80's
ミーちゃんの縁側。
「80代からのインターネット入門」のその後。

ちょっとずつ、チュニジア行が近づいているらしく、
パスポートの写真撮影だとか、
なにかと旅支度の気配がしてきている。
チュニジア、遠いよーーーっ。
こんなふうに遠くまで行くということに、
「億劫だなぁ」と思うのが
精神的な老化ってやつなんだろうな。
そういう意味では、ぼくは老化しているし、
ミーちゃんは若いというわけだ。

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2月6日(金)室温16℃ 湿度65%(あり)

今朝は最近では寒い方だ。
珍しく空には何も出て居なかった。
張り合いが無い。
其の代わりメールが1つすぐに出た。
最近、ミーちゃんの真似をして朝、
カーテンを開けたら空を観察します。
忙しい朝でもチョッピリ心に
余裕の様なものが出来ました。旅行おたのしみですね。
実現します様に祈っています。
と、嬉しい便りでした。

今日は、ちいちゃんに来てもらう事になっている。
ちいちゃんは、アメリカの会計士試験に合格したので
此れからはあちらに行く事も無いから
たびたび「SOS」が、かけられる。
うふふ。当てにしてるなー。徒歩5分くらいの処なので。
でも、フランス製の自転車等に乗って
颯爽と来るので嬉しくなってしまう。うふふ。
昨年自動車の免許も取れたので
この頃は車で来る事が多いが。
午後は良く晴れて青い空には大きな白い雲が
あちこちに有るが太陽は輝いている。
冷たい風が少し有るが。・・・。

2階では「染色教室」が有るのに静かにやっている様だ。
さて、お洗濯物を取り込んで来る事にしよう。
あまり静かで眠くなって来た。
ちいちゃんが来てくれる様な事言っていたが
未だ見えない。
紀子は「労演」で出かけている。

午前中にお隣から
今年は初めて売り始めた物等買って来て
ちいちゃんと食べようと待っている。
その内元気な姿で現われた。
若い友達は突然家の中を明るくする。
紀子の「金沢」で、撮って来たデジカメ写真を
A4に何枚かづつ印刷するのを頼まれているので
自信の無いミーちゃんは
ちいちゃんに応援を頼んでおいたのだ。
この間の「小岩井」ではA4に綺麗にできたのに・・・。
その内見えたところに紀子が帰って来て、
ワイン等呑み始め紀子は賑やかにお喋りを始めたので
結局、印刷の方は明日になった。


2月7日(土)室温16℃ 湿度63%(あり)

湯たんぽが、温かく無くて何となく良く眠れ無かったので
かえって目が醒めるのが遅かった。
東の空だけ覗いたが何も見えなかった。
昨日は重里が熱を出したと「ほぼ日」に出ていたので
開けてみたら其の様子は無かった。
「受信」は、一発でチョロンだった。

今朝は石油ストーブもなかなか点火しないで、
慌ててしまった。もう東の窓からは
欅の向うはピンクのぼかしが薄青い大空に
ぼーっと霞んで来た。
温風機も付かないので慌ててしまった。
しばらく全然使わないのですねていたのかな?
もう一度「説明書」を讀んでみよう。
ストーブがついたので「温風機」はやめた。

朝の内に由美子さんが「お花」をもって来てくれたので
嬉しかった。
丁度庭では何も無くなったので。
沢山なので二つの花瓶に活けられた。
洋花は久し振りだった。
出だしからスムーズに行かない日で
一日中何も出来ないで終わってしまった。
其の変わり炬燵で新聞等讀んだりゆっくり出来て良かった。
風邪かな?とも思うがそうでも無い様だ。
ちいちゃんが来てくれるかな?とも思ったが
はっきり約束して居ないので
来られる時は電話が来るだろうと
ものぐさになっているミーちゃんは炬燵で横になって居た。
紀子達は「お茶」の、お稽古で出かけたし、
のんびりと、久し振りにガツガツしないで
ぼんやりして居た。


2月8日(日)室温16℃ 湿度63%(あり)

やや、よい頃、目が醒めたが、
風邪でも引かない様に旅行前の大切な時なので
自重してのんびり起きた。
メールはちいちゃんが
連絡しないで行かないで御免なさいなんて。
私は丁度良かったのに。
もう1つは京都の25才の娘さんから。
ミーちゃんのファイトに励まされている。
と、言ってくれて居た。
お仕事の切り替えで、大変らしい。頑張ってね。
私より60才も若いのですから。うふふ。
直ぐに「歳」を、振りかざす。
いけませんね。お互いに努力有るのみ。・・・。

東の窓からは起きた頃は東には何も見えないで
南の方には星が幾つか見えていたが
もう、6時過ぎているので優しそうなオレンジ色の
ぼかしが薄青い空に
「今日も良いお天気になりますよー」と、
ばかりになってきた。
新聞取りながら西の空を見て来よう。

玄関出たら、真ん前は建築中の家で何も見えないが、
あっと驚いた。
「浅間山」の上の方には丸い大きな月が白く見えていた。
「こんな所にいるのー」と、無知な、私は驚いた。
うふふ。
さー、今日はパスポートの写真が、
出来ているので取りに行こう。
早く片付けてから。・・・。

