「ぼくが64歳になったら」という歌を、
若いときのビートルズが歌っていたっけ。
「わたしがおばさんになっても」というようなことを、
森高千里が歌っていたっけ。
64歳になってから、さらに24年過ぎると、
ミーちゃんの年齢に追いつきます。
自分だったら、どんなことしているんだろうなぁ、と、
想像してみるのも、いいかもしれません。
87歳に、なれるのかなぁ。
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3月6日(火) 室温20℃ 湿度55%
朝の早いうちは薄い細かい雲が沢山出ていて、
どんな天気になるかと思っていた。
でも、すこしたつと、
風は有るが、とても明るい良い天気になり、
気持ち良い日になって来た。
関越中央病院のリハビリの予約の日で、
今朝も元気で出掛けた。
リハビリの前の内科の先生の簡単な診察では、
血圧が少し高かった。
でも、私は元気でリハビリ室へ行き、
何時もの様に色々自分でやったり、
担当の先生に教えて頂いたりした。
無事に済ませて送迎の車に乗ると、
私一人だった。
私の家までの直行便なので、
いつもより家に早く帰りついた。
今日も大渡橋の上からの眺望は、
すばらしくはっきりしていて、
我が上州の赤城山は堂々と勇姿を見せていた。
いつもパソコンで日記を打っている場所から見える
東の空は、秋の空のように
青く澄んでいて雲一つ無い。
でも、南から西にかけては大小の群雲が出て来た。
上州名物の空っ風が吹き始めた様だ。
3月7日(水) 室温17℃ 湿度52%
今朝も欅の木の辺りが、
ぽーっと薄赤くなり静かな朝焼けだった。
午後からは少し風も出て、
大きな黒い雲が頑張って来た。
空の大きな群雲でも写真に撮ろうかと
外へ出てみたが、
わざわざ撮る様な凄いのも無いので止めた。
久し振りに雪江さんが、ちょっと寄って、直ぐ帰った。
どうやら、花粉症で大変な様だった。
私は花粉には何ともならないので、
ほんとうに有り難いと思っている。
昨年私が群馬中央病院に入院していた時に
お見舞いに戴いた鉢植えのシクラメンに、
新しい蕾が出てきた。
この間から花の数がだんだん増えて来て、
6つくらいになって来ている。
葉も沢山着いて、
花屋さんに有る様に綺麗で、
台所の出窓で東の空をバックにして、元気に咲いて、
私を喜ばせている。
庭の雪柳の枝には、緑の細かい葉が出て元気そうだ。
其の隣には60センチ程に成長した
沈丁花にも花が咲き始め、私を喜ばせている。
これらを見ると、もう春なのだナーと、
知らされる様だ。
枯れ行くは我が身のみと、情けなくなる。
「ほぼ日」を見て下さる方々には、
私の体調を心配して下さっている人が
沢山いらっしゃる。
ありがたいことです。
当のミーちゃんは、痛いところはあっても、
食欲おう盛で、
良く食べるので皆さんに笑われています。
このような様子なので、ご安心くださいますよう。
そのうち、突然、
「海外旅行に出掛けます」
なんて、言い出すかな?うふふ。
それは、無いでしょうけど。
これからは前のアルバムを出して
昔を偲んで加山雄三気分になるのが、
せいぜいではないかと、
諦めて居りますが‥‥。
3月8日(木) 室温18℃ 湿度54%
木曜日なのでお仕事が有り、
八千代さんは来られないので、
紀子と二人で、
午前中だけクッキーの袋詰めだけした。
良い方法を教えてくれるが、
何となくうるさい感じで、私はじっと我慢している。
本当は私の為になるので、
有り難いとは思っているが‥‥。
午後から曇って来て大分寒くなって来た。
散歩も止めて日記を打っている。
朝の内咲き始めた沈丁花の花を
少し切って小さな花瓶に活けて、
机の端に置いて
「可愛いなー」
と、思いながら、ちょこちょこ見ている。
空はだんだん曇って来て、
