YOSHIMI発「隠し子育て日記」




1999February

 1999.02.13

リサは今、2才3ヶ月。
この年頃の子はどれくらいしゃべるんだろう?
個人差は大きいと思うけど
リサのようにしゃべる子ばかりだと
保育園の先生はイヤになるんじゃないか…
と思うくらい、リサはしゃべり続ける。
ともかく寝てる時以外はただただしゃべっている。
リサが黙っている時間は3分も持たない。

思ったこと、感じたこと、疑問なこと
知ってること、見たこと、全て口にする。
人間は頭の中や心の中で一日中、
なにかしら考えたり感じたりしているわけで
確かに頭の動きや感覚が止まることはない。
だからそれを全部言葉にしてたら
1日中話し続けるわけだ。

散歩をしていて石垣があるとする。
当然、石だと思っている。でも思うだけだ。
いちいち「石垣だ」なんて言わない。
リサは言葉にする。「四角い石よ」
だから何なんだ?何でもないけど話す。
「ひとつ、ふたつ、あっ黒い石、
さっきのは白い石、
みっつ、よっつ、たくさんあるねぇ。
リサちゃん、十まで数えられるよ。
丸い石もある?どうして石がたくさんあるの?
石は固いのね。
リサちゃんのどんぐりはどこ?(唐突に思い出す)
どんぐりも固いのよ。
園長先生が食べちゃダメって。
今日、公園で拾ったの。
こうちゃんのママがリサちゃんを
ダッコしてくれたよ。リサちゃん、重いって。
ハルカは(友達の子供)赤ちゃんだから小さいのよ。」
………などなど、まだまだずっと話し続ける。

本人には何かの脈絡があるらしいのだけど
本人以外には分からないことが多い。
この間、私が二言、三言。
別に相づちがなくても
お構いなしにしゃべっている。

今、言葉を覚えることがすごく面白いんだと思う。
話が通じることがすごく楽しいんだと思う。
そのうち頭や心をよぎること全てを
口にするのではなくて
必要な会話だけをするようになるんだろうか?
しかしどう差し引いても
口数の少ない子にはならないと思う。

 


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