昨日は風邪かと心配したが何でも無かった。
久し振りで「濡れ雑巾」を、
棒の先に挟む物で濡れた雑巾で丁寧にしたので
気持よかった。
静かな良い天気になりイイズカへも
「旅」に備えて「ウエットナップ」10枚のを買ったり
「貼るカイロ」のミニを沢山買って来た。
いよいよミーちゃんは
それとなく「旅支度」を始め出した。うふふ。
下駄箱を覗いたりして、
靴や傘やと同じ処に集めて置いたりした。
おそい昼御飯が済んだところへ、純子ちゃんが来た。
お隣に買い物に来たとちょっと寄って行った。
上の娘が、
「東京大学公共政策大学院の国際公共政策コース」
に、合格したので親戚中で喜んだり驚いたりしている
と、珍しく興奮していた。
東京で働きながら猛勉強したらしい。
30才過ぎているのに。
どんな職業を選ぶのかと私は心配になるが。
大分前からの願望だったとか?
「やりたい事」をやったのだから
「我が人生に悔い無し」で、本人は満足したでしょう。
御目出度う。

静かに静かに日が暮れて行く。
此の広い世界では、戦ったり、祝ったり
泣いたり笑ったり何処かでいろいろ有るのだなー。
と、何も無い様な私は「幸せ」なのかなー。
新築中の、家の南からお日様がぎらぎら輝いている。
辺りはまだまだ蒼空で静かな中に。・・・。


2月9日(月)室温17度℃ 湿度62%(あり)

静かな朝だ。
東の窓からは欅のずーっと上の方に
例の星が小さく見えていた。
他にお仲間が居ないので寂しそうに小さく。
テレビではロシアの地下鉄の爆発の事を言っている。
恐ろしい事があちこちで起っているが、
チュニジアは、大丈夫かな?
と、直ぐ自分の事だけ考えてしまう。

今日は写真屋から県庁へパスポートの書き換えに
ちいちゃんが廻ってくれる事になっている。
9時半の約束なので早く朝の行事は、済ませておこう。
9時になったので「写真屋」へ電話したら
明日の午後に届くと解ったので
今日は出かけない事になった。

外はいくらか風が有るらしく木の小枝が揺れている。
午後は蒼空を隠す様に薄いもやもやした雲が
空一面に出て来た。
その間を縫う様に雲の切れ目から
時々太陽が顔を出したりしている。
おかしな天気だ。
今日も眠たい様でハキハキしない。
午後は久し振りに「ほぼ日」をいろいろ拾い読みをした。


2月10日(火)室温17℃ 湿度63%(あり)

今朝も同じ様に東の窓からは
「早起き星」だけが高い所に出ていた。
相変わらず頑張るなー。
私も真似をして今日はパスポートの書き換えに行きたい。

昨夜はワールド航空から同室になる人も居て
総員現在18人との知らせが有った。
ワールドは丁寧なので安心していられる。
私は何回も利用して居るが、安心だ。
「モスクワ地下鉄」の「6日朝爆破テロ」の新聞を見て
思い出したが
私がソ連へ初めて行った時だったか?
添乗員さんが夜、希望者を何人かつれて
近くの「地下鉄の駅」から三駅程地下鉄に乗って
「駅」を見せに行った時、
着いた駅は何だか白い壁の倉庫の様で
其の入り口のドアーに電車のドアーが、ぴったり付いて
見事に止った。
私達は声も出ない程驚いたが
添乗員さんも降りたので降りたが、やはりホームで、
しかも、両側の壁は素晴らしい壁画になって居て
とても明るく確かにホームなのだ。
私達は二度びっくりだった。
さすが「帝政ロシア」だったのだなー。と。・・・。
後で聞いたのだが、私が行ったのは25年程前なので、
外敵からの守りの為に地下鉄は
「防空壕」替わりにして居たので
煙りや毒ガス等が入らない様に出来ていたらしい。
あの時に驚いた事が
今の様に思い出されてどきどきした。
「戦争」は困ります。

今日は朝から日記が長くなってしまった。
早めに昼御飯を済ませて写真屋から県庁へ
純子ちゃんに車で一緒に行ってもらった。
32階の高い県庁は一度出来た頃見て来たが
その後行って無いので驚いた。
駐車場等も近代化していて全てが奇麗になっている様だ。
パスポートは別棟の「昭和庁舎」だったので1階だった。
係りの人は親切にしてくれるし
純子ちゃんは付いて居てくれたので本当に助かった。
近代化の設備に2人は感動して帰って来た。
家を出てから1時間で帰って来た。
初美さんが「東京」なので石野さんと紀子は
「浅川屋」から帰ったところで一緒になった。
純子ちゃんはそのまま帰った。

風も無く暖かで静かなお天気で本当に良かった。
4時過ぎたが、太陽は西の方でギラギラと、輝いている。
12月中頃からみれば随分日が長くなったなー
と、感じる。
「春」が、其処まで来ている様で嬉しい。
家に帰ってから蕾の大きくなった「水仙」を切って来て
玄関の下駄箱の上に活けてみた。
「鑞梅」(ろうばい)も「山茶花」(さざんか)も、
殆ど花が無くなって来た。
未だか、まだかと、思って居た
「福寿草」(ふくじゅそう)が、今にも咲きそうに
蕾みが大きくなって来た。
丈が50cm程の「沈丁花」(じんちょうげ)も
幾つか蕾が見えている。
「春」が来たのを花や木は、ちゃーんと知っている様に。
・・・。
何処を開けてみても雲一つない空に沈みかけた太陽だけが
空を赤く染めてぎらぎら、
まぶしくて見られない様に輝いて来た。
何もかも止っている様に静かな中で。・・・。
時々、帰りを急ぐように車が走ってゆく。
夜になって「受信」を開けたら
ニューヨークの夏子さんから「私は毎日殆ど寝ています」
と、有った。
明日の朝はお見舞いのメールしよう。

ミーちゃんへの激励や感想などは、
メールの表題に「ミーちゃんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2004-02-25-WED
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