黒い雲の間から明るい太陽が
少し覗いたりしている。
此の分では、その内、
雨が降るでしょう。
東の塀の近くの、赤い一重の赤い椿の花が、
沢山咲いて、皆私の方を見ている。うふふ。
実際は、私がいつもと違う位置で
炬燵に当たったからそう見えるだけだけど‥‥。
椿と会話をするような感じだ。
「ミーちゃん。
パソコン打つのが大分早くなりましたね」
「あら、そうかしら?嬉しいですね」
なんて。
今日も、食事と間食だけが愉しみな様な生活で、
自分ながら呆れている。
立ったり座ったリが大変で、
歩く時も杖が必要で、
本当のおばあさんになってしまった。
87歳なので仕方が無いと、
あきらめもするし、
87歳ということを自慢にも思う。
3月9日(金) 室温18℃ 湿度46%
朝早くから眼が覚めて、炬燵で又眠ろうとするが、
なかなか眠れない。
あきらめて、ごそごそと起きて、
ちょっと朝食の時間にはやいと思いながらも、
準備をはじめた。
すりゴマに蜂蜜を入れてパンに付けたり、
レタスとハムに、マヨネーズをつけたり。
昨日の残りのご飯もレンジで暖めて
おいしくいただいた。
食べ終わっても、
まだまだ紀子が起きてくるような時間でもなかった。
歩くのがこんなに大変なのに、
食欲だけはあって、
ちょっと恥ずかしいような状態だ‥‥。
今日は、私が60歳くらいのときに
海外旅行で知りあった方から電話があった。
しばらくこちらに遊びに来ないなあと思ったら、
私と同じように足を悪くしていらした。
お歳をきいてみると、87歳とのこと。うふふ。
「二人とも、同じようですね。」
と、笑いあった。
「ほぼ日」を読んでいる方のなかにも、
私たちと同じような人がいるかしら?うふふ。
そんなことを日記に書いていたら、
紀子がやってきて、
「夕焼けが真っ赤だった。」
と、驚いていた。
ああ、私も見たかったなー。
夕焼けを見のがしてしまって、
食べることばかり書いてしまった今日の日記は
「ほぼ日」に送信しないようにしようかな。
ちょっと恥ずかしい‥‥。
3月10日(土) 室温17℃ 湿度52%
紀子と初美さんは、
今朝から、招待されて鎌倉へ出掛けた。
私はリハビリに出掛けるので、慌てている。
お隣はお弟子さんがお店番に来てくれているので、
私は安心して出掛けられる。
家の鍵を閉めて、お迎えの車に乗り、
ご機嫌で出掛けた。
素晴らしいお天気で、気持ち良く病院に着いた。
直ぐに血圧を測ってみると、
少し高い数字がでてしまったので、
しばらく休んでからもう一度測ってみた。
おかしくない数字がでたので安心した。
内科で診察を受けて、リハビリ室へ行き、
何時もの様に先生の指導で無事に終えた。
帰りは、北のほうから回る道順だった。
運転手さんと、昔の話をしながら
楽しく帰ってきた。
今日は土曜日なので、お隣のお店には
次々とお客さんが来ている様だった。
純子ちゃんから、
「原島屋で、焼きまんじゅうを買っていくけど、
何本にしたらいい?」
と、電話があった。
あまり沢山買わないで、と言っておいた。
うふふ‥‥。
お店番の人と、私たちのために
初美さんが作っておいてくれたカレーと
純子ちゃんが買ってきてくれた焼きまんじゅうで
満腹になった。
すぐに眠くなり、炬燵で1時間くらい寝てしまった。
外は大分曇って来た。
炬燵でよく暖まってしまって
ぽかぽかになったので、
アイスクリームが食べたくなった。
ガラスの器に盛り、お隣のお店番の人と食べようと
持っていってみると、お客さんがいた。
東京から久しぶりにこちらに帰ってきた子供に、
お隣のケーキを持たせてやりたい、
という人だったが、
予約をしていなかったので、
買えず、残念そうに帰っていった。
当日分として用意していたものも
すでに売り切れてしまっていたようだった。
土曜日なので、たくさんのお客さんがきていたようだ。 |