ガンジーさん。 いつ途切れるかわかりませんが 今後ともよろしく。 |
92. 人生は何度あるか? 本日は、だまってお読みください。 これは、まいった。 ___________________________ ◆「おかしな言葉」 第ニの人生、って聞いて、なるほどいい言葉だ。 と、思う人も多いだろうけど、 ガンジーは、そうは思はない。 人生に、1も、2も、あるかってんだ。 それまでの人生で やりたくても出来なかった事があったとして、 それは、前から考えていた事であって 第ニの人生で、どうのこうのというのは、おかしい。 若い人たちは、勘違いして、 ”では、果報は寝て待とう” なんてことになりかねない。 伊能忠敬が、その例だ。 はじめから、天文に興味をもっていたからやったことで、 隠居してから考えた事ではない。 その望みをすてずに、家業に励み 機会の到来を待っていたんだとおもう。 ずうっと続いていたこと、第一、第ニではない。 ずうっと考えていた事だ。 カンガルーだ。 アボリジニが、白人に、 ”あの動物はなんという?” と聞かれ、困ってしまい、 ”考えておくよ”(カンガ.ルー)と、言ったのを 白人が、その動物の名前にしてしまった、と オーストラリアの人から聞いた。 でもホントかな? 第ニの人生だなんて 一生を、一節、ニ節と分けるようなもの。 そんなら、 幼児期、 少年期、 青年期、 壮年期、 老年期となり、 定年後は、第五の人生になる。 定年後に、あれをしょう、これをやろう、 と、楽しみにしてるのは いいけれどね。 退職してから、”さて何をやろうか?” なんて考える人が 第ニの人生、なんて言葉に飛びつく。 ただの長生き願望を代弁してるにすぎない。 人生は一回だけ、二階はない、平屋だ。 用事もないのに屋根にあがる馬鹿も...いるみたいだね。 何か、落ちてないかとおもって。 自分が落ちないよう気をつけろ!って言いたいぜ。 精一杯働いて、楽しんでこその人生だ。 精一杯働いてこそ あっかん一杯が、旨い! 現役も、退役もつながってるんだ。 おもいっきり働いて、楽しんで、 老後はその余韻をさらに楽しむ。 ガンジーは、プロ野球の「名球会」の連中を、 つくずく羨ましいとおもう。 ___________________________ 「さて、第二の人生をどう過ごすか」なんて思考は、 まちがいだってことだよなぁ。 これ、説得力あったなぁ。 まいった。 (つづく) |
2000-11-24-FRI
戻る |