エナガのねぐら。  カワイイ小鳥の観察記 フロム富士山麓
 
今週のエナガ  新たに2家族!  観察日 2012年5月30日 − 6月5日
 

七羽のヒナ達は先週、
大人のエナガ群に導かれて、
南の森へ旅立ってしまった…
ような気がしていたのですが、
それはたんなる気のせいで、
今週も同じエリアで暮らしていました。
(なんだー。よかったー)

この家族のお気に入りくつろぎ地点で、
親子なかよく日向ボッコに興じる姿をどうぞ。

▲そっくり同じ形。

七つ子たちは、もうギュウギュウしなくなりました。
巣立ち直後よりずっと体力がついたので、
昼寝をする必要がなくなったためでしょうね。

体力がつくと同時に、体もどんどん育っています。
もう、シッポ(尾羽)がこんなに長くなりました。

▲すっかり伸びた尾羽。

よーし、すくすく元気に育ってくれー!

今週、新たに二つの巣立ち家族を発見しました。
まずは、
七つ子の生活圏(冬の群れK12のエリア)の隣り、
L10の生活圏で出会った8羽くらいの雛団子。

▲約8羽の雛団子。

七つ子より少し巣立ちが遅いようで、
まだギュウギュウになって昼寝をする
シーンが見られました。
いやあ、眼福。眼福。

まだ巣だって間もない幼い雛は、
食べられるものと食べられないものの区別が
つかないらしく、身の回りのいろんな物を
つついていました。

▲葉っぱは食べられませんね。

もうひとつの新しい家族群は、
冬の群れS10の生活圏で出会いました。
こっちの雛はかなり大きく育っており、
大人の後を追いかけてずっと動き回っていました。
大人のエナガも多くいましたので、
S10のメンバーの大半が、
この家族群と行動を共にしているようでした。

▲真下から撮ってたら、見られた!

というわけで、
我がフィールドのエナガ達は、
個々の群れごとに少なくとも1家族は、
巣立ちに成功しているようです。

よかったー!

 

その11 仕草編3・小首を傾げる

エナガの魅力に鼻血ブーのみなさん、こんにちは!
今週も、出してみせます、あなたの鼻血。
仕草編第三弾は「小首を傾げる」
(こくびをかしげる)であります。

動物が小首を傾げると、
その可愛さが当社比三倍になります。

たとえばニホンリスだと、こうです。

▲ぐはっ!

ね。ね。

というわけで、
ただでさえ可愛いエナガが、
小首を傾げてしまったら、
いったいどうなるのか。
最悪、世界中からアクセスが殺到して、
ほぼ日のサーバーがダウンするかもしれませんね。
そして「サイバーエナガテロ」として有名な手法に。
(なりません)

それでは、小首を傾げたエナガたち、どうぞ!

▲むっ。

▲くっ。

▲なっ。

▲ブー!(私の鼻血音)

▲雛もほんのり傾げています。

今週の鼻血写真は以上です。
それではみなさん、また来週〜!

2012-06-12-TUE
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