ガンジーさん。 いつ途切れるかわかりませんが 今後ともよろしく。 |
30.無人島のこととか。 今日の『the親戚新聞』は、 また、そうは見えにくい哲学もの、です。 ぼくの感想を書く部分は、返信で出したメールを、 そのまま貼り付けることにしました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 正嗣君.美紀ちゃん 昨日は社宅.庭のお掃除 お疲れ様。 次はデジタルカメラで いも虫の写真をおくってください。 ◆「Uターン」 人跡未踏 とまではいかなくとも 何年も人や船のよりつかない島って 幾つくらいあるかな? 海図には載ってても ほとんど 忘れられている島。 そういう所で 1ヶ月ぐらい生活してみたら 人間 どう変わるだろうか? 生活に必要な物は 仮設ハウスから 食品. 島内移動用のオフロードバイク. バギー.マウンテンバイクと一切そろえて。 ただし 通信機器はまったく無し。 勿論たった一人での生活 やってみたい? はじめの2〜3日 1週間後 2週間後 どんなことを考えるだろう。 1ヶ月後に迎えにきてくれることが わかっていれば 帰国のことばかり 考えるだろうね。 しかし 囚人のように ある日突然の島流しだとしたら。 保存食には限りがある。 いまになって ロビンソン.クルーソーを 読みたくなった。 「ほぼ日」からいただいたメールに パキスタンからのものがある。 33歳のその女性は3時の母 ちがう3児の母。 パキスタン人と結婚して 彼のたっての希望で子育てはパキスタンで。 とのことで現地に移住。 寿司がたべたくて気が狂いそうだとか。 そして そのあとにガンジーを読んでの感想は ”うるさいパキスタン人がなんだ! カレー三昧がなんだ!” というもの。 人にも帰巣本能はある。 海外で成功した人々も いつかは日本へ錦をかざりたい と考えていたことだろう 我々は 郷愁 といってるが。 起久が以前 言ってたのを憶えている。 ”旅行の非日常的なたのしさも 帰る家があるから” と。 ”山のあなたの空とおく 幸せ..”はない。 でも でもだ 見聞をひろめるのは 楽しく いいことだ。 ときには出かけよう 定年になったら... という遠大な計画はお奨めできない。 年1回.3年に1回と 大小にわけて楽しい目標をたてよう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ こんにちは。 糸井重里です。 けだるい日曜日の黄昏時ってのも、 いいですねぇ。 こういう時間も、望んで手に入れられるものでもなく、 むこうからやってくるものですね。 「けだるい日曜日の黄昏時を過ごすぞ!」なんて 力んでみてもどうにもならないってところが、 なんとも贅沢です。 明日の「ほぼ日」の準備も何もしてませんが、 この後、さんまさんの舞台を観に行けることになりました。 天才の全力って感じで、すごいものらしいです。 なんてったって、子供に「いまる」って 名付けるくらいの人ですからねぇ。 (いきてるだけで、まるもうけの意味で「いまる」) >いまになって ロビンソン.クルーソー を >読みたくなった。 ぼくも、そういう時期に釣りをはじめたおぼえがあります。 たったひとりの力を、自分で確かめたくなるんですよね。 あれは、そういう意味で、最高の遊びです。 誰にも助けられないゲームですが、 そこには戦略も工夫も意思も必要で、 さらには、「どうにもならいこと」がいちばん多い。 いつでも、いちばんやりたいのは釣りです。 この頃ぜんぜんやっていないのに、 「釣りがいちばん楽しい」と、 平気で言えます。 >”旅行の非日常的なたのしさも 帰る家があるから” というテーマで、 中島みゆきさんが舞台をやっていたのを 思い出しました。 「帰る場所があるから、旅なんだ」 というような歌があって、 あれには、じーんとしたなぁ。 今朝は、『ジャンヌダルク』(ビデオ)を観ました。 心を大きく揺らしました。 じゃ、行って来まーす。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 何を書いているんだ、オレ? とも思ったけれど、ま、いいや。 これじゃ、なんだか友だちとのおしゃべりだ。 ・・・おしゃべりじゃいけないか? ああ、いいんだいいんだ。 ってなわけで。 (つづく) |
2000-09-23-SAT
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