ガンジーさん。
 いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

105.いざ、覚悟のうるう日。

わりーわりー。
今日は、ぼくのほうの都合で、
数日分の「the親戚新聞」を、ごそっとまとめて
一度に配るぜ。

なぜならば、なんとかリアルな時間と、
ここの紙面上の時間を調整して近づけたいから。
「閏年」のような「閏日」だと思ってください。
こうしないと、何度か言ってますが、ついつい、
離れていっちゃうんですよ、時間がね。

じゃ、4日分、だーーっとお読みください。
急がないでね、読むとき。

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「のんびり日曜日」

土，日の晴天で、子ども達だけでなく
親の諸君も、嬉しかろうで。
洗濯に追われてるかな？
「好天」　と「好転」　はいいが、「荒天」はやだね。　
政治家と受験生は、高点大好き人。
表意文字、ことに上記の言葉は
アクセントもおなじ、箸、や橋、とは違うから
外国人が日本語を習うには大変だとおもう。

しかも、頭に、ひと文字入れれば、橋も箸もおなじ、
日本橋、割り箸、のように。
ＰＣ，ワープロには手書きで手紙を書いていたときと
ちがう楽しみがあるね。
文字転換の面白さだな。
ＴＶの　「笑点」　のような遊びができる。　駄洒落さ。
頭を柔らかくするのにいい。　
ジョ−クの苦手な日本人には、格好の練習道具だぜ。
くだらない駄洒落を、ぶっつけて、
笑ってくれなかった時の　”さみしい気持ち”を
味わうのもまた楽しきものじゃよ。　
飛び込み乗車失敗の、あの感じだ。

ギャグがうけなかった時でも、しつっこく迫ろう。
”何故？、なぜ笑ってくれないのか？　
せいいっぱい考えたのに。　
お前ってそんなに
冷たい奴だったのか？　そんなにケチだったのか？　
マクドナルドのおねえちゃん笑いだっていいんだぜ、
長いつきあいだろうが、
ラーメンおごってやったことだってあるだろうが”
それともなにか？　
オレのギャグに笑えねぇわけでもあんのか？”　
って脅しちゃえ。
それもまた、楽しい人生のひとこまだ。　

遠いところに、幸せがあるわけではない。　
日々の暮らしの中、いつもの人との話しの中に
面白いことがいっぱいある。
”　Ｉ，ｍ　ｔｉｒｅｄ　
ｉｔ，ｓ　ｓｏ　ｂｏｒｉｎｇ　”と
歎くまえに試みてみよう。　
かるーいジャブ風ケンカも時にはいい刺激になる。　
愚痴がおおく、潔癖症のタスデ美に、
イタズラしてみたいことがある。
冷蔵庫に野球のグローブを入れておいたらどうなるか？　

想像してみてくれ。
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「新札日？」
将軍ガンジーは、次の年号を、「癌冶元年」　と決定。
チビ、パーク、チロ、パンダ、およびフク、の諸侯に
触れを出した。
ただし、将軍失脚の場合は、勿論この限りにあらず。

”願掛けや、お辞儀拍手はへのかっぱ、
ほぼ日親せき我が命綱”ってか。

昨日のヤブとの対談で、腰痛のこと話したら、
骨への転移もありうる。
とのこと。
ネゴシエーションの結果、
来週、ＲＩの検査をすることになった。

もうひとつのニュースは、
2階廊下で、ナントあの　
「マグロ女医」　と鉢合わせ。
　”やぁ先生、しばらくです、
おかげ様でまだ生きてますよ”

廊下で診察待ちの人、一斉に振り向く。
マグロ：おどおど、．．．いっ、生きてる？　
こ、こんなはずじゃなかった．．．
（糸井重里作）　
「か、顔色いいじゃない？」　と柄になく細い声。
ギャラリーがいっぱいいたので言ってやりたかった
”先生！お注射の腕前、すこしはあがった？”ってね。
かろうじてこらえた。　　
何事も、ほどほどが大切。

木曜日までは冬眠なので、この辺で。
Ｈａｖｅ　ａ　ｇｏｏｄ　ｄａｙ．

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「ファン感謝デー」

親せき新聞の、発行人はガンジーだが、
エネルギーを送ってくれてる諸君によって
記事が書かれてるんだ。　
ちょうど俳優がファンレターに
元気づけられるように。　
議員が支持者に支えられてるように。
ちと、大げさかな？

家族や、親戚ってぇのは、
冠婚葬祭モメゴトにしか会わない。
それでいいはずないよな。
葬式なんて、”あれ？あの人だれだっけ？”　だもんな。
ガンジーはそれが嫌で、従兄弟会、を召集したことがある。
ところがガンジーの兄弟だけ集まらなかったんだ。

