こちらは、過去に掲載された怪談です。
「ピクニック」
妊娠したにもかかわらず、両親に結婚を反対された二人は
人知れず出産し生まれた子供を湖に落として殺しました。
数年後、反対していた両親も他界したので、
改めて二人は結婚、妊娠、出産し、
子供はすくすくと育ちました。
子供が5歳になった誕生日に、
湖へピクニックへ行きボートに乗りました。
湖のまん中あたりにきた時
子供がおしっこをしたい、と言い出したので
抱え上げた時、一言
「おかあさん、今度はおとさないでね」
「携帯電話の怪」
幽霊の類は、いまだに信じない僕ですが、
不思議なことがありました。
絶対電波の届かない、地下3Fで携帯電話が鳴り響く。
「ピロピロ････」
それは、友人Fを待っているときでした。
「今日は、俺のおごりでのみに行こうか」
誘った手前、
Fの会社の地下駐車場で待っていると
Fが怪訝な顔をして
「何でお前から電話がかかってくるの？」
と言ってきました。
そうです。
私の携帯電話は私の車の中、
しかも車はご丁寧に鍵まで掛かっている。
でも、友人の携帯には僕の名前が表示されている？
パニックになった僕と友人は、
僕の車の中を覗いて見た。
すると、車の窓越しに見える
僕の携帯の液晶は確かに光っていない・・・
おそるおそる電話に出て見ると
「F・・F・・」
確かに僕の声である。
速攻で切って、顔を見渡した僕達二人は、
その日飲みに行かなかったのはもちろんの事、
車も置いてタクシーで帰りました。
後日、NTTの知合いに調べてもらったのですが、
そのような前例は無く、
しかも友人の会社が入っているビルの地下3Fは
絶対電波は届かないそうです。
あの声は何を言いたかったのか････
いかがでしたでしょうか。
みなさまからの、さらにさらに怖いお話を、
お待ちしております。
なにとぞ、よろしくおねがいいたします。 |
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