第4回
景気が悪くても魚は釣れる

ルアーを外そうとする
シーバス(スズキ)の
ファイトをなめちゃいかん。
エラが刃物のように
するどいのよ |
今回は「BOAT & REEL」の取材でいい釣りをしたので、
そのことについて報告しよう。
テーマは東京湾奥におけるボートからの
シーバスフィッシング。
シーバスというより、スズキといったほうが
通りはいいかもしれない。
10~11月は東京湾のベストシーズンで、
日中でもびっくりするような
シャローエリアで平均60cmくらいの
シーバスがボコボコ釣れる。
取材当日は見事な秋晴れだったにもかかわらず、
サスペンドミノー(浮きも沈みもしない小魚型のルアー)の
サイトフィッシング(目で見ながら釣ること)で
入れ食いだった。
場所は羽田沖のシャローフラット。
テトラポッドのようなゴロタ石が沈んでおり、
その上をサスペンドミノーでトゥイッチしていると、
銀色の魚体がギラリと光って「ガツン!」とくる。
さすがにアベレージが60cmとなると、ファイトもなかなかだ。
マス用に近いライトなタックルで釣るのも、
魅力のひとつだろう。
ボートからのシーバスは

小魚型のルアー(ミノー)に
果敢にアタックしてきた。
淡泊な白身は
あらいなどで食べても
おいしいよ
|
最近ポピュラーになりつつあるジャンルであり、
上げ潮、下げ潮、
満潮、干潮でベイトフィッシュの動きや
釣り場を判断するといった、潮をめぐる戦略が興味深い。
こうした戦略性こそがボートフィッシングの面白さなのだ。
(詳細は12月16日発売の
「BOAT & REEL」No.17をご覧下さい)。
なお、東京湾のシーバスは
11月いっぱいまでは好調とのこと。
●問合先&ガイドサービス
「ワンハウスコーポレーション」
東京都足立区一ッ家3-8-1
(�03-3860-6651)
●基本料金:1人8000円(3人以上)
※時間、人数は応相談
●交通:電車利用は東武鉄道東武伊勢崎線「五反野駅」下車、
花畑、保木間行バス利用「一ッ家三丁目」下車、徒歩約5分。
車利用なら、首都高速6号線「加平IC」で降り、
環状七号線を西新井方面へ約5分。
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