アズーリにべったり密着50日!
フランコさんは特別なスポーツ記者なんだぜ。

20年前のスペイン大会のこと、
選手達のサイン。


こんにちは、フランコです。
いよいよ今日は韓国=イタリア戦。
日本=トルコ戦も今日だし、
僕にとっては一時も座っていられない
一日になりそうです。

アズーリの体調は
6月20日から100%に。

アズーリの選手達はいつも体調を万全にして
試合に臨みますが、日々のこまかな調整とは別に
来日前に設定した大きなコンディショニングの流れにもとずいて
健康管理を行っています。
もちろん、アズーリが優勝することを念頭において
全員の体調が6月20日ごろにピークになるようにし、
それを決勝まで維持するように計画しています。
つまり、予選リーグでは、アズーリは、
50%の力で突破したのだとぼくは考えています。

このコンディションづくりは、
むかしイタリアが優勝した1982年のスペイン大会のときと
同じ方法です。
「最初はゆっくり、だんだん加速」ですね。
トラパットーニ監督は、来日前、それと同じような
コンディション作りをしたいと話していました。

イタリアチームは、今回、
こんな予選の通過のレベルでは
決勝トーナメントを勝ち進めないのではないかと言われています。
でも、20年前のスペイン大会の予選リーグは
3試合とも引き分けで、2位通過。
決勝リーグは「初戦敗退だよな」なんて言われていましたが
とんでもない、このスペイン大会で優勝したのは
イタリアチームでした。

「告白に苦労した恋は、
 永遠の愛へと変わる」

これは僕がいまつくった諺……。
予選で苦労した試合は、優勝へとつながる、
ってことが、言いたかったんだけど!

アズーリ11人のサインを
もらってきました。

さて、読者のみなさんからのメールに
「アズーリの選手のサインが見てみたい!」
というものがありました。
ぼくも職業柄、サインを頼まれることが多いのですが
むむむ、じつはこれ、けっこう難しいのです。
(なかなかチャンスがないものなんです、
 肝心のデル・ピエーロにはなかなか会えないし)

で・も。
ぼくと、友人であり辣腕女流スポーツジャーナリストである
ラウラさん(一緒に来ている仲間です)とで
協力して集めてきたサインが
ちょうど11人ぶんそろったので、公開しちゃいましょう!
なかなか実物を見る機会ってないものね。
では、どうぞ。



どれが誰のサインかわからないですね。
こんなかんじです。



No. ポジション 名前(所属) サイン
12 GK

アビアーティ
(ACミラン)

2 DF パヌッツィ
(ローマ)
3 DF マルディーニ
(ACミラン)
5 DF カンナヴァーロ
(パルマ)
23 DF マテラッツィ
(インテルミラノ)
8 MF ガットゥーゾ
(ACミラン)
16 MF ディリービオ
(フィオレンティナ)
7 FW デル・ピエーロ
(ユベントス)
9 FW インザーギ
(ACミラン)
10 FW トッティ
(ローマ)
21 FW ヴィエリ
(インテルミラノ)

アズーリが優勝したら
このサイン入りユニフォームは
ものすごい値段がつくと言います。
これ、僕の友人の息子さんにプレゼントしたんだけど
僕が彼に貴重な宝石を渡したのか
それともがらくたをあげることになったのかは
今日からの試合にかかっています。
がんばれアズーリ!

それじゃ、また次回、よいニュースがお伝えできることを
祈りながら、チャオ!


翻訳協力=加藤正之
フランコさんのくわしいプロフィールはこちらです。

2002-06-18-TUE

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