YOSHIMI発「隠し子育て日記」






1998December

 1998.12.25

1才半で今年3月から保育園に通い始めたリサも
すっかり保育園生活に慣れて楽しんでいる。
というかリサが一番活発&ひょうきんらしい。
この間、リサが1週間お休みしていた間は、
リサのクラスは静かに落ち着いて1日が過ぎていたらしい。
どうもリサ一人でクラスをかき乱しているらしいのだ。
それでも先生達はやさしいので
「リサちゃんがいないと寂しいわ。
リサちゃんは太陽みたいだもの」と言ってくれる。
ほんとにありがたいです。

リサが通っているのは渋谷区立の保育園。
アットホームないい保育園です。
私は知らなかったけど、1才児を預ける保育園を
探すのはけっこう大変らしいのだ。
朝日新聞では「仕事と保育」という連載シリーズを
やっていたので、どのくらい大変かということを
知ってしまった。

同じ時期に育児休暇を取ってる父親の日記も
連載されていたから、これもつい熱心に読んでいた。
母親にしろ、父親にしろ(といっても父親が
育児に専念するケースは珍しいらしいけど)
育児と仕事を両立させるのは、立ちふさがる困難を
次々にクリアしていかなくてはならない。
子育てという動物の本能的な自然の行為も、
いつからか無理難題を強いられ
もう本能だけでは難しい世の中になってたわけ。

しかしほとんどの人は子供を欲しいわけだし
今でも例えば地方だと
東京ほど苦労なことではないと思う。
経済的にさほど圧迫されず、
祖父母や親戚が近くにいるという
精神的余裕があり、まぁまぁの広さの家という
空間的余裕もあれば、子供を育てるということは
大きな楽しみ、幸せなことなんだと思う。
子育てはそういう、環境の協力があってこそ。
問題はそれらの余裕なくギリギリの環境の
東京など都会の場合です。

第一、都心の不動産屋には
「ペット、ピアノ、子供不可」
なんていう貼り紙でてるから、なんか悲しいね。
それでもほとんどはノイローゼにもならずに
ちゃんと子育てをしてるのだから女性はタフ!ですよ。
自分ひとりで目いっぱいの私は、
最近、子育てと仕事の
両方をさり気にこなしてる人に会うと
もう、きっぱり尊敬します。

しかし子供がいなくても全くもって人生は面白く
やることいっぱいあって思いの他、忙しいんです。
子供を持つ楽しさか、持たない楽しさか、
一生の中でどっちかしか選べないからなぁ。
どっちを選ぶのも自由ですけどね。

 


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