ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

129.身の丈。

ガンジーさんの『the親戚新聞』を読んでいると、
ときどき、昔の自分の考え方をひっくり返して
語っているらしい文章にぶつかる。
これは、よく、ぼくもやる。

自分自身が、どう間違ってきたのか、そしてさらに、
いま現在の自分も、なかなかあやしいものではあるが、
こう考えてみてはどうだろう、と。

今回は、自分以上に見せようとしてきた
若い時の自分に向けて、語りかけているようだ。

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「背伸び厳禁」


40年前の平均では、163センチの身長は
低いとはいえなかった。
それでも inferiority complex が
はたらき、集団写真の時なんか、
カカトを上げて写すことがあったなぁ。 
恥ずかしい告白だけど。

身長だけではなく、すべてに
背伸びする傾向があった若き日々。
身長はともかく、それを向上心、と考えていたんだ。
「金持ちになりたい!」 
「大社長になりたい!」 
「名をあげたい!」
「MMK志向」 だった。 
(もてて、もてて、困る)
この言葉、けっこう流行ったんだぜ。
言行不一致の、
あおい、あおい時期(青春っていうの?)だった。        
物理的にも背伸びは弱い。
駅の階段を昇る時、降りてくる人に
どうしても圧倒されてしまう。
カカトが地についていないからだ。 
降りてくる人は、その反対だから力強い。 
重力とか、視線の関係もあるけど。
縄跳び、以外はカカトはしっかり地につけておこう。
tall woman とのデートには
携帯踏み台をご利用ください。


実力を蓄えよう。
金も力のひとつだから貯金もしょう。
そして何よりも、いい友達をもとう。 
ながい付き合いがあっても、それだけで、
いい友とはいえないんじゃないかな。
その逆で、ひとめ惚れ、ってこともあるしね。  
男女の仲だけでなく。

TVでタレントが話してた。
親友と思ってたのに連泊の旅行へ出かけてから後、
仲たがいになったと。 女だからかな?
利害関係があって、いい友に見える場合もあるね。 
これは助平根性からだ。
心を裸にして、いい友を探そう。
タモリに秘訣を聞いてみょうぜ。

他人の意見を、我が主張のように得意げに話してる人、
ワルイ人だ。
お金以外に、コツコツと本物を蓄えている人、
イイ人だ。
ガンジーは、元ワルイ人だ。 
(もっとワルイ人?)

背伸びは欲張りに似てる、見栄っ張りにも通じる、
見張りを立ててよく監視しとこう。  
分相応といっても、その、分というヤツは、
どんどん伸びるピザの皮の如しだから、
いつまでも、ちじこまってることはない
。寒いとどうしてもちじこまってしまう?
(糸井さんのメール引用)

蟹は甲羅にあわせて穴を掘るそうだ。
でもこれは物理的思考、否定しよう。
こういうくだらない諺をもちだす人は、
やっぱりワルイ人の引出しに入れとこう。
小男の大女好き、なんて諺、なかったっけ?
あ、最近のガンジー自身だ。
人間を人間以外の物に例えたって何にもならない、
人間はインゲン(豆)じゃない!

諸君!個性を大事にしょう、
コセコセしないでっかい人生を送ろう。
ああせぇ、こうせぃ!といわれる前にやってしまおう。
多分左遷されると思うけどな。

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「元ワルイ人」と言うガンジーさんだから、
なおさら聞こえてくることが多いんでしょう。
「多分左遷される」時代は、もう変わってきているし。

(つづく)

2001-01-01-MON

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