80's
ミーちゃんの縁側。
「80代からのインターネット入門」のその後。

日記の続きです。
春が近づいてくると、日記のなかにも
植物の話題がふえてくるような気がします。
今年は、桜の咲くのもずいぶん早いし、
あったかいのはうれしいけれど、
いつもとちがうってのは、なんとなく落ち着かない。
でも、毎年、今年は異常で、なんて言ってるよなぁ。

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2月13日(水)室温14c 湿度60%

土曜日に郵便局に行き「お笑い種」になってしまい
用がたりなかったので午前中に行って来た。
今日も赤城、榛名、浅間と雪を頂いた山々が
綺麗に浮き上がり私を喜ばせてくれた。
足の訓練のための歩きなので、
さっさと歩いたら体は汗をかいているのに
顔や手等は冷たかった。
パン屋へ寄ったりイイズカで電機のコードを買って来た。
ベッドの脇の温風器と電気タンド用のが
「熱」を持つので。
・・・何となく午後は何にも出来ないで終わってしまった。
庭の様子を見に行ったら
「福寿草」が恥ずかしそうに出て、
かすかに蕾の黄色が見えている。
今年は出ないので駄目になったのかと諦めていたのに。
やっぱり生きていたのだ。    
良かったーーー。
 
2月14日(木)気温16c 湿度50%

良く晴れた静かな日だった。
お仕事の日で八千代さんも来て楽しく仕事をした。
お昼は、うなぎの蒲焼きや、むき海老、等入った
まぜ御飯にス-プ。
そこへ雪江さん手作りのサラダも有り
デザ-トは紀子の作った茹で小豆にアイスクリ-ムで、
ゆっくりと沢山食べた。
午後も4時頃迄のんびりと仕事をやっていた。
又、夕焼けが綺麗だから明日も良い天気でしょう。
今日も八千代さんとつくづく話したが
「元気で自分の事が出来て働けるなんて幸せよね」なんて
二人で感激していた.


2月15日(金)室温18c 湿度56%

毎日同じ台詞だが
「今日も素晴らしく晴れて綺麗な青空だ」。
今朝は珍しく6時近くに目が覚めた。
やりたい事が色々有るのでそそくさと起き上がって
先ず誰かからメ-ルがきてないか見る。
「受信」を出して「送受信」をクリックして
小さい音でチョロンと鳴ると・・・がっかり。
このところ一週間もチョロンだ。
今朝は寝坊したのでそのままマック君とはバイバイした。
その後は毎日毎日決まった事が始まる。
良くまあ飽きないで同じような事を
毎日繰り替えしているものだと感心する。
「人生とはこんなものなのか」と「つまらないなー」と
この頃時時思う様になった。
変化の無いのが「幸せ」なのよ。
と、自分に言って聞かせる。
昼頃お茶の先生が見えたので
私達のテ-ブルに加わって2時間くらい
賑やかに話し込んだ。

     
2月16日(土)室温17c 湿度57%

朝3時に目が覚めた。
5時迄に3回も水の様な下痢状態だった。
「牡蠣」の中毒の様だ。
「嘔吐」が無いし気分も別に悪くは無い。
昨日、初美さんが症状が出てその後紀子と続いた。
「なま牡蠣」と「焼き牡蠣」を
14日夜に、食べたのがだが・・・。
どうも若い順に兆候がでるらしい。
年令が高くなると病原菌に対する反応が鈍いらしい。
若振っていても駄目らしい。うふふ。
パンを少し食べたくらいなので
一日中ほとんど炬燵で寝ていた。


2月17日(日)室温14c 湿度62%

昨日一日中何もしないで寝ていたので
今日は、すっかり疲れがとれた様で
普通に何でも出来る様に元気になった。
なったので元気で待っていたい。
メール友達の亜希子さんが
友達と19日に遊びに来る事に。
玄関の出窓に小さい「さかづき」の様なガラスの器に
パンジーの白・紫・黄色と活けたら、
とても春らしくて可愛い。
その近くに親指の先くらい小さい「内裏雛」
(焼き物に色を塗った様な)を
真っ赤な「茶ふくさ」の四つ折りに載せて飾った。
お節句が来た様で、ほんわかと春の訪れを感じる。
小さな花瓶に活けた雪柳も五つばかり花が咲いた。
庭では全然未だ咲かないのに。

