをしていただきました。 「まず、自ら取り外しているところに 意義がありますかね。 今日のスネアはイアン・ペイスモデルで たたきました。 ディープパープルのドラマーです。」 (沼澤さん) とりはずしていただいた「皮」は、 長くたたいてきた状態がほんとに よくわかるぐらい内側に むかってしなっていました。 さらに皮の真ん中の部分は たたかれにたたかれてきて ざらざらになっているのです。 「こんなになるまではみんなは使わないかも。 この音がしっくりくるまで、 ずっと使ってたんですよ。 大量生産する皮なのに、 一個ずつ音が違うんですよ。 この『沼澤の皮』を切って、 一枚一枚にサインを して差し上げるんですよね。」 (沼澤さん) さて、はずしたての皮に2センチ四方に まず線がひかれました。 一枚の大皮から約150枚ぐらいの 『沼澤の皮』がとれそうです。 いざ、サインにとりかかっていただきました。 「アメリカでは、チェックとか カードでもなんでもサインが必要じゃない。 実はいつも使っているシグネチャーとしての サインと同じなんですよ。」 (沼澤さん) ひとつずつ、しっかりサインを していただいています。 皮はもちろん、正方形ではないので、 はじっこのアールの部分が当たる方や、 たたきにたたかれた部分が当たる方など いろいろな形もありそうです。 CDをお買い上げくださった方全員に お届けしますよー!
サインを書き終えた沼澤さんが 「あっ!」 と思い出したように声をあげられました。 視線の先には段ボール箱が。。。 「使い古されたスティックですが、 大切にとっておいたんです。 これもよければ、プレゼントにしますか。 『沼澤の棒』ですかね。」 (沼澤さん) 一本一本、すっごく使い込まれてます! もとヤンチャなドラマー、 69あらためスニーク西本が、 沼澤さんのいないところで、 この『沼澤の棒』がいかに すごいものなのかを、 ドドドド素人新人トミタに レクチャーしてくれました。 棒の注目ポイントは3つのささくれている 場所にあるそうです。 ひとつめはまんなかの大きなささくれ。 これはリムショット(太鼓の皮と外枠を 一緒にたたくことです)でできたものです。 同じ場所だけがささくれだっている ということで、いかに沼澤さんの たたき方が安定して、同じ所を たたいているかということがわかる逸品です。 ふたつめは 棒の先の小さなささくれは ハイハットやシンバルを たたいた時にできたささくれです。 最後は持ち手の部分のささくれです。 沼澤さんがたまに、 逆手に持ってたたいたときにできたものです。 他にもよく見ると沼澤さんの熱さが いたるところに刻まれている『沼澤の棒』。 82本いただきましたので、 2本を1セットで41名様にプレゼントさせて いただくことにしました! スティックは3種類ありました。 曲調によって使い分けているそうで 長さと、先についているチップが違います。 どれが当たるかはお楽しみに! それではっ! |
2003-03-21-FRI
ほぼにちわっ! お買い上げ特典担当が少しなじんでまいりましたが まだまだ新人トミタです! 今回の特典はもりもりだくさんですよぉ〜。 ほぼ日を通じてお買い上げいただいた方全員に 沼澤さんが演奏をし終えた ドラムに張られている『皮』を (ドラマー界では「ヘッド」っていうらしいです。) 約2センチ四方に切って、 ひとつづつにサインをしていただきます!
この「沼澤の皮」の制作にあたって、 最後に「皮」とのお別れと、 本当に叩いたぞっっていうアリバイ?のために 過密なスケジュールの中、 ドラムソロを演奏していただきました。 「普段はあまりドラムソロはやらないんだよ。」 という沼澤さんですが、やるからにはとことん こだわりがあったのです。
音を拾うマイクの設置位置が 今回の注目ポイントです。 「ぼくが聞いている音っていうのに一番近いのは、 マイクをイスの真後ろに置くのが 一番いいんだよね。 J&Bのエンジニアさんで、 有名な方なんですけど、 今回の「THE TIME 4 REAL」では ぼくがはじめて 「自分がたたいた音みたい」って 思った録音がされたんですよ。 マイクセッティングを見たら、 イスの真後ろに置いてあったんです。 音量とか音の感じがぜんぜん違うんですよ。 ステージ上で、ドラムセットの後ろにいる人は ぼくしかいないんですよね。 だからぼくが聞いている音を ぼくの前で聞いているお客さんの音を 想定して演奏するっていうところで、 たたきかたやセッティングなんかを いろんなところで工夫をしてみるんですよ。」 (沼澤さん) 試しにたたいていただきながら、 ドラムの前へ後ろへと移動をして 聞き比べてみて、びっくりしました! 体へ響いてくる音の迫力が ゼンゼン違うんです。 そして、演奏していただきました! とにかくスッゴイです! ドラムのことにはドドドドド素人な 私なので、表現が適切かわからないのですが、 かけっこでめいいっぱい走って、 1等でゴールテープをきる少年のような 勢いと喜びが全身から満ちあふれてくるのです! それでは、あまりじらせてもいけないので、 ぜひ、沼澤 尚さんのドラムソロを お聞き&ご覧ください! ここをクリックしてください! (この動画を観るためには windows media playerのインストールが必要です。 まだインストールをされてない方は https://www.1101.com/kinder/index.html こちらを参考にインストールをしてみてくださいね。) 収録後、録音された音を確認した沼澤さんが うれしそうにうなずいていたのがまた印象的でした。
今回、ほぼ日クレジットカードで ご購入いただいた方及び、 ほぼ日クレジットカードの申し込みに ご登録いただいた方の中から、20名様に この沼澤さんの ドラムソロの音を CDにして差し上げます! (「ほぼ日」スタッフが 自らのマシンで手焼きします。) もちろん、即興で演奏をしていただいたので、 まったくのほぼ日オリジナルです! 同じ演奏が同じ録音でされることは 二度とありません! (注意※モノラルで収録されています) まだほぼ日クレジットカードを お持ちでないかたは、こちらをご覧いただいて、 ぜひこの機会にご検討ください! |
2003-03-20-THU
このウインドウを閉じる |