ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

87.家族とともだちと。

家族が大切だと思いはじめたのは、
ガンジーさんにとって、そう昔のことではなかったらしい。
ずっと家族の絆の強い家だと思えるんだけど、
ガンジーさん本人の言によれば、
ある時まではちがった、らしい。

___________________________

「親せき」 好評発売中。

すこしづつ、少しずつ、親戚新聞の輪が、広がっていく。
糸井さんのメールにもあったけど、
「ほぼ日」の読者も、今では、
何でこのページ(ガンジー)が、始まったのか
忘れてる人もいるのではないかと思う。
だから、といってほぼ日読者が忘れっぽい?
なんて...
すこしだけ思う。

そうなら、うれしい展開だ。
それ程、家族って、親戚って何なんだ? が、
問題、関心事になってるのかもしれない。
お小遣いや、莫大な遺産をくれない親なんて、
クレープをいれないコーヒーよりひどい!
ろくなお見合いの相手しか、もってこない親戚なんて、
いじめっ子、とおんなじ、だ。

コンビニと、救急車のお蔭で、
いちばん大事な、夫婦、親子、家族、親戚の
関係がうすれていってる。
そして今、あらたな文明の利器,PCによって、
いい時代に入ろうとしている。 
ゲートは開かれた。 げぇっ、と
吐きそうなガンジーだけど。

人生の一番はじめに出会った、
これらの人達を忘れてしまっては、
いい友達なんて、できるわけがない。 
でも、幸いなことに、飽食、便利すぎる日常のせいで、
人々は、退屈してきた。  
もうビフテキも、セルシオもやるよ、
カミさんもつけて。

そこへ、「親戚新聞」 の登場だ。
”む、むっ”っと思う人も多いとおもう。
農業回帰だって、その現れのひとつだとおもう。  
ガンジーも、癌爺になる以前は、 
「いい友達こそが、最高だ!」と考えていた。  
目からうろこ、棚から金づち、の心境である。

あらためて諸君と、タスデ美さまに、感謝する。


___________________________

ぼくも小さいころから、ずうううっとですが、
「ともだちに育てられた人間」だと思っています。
これは、いまでも、そんな気持です。

血より籍より、友情と言いたい自分は、
これから変化していくのでありましょうか?
自分のことではありますが、少々たのしみでもあります。

(つづく)

2000-11-19-SUN

BACK
戻る