怪・その17
「僧侶」
中学の頃の友達にすごく霊感の強い子がいました。
その子が体験した話しで、一番怖かったことを書きます。
ある夜、彼女が自分の部屋で寝ていると
金縛りにあったそうです。
よくあることなので、（またか‥‥）と思ったそうですが、
いつもと違って、たくさんの人の気配がしたそうです。
（何だろう？）と思って目を開けてみると、
自分の部屋中にお坊さんの格好をした顔のない男の人達が、
横たわって寝ている自分を
上からのぞき込んでいるのです。
怖い目によくあっている彼女も、
さすがに恐ろしくなって金縛りにあった状態のまま、
何とか体を動かしてドアの所まで行き、
体をドアにぶつけて音を出し助けを求めたそうです。
おばあちゃんが気づいて、
「どうした？」と言いながらドアを開けてくれた瞬間に、
その男の人たちは消えたそうです。
（すー）
2005-08-18-THU
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