面目まるつぶれよ。　　
長男をさしおいて、次男のガンジーが、
仕切ったのが気に食わなかったのか？
度量が狭いよなぁ。　石原家を見習えってんだ。
長男がなにもせず、葬式のときだけ、
いそいそと出かけてくるんだ。
てめぇの健康を、誇示したくて。　
ほんとに、いそいそとだぜ。

ガンジーの今回のこともそうだ。
黙って死ぬのも、タスデ美があとで困ると思い、
癌であることを知らせた、長男にだ、兄貴よ。
彼、翌日飛んで来た、。
だがナント、チャリで短パンという出で立ちだ。　　
”どうだ、オレは元気だぜ”って顔で。
しょっちゅう会ってる兄弟ではない、
盛装して来い、とはいわねぇ。
でもよ、せめて普通の格好で来たらどうなんだ？

それにタスデ美は、他人なんだ。
70近い男がこれだ、訪問の礼儀を知らねぇ。
家族ってなんだ？　
ムカシ日本には華族ってぇ種族がいたけど
親戚ってなんだ？　来年は、新世紀だ！

そんな、こんなと色々あってね、
我が一親等から、そして一から、始めようってのが、
発刊のホントの理由なんだ。
「親の死に目に．．．」なんて会わなくていい。
その方が、ガンジーはまだどっかで、オートバイを
駆っ飛ばしていると思えるだろうが？
困った時いつでも相談にのれると思うだろうが？

なに？　思わねぇ、ってか。　ま、それもいいや。
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「おや、親？」

自動車修理工だぜ、フクのやつ。
このあいだね、馬鹿におとなしいと思ってたんだ、
姿が見えなければ、それはそれで気になるんだよ。
でも、アイツのことだ、又何か、やらかしてるに違いない。
気になってたが、ま、いいや
昼飯が、さらに味気なくなるもんな。
ヤツと目をあわせると。ってんで忘れてた。

と、虫の知らせ（？）で何気なく
フクと（ふっと）足元を見た。
な、なんと、フクのやつ、あお向けになって
袖机の下から出てきたではないか。
這い出してきたんじゃない、仰向けだ。
引出しの下に爪たててよ、こんなのはじめてみたぜ。

背中が痒かったのかな？
それにしても、こうまでされると
ガンジーとしても抱き上げてやるわさ。
コニヤロ！コニヤロ！ってもじゃもじゃにしちゃったよ。
なるべく目を合わせないようにしてさ。
無理やりねじ伏せて後頭部を撫でてやったよ。
ひとさし指で、パッチンなんてやってさ。

親猫が恋しいんだろうなぁ。
ゴロゴロやって、もっともっとって、
頬っぺた押し付けてくる。
指に軽く噛みつく。
昔見た映画のシーンみたいに。（猫じゃない！）

♪福わぁーうち♪　って言うけど
体重も増えてきたので、そろそろ外へ出さなけりゃ。　
パンダや,チロと仲良くできるかな？
時々窓の縁にのって外を見てる、タスデ美は、
その後ろ姿が可愛くてたまらんらしい。
”何考えてんだろ？”　って。　　
猫が物思いにふけるか！

でも、そんな風にみえるよ。
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「ないじょ、の功」

まえに、おのが内臓の悪口をいった事があったね。
今,反省してんだ、彼らは反骨精神の持ち主だったんだよ。
つまりぃー、ガンジーが食ったものは、
その半分が、癌チャンたちの餌になるわけ。
　
だから彼らは、ガンジーの食欲を拒んだんだ。
Ｔｈｅｙ　ｓａｉｄ．．
”我らのボスは助けねばならぬ、
されど癌どもに塩を贈ってはならない。　
ここはひとつボスには堪え難きを堪えて
辛抱してもらはねば”

許せよ。　
余がうかつであった！何時から？もとへ、汝らの所作、
誠に天晴れである。
ガンジーは、堪え難きを堪えて夫婦生活38年、
おっと、おっと、夫っと、
無食欲,無性欲のこの危機を突破しなけりゃならないのだ。
さすが、ガンジーの内臓たちである。
褒美を遣わす、者ども、なんぞないか？
”なーんも、ないぞぉ”　

筋肉のコントロールは出来ても、内臓のそれは出来ない。
人によっては、お金を見せると動き出す筋肉もあるとか？
ナリキン、という人種かな？
合気道の人たちは、呼吸法で内臓を制御できる、という。
括約筋との合同演奏で、
「おなら交響曲。”へ”　腸調．［与作］」　なんて
できるのかな？

さて諸君！　本日は好天の週末であるぞなもし。
関東地方一帯の性典じゃ！
いざ、往かん。　ベビーカーを押して。
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「ほぼ日」も毎日出してすごいもんだと、
自分たちでも思ってるけど、
あらためてこんなふうに続けて読むと、
ガンジーさんの、彩り豊かな日々の編集ぶりが、
よーくわかるでしょう？

（つづく）

2000-12-07-THU

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