ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

56.運命の展開。

なにか節目の時には、ぼくらも何かを考えたりします。
ガンジーさんも、9月の終わる日に、
あらためてこの月がどんな月だったかに思いを馳せて、
しみじみしていました。

来なかったはずのこの日、ってやつが、
元気よく当たり前のようにガンジーさんの目の前に
顔を出してくれてます。

うれしいことざんす。

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◆「さよなら9月」

幸運の、ぞろめ、そしてもう少し未来がありそうな、
”66” を運んでくれた、9月。
今日でお別れだ、万感のおもいを込めて、
”五体投地” でお礼をいう。

糸井連隊長の指揮のもと、
一個師団の軍隊が、援護にきてくれた、この9月。
絶対絶命の危機をすくってくれた。

すごい数の花束と、弔問記帳の(や、失礼!)
名前の列。

感激の9月17日だった。
いや、過去形ではなく、
このさきずっとつづく、
2000年の9月17日だ。

5月17日からはじまった絶望の日々。
ヤブのいやがらせ、野次馬の看護婦たち、
大嫌いな芋虫を、食うような拷問の食事、
蛇を食うほうがましだぜ。

その頃には、エベレストの頂上のようにおもえた
66歳の、誕生日。
その9月17日に、
しっかりと、大地に足を着けることができた。

幽霊ではなく、リーガルの靴をはいて。
お母さんと、ハイタッチ、
猫のパンダとチロ、犬のパークとチビ、に
意味もなく、最敬礼。

総理大臣就任も、かくやとおもう興奮の、一日だった。
5月末の、朋姫の携帯端末からはじまった、
この一連の、運命の展開に、ただただ驚く。

劇的な、巨人、の優勝とおなじだ。
信じられん!
ほっぺたを、つねってみた、
痛い!
生きてるじゃん!

鏡を見た、
映ってる!
まちがいなく、ハンサムな俺の顔だ、

”よかったなぁ ガンジー”
うん、まったくだ、おでこに、三角巾をつけなくて
”でも、閻魔さん、用意してあるらしいぜ”
げっ! 借金とりみたいだなぁ
もうすこし、待ってもらおうや。

一親等親族の諸君、
そして、糸井さん、
さらに、全世界の日本人のみなさん、

ありがとう。

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ちょっとカチンとくるかもしれませんが、
阪神ファンの方も、アンチ巨人の方も、
お見逃しください。

ガンジーさん、閻魔さんの借金取りから、
トライアンフ買い戻してどこまでも逃げましょうや。

(つづく)

2000-10-19-THU

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