9月10日の日記の最後に、
「真ん丸い大きな月がでていた」とあります。
満月だったのかな、と思って「ほぼ日手帳」を見たら、
9月8日が満月で、その翌々日でした。
9月8日も9日も、湿度の数字がとても高いので、
曇りか雨の夜だったんでしょうね。
だから、まんまるの月を見たのが10日だった‥‥と。
月のことを記した日記から、推理ゲームで遊びました。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
９月６日（水） 室温24℃ 湿度67％（なし）
今日は昨日の夕焼け等関係ないかの様に、
すっかりくもって、
雨模様で半袖では居られないくらい寒い。
今朝も体操の特訓で、紀子先生には
「相当覚えが悪い」と呆れられた。
前から運動は苦手な上、
老人ぼけが酷いので、我ながら呆れている。
こんな気持ちは紀子には未だ解らないので、
嫌に成ってる様だ。
私でも鏡に写る姿を見ると、
首が前に出ているのが、
本当に嫌に成るが、
今のところどうにもならないのだ。
もっと本気で何回も体操をする様に
何時も言われているが、なかなか出来ないで居る。
体操しているうちに、
雨が降り出しそうになってきたので、
あわててイイズカへ買い物にいってきた。
歩く事には大分平気に成って来た。
９月７日（木） 室温26℃ 湿度70％（なし）
今朝は相当遅い目覚めだった。
夜中に首筋や腰の辺りがとても痛かったので、
どうしたら良いか、
斉藤先生に相談に行きたいと思ったが、
「歩いていかないほうがいい」
といわれているので、
紀子に頼んで車でおくってもらおうと思った。
話をしてみると、
紀子は、病気と違うので、医者に行く必要は無い、
との意見だった。
朝食が終った頃、
初美さんがやってきて、
「お母さんを迎えに行き、
10時過ぎ頃補聴器の事で
アヅマ補聴器センターへ行くけれど、
用事があれば一緒にどうぞ」
と言ってくれたので、
丁度見て頂きたい事が有ったので、
紀子も一緒に行った。
帰りに美味しいカレーの店で、
満腹になるほど昼食をすませ、
ご機嫌で帰って来た。
私は右の補聴器だけ、
もう少し調子を見てもらうので、
一週間ほど預けて来た。
夕食はもう要らない様なので、
冷蔵庫の残り物等で止めて置いた。
９月８日（金） 室温27℃ 湿度72％（なし）
朝の内は只白い様な空で、
つまらないと思っていたが、
東の欅の近くの細い電線に、
雀がいるのを久し振りで見た。
収穫の秋になるので、
此れからは喜んで飛び回る事でしょう。
其の時の嬉しそうな雀や、
朝焼けを見るのが私も嬉しい。
昨日から私は体操をする時の姿勢が良く無いので、
紀子の教室の大きな姿見を借りていたが、
その内返さなければならない。
だから、私の嫁入り道具の物で、
60年も私の此の顔を見て居た事に成る、
古めかしい鏡台を使い出した。
（鏡台にうつった自分も、
始めの内はまあまあだったでしょうが、
最近は写したくも無いわでしょうね。
皺だらけの顔なんて‥‥。うふふ。）
前からの姿勢と、横からの姿勢も見る為に。
紀子先生は、
「首が前に出てますよ」とか
「もっと遠くを見てー」とか
注意をするのに、前と横に鏡が必要で、
六畳の部屋に、荷物がたくさんになってしまって、
前からおいてある茶だんすがちょっと気の毒だ。
さらに、此の部屋の西南の壁の前には
テレビも有り、其の後ろの壁の一番上には、
この間エアコンも付けたので此の部屋は大変だ。
おほほ‥‥
９月９日（土） 室温28℃ 湿度72％（なし）
今日は午前中に、
純子ちゃんから電話がきて
「今日は亮二さんも留守なので、
遊びに行って良いかしら？」と言って来た。
私も別に用事もないので、
待って居るからと返事をした。
純子ちゃんは
「昼御飯用に何か買って行くけれど、
何が良いか？」
というので、何時もの店で五目御飯が良いと答えて
待っていたら、珍しく自転車で来た。
近いのにゆっくり遊んで行く事も無かったので、
二人は気楽で楽しかった。
お隣の初美さんの家には、
お友達が来て居るので、
「パテオで一緒に食べましょう」となり、
栴檀の木の葉が繁って涼しそうな庭で
昼食になり、賑やかで楽しかった。
９月10日（日） 室温30℃ 湿度70％（あり）
朝の内、今日の予定を考えたが、
どうしてもして置きたい事も無く、
誰か来る予定も無いので、
朝の内に海外旅行で、
いつどこにいったかの表をつくって、
アルバムをめくって確かめることにした。
最初は、1974年11月ヨーロッパ４ケ国。
イタリー・フランス・ドイツ・スイスだった。
アルバムの中の写真では、
風景などは最近とそんなに替わっていないのに、
何故かもやーっとしてて、
柔らかく私の胸に入って来る。
「ああ此処でこんな事が有ったのだなー」
なんて想い出す。30年も前なのに‥‥。
今日は第一回のだけにした。
今夜は南のガラス戸を閉めながら、
なんとなく空を見上げたら、
東南の空には真ん丸い大きな月が出ていた。
これも珍しい様な気がしてうれしかった。
|