2月18日(月)室温14c 湿度60%

朝から明るく晴れたかと思えば
黒い雲がはり出して来て寒そうになったり
落ち着かないお天気だった。
5日程前に生産者から買って来てもらった
黄色いフリージャーが
玄関の下駄箱の上で見事に咲き始め「春」を呼んでいる。
のびのびとして良く育った孫でも見る様に嬉しくなる。
これだけで明日のお客さまを迎えるのに
何よりの歓迎ムードになった。
我が家の庭に咲いた水仙も家のなかに活けたら
咲き出して丁度良いし・・・。
此れでお天気さえ良ければと「欲」が出る。
「ほぼ日」関係のメール友達で多分二十才代だと思うが
顔も知らない人達なので面白い。
でも、この間本人から
「風貌」と「体格」をメールしてくれた。
可笑しいお客さんかしら?  
いつもメールの内容が興奮していて可愛らしいので
私も「ちゃん」を付けて話し掛けたくなる。


2月19日(火)室温15c 湿度62%

良く晴れたが風が吹いて上州らしい「冬」を感じる。
そろそろ前橋駅から電話が来るかな?と思って居たら
直ぐに電話が来て、もう下小出のバス停迄来ています。
なんて言っている。
バス停からも家までの道順も詳しく教えてあるが
出て見ようかと玄関へ行ったら、もう家の前に居た。
あーそうか・・・今は携帯電話を皆持っているのだナー。
と文明から置き去りにされたミーちゃんでした。
本当の初対面でメール以外では全然知らない人なのだ。
私は自慢の「豆炭炬燵」の構造
(そんな大袈裟なものでは無いが)を見せたり
「朝と夜3個取り替えると四月頃炬燵を止める迄
 ずーっと暖かいのよ」なんて
自慢と言うか宣伝の様な話をして
「炬燵」でお茶にした。
私の「海外旅行」のアルバムから
見たいところを出して来て見ていた。
その内、隣のお店で御飯にしましょうと迎えに来て
「鍋物」やスープに「まぜ御飯」等で、
美味しいの連発で賑やかにお食事が終わった。
又我が家へ戻りアルバムを出して
果物など食べながら賑やかに遊んだ。
夕方少し風が静かになった頃帰っていった。
とても喜んで
お隣の店のケーキやクッキーが美味しかったので
(お茶菓子に出したので)
今度は買い物に来ると言っていた。


2月20日(水)室温17c 湿度53%

朝から真っ青な空だが風が有る。
庭に出て鉢植えの乾き工合を見ていたら
福寿草がぱっちり咲いていた。
たった一つ鉢のなかで頑張って咲いたのを
誇らしげに大きく開いていた。
私はあまりの意地らしさに
思わず花びらが何枚有るのかと数えた。
15枚だった。
昔の鉢植えは「小さな南天」と寄せ植えで
「福寿草」がしがみつく様に植えられていたので
こんなにのびのびと開いて咲く花では無いと思っていたので
「えらいねー」と、褒めてやりたくなった。
小型の篭に水仙と活けてあった
やぶ椿の花がぽつりと落ちていたので
木の下から蕾みでも取りたいと見上げていたら、
取りにくそうな所に有ったので
柄の長い箭手鋏でやっと切った。
午後3時半頃、洗濯物を取り込みに外へ出たら、
お隣の七分咲の梅越しに
三日月がまだ青い空に白く浮かんでいた。
こんなに明るい内にーーー。と、驚いた。
当たり前なのに心のゆとりが無くて見えなかったのか?

2002-03-24-SUN

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