ガンジーさん。 いつ途切れるかわかりませんが 今後ともよろしく。 |
160.あらためて「ほぼ日」の様子。 前にも、一度、「ほぼ日」を訪れての感想を 『親戚新聞』に書いてくれたけれど、 あらためて落ちついたところで、 もっと詳しいレポートが掲載されました。 ちょいと照れちゃうところもありますが、 ま、そのままここにペーストします。 ___________________________ 「ほぼ日訪問記」 地下鉄南北線というのに初めて乗ったよ。 溜池山王(銀座線)から 乗り換えるんだがその先まで行ってしまった。 でも都心の地下は網の目、インターネットだ。 地下伝いに何処へでも行けるし地上に出られる。 マンホール伝いに神出鬼没の怪人20面相みたいにね。 さすが首都だね、 これだけのインフラストラクチャーが整備されるまでには そうとうの、金と時間が必要だったはず。 ガンジーが都落ちした1973年には、南北線はなかった。 もっともほとんど車での移動だったから 記憶もはっきりしないけど。 こんな便利になった首都を移転するのは反対だね。 いい天気でも。 勝手知ったる所とばかり交番で聞きもせず、 糸井さんの地図すらあまり見ずに ネズ穴ビルを目指した、オートバイ屋を目印に。 でも、あれれ?だった。 ハーレー専門らしいそのオートバイ屋を見つける迄に 20分も歩いちまったよ。 まあ懐かしさもあってぐるぐる廻っていたんだけどね。 六本木1丁目と東麻布は道路ひとつ隔てた所、 上は首都高速が走ってる。 約束は14時。ちょうどその時間になってしまった。 到着してインターホンで 「お尋ね者のガンジー、ただいま到着」と告げる。 麻布小町の、経理課の女性が3階へ案内してくれた。 階段を昇りながら、「心の準備」をする。 新婚の花嫁のように、うつむきながら。 内装は和風だ。 「町人」が好き、という糸井さんの発想だろう。 ソファでガンジーらしくもなく、ドキドキ。 2.3日前までは、何かパフォーマンスを、 と考えていたんだが礼儀を失すると思い取りやめた。 4階の「床の間」いや「殿の間」から降りてきた御大は TVとおんなじ、 格別、火花の飛び散る初対面ではなかった。 威風あたりを払う、という雰囲気ではない、 やっぱり町人だ。 宮大工の棟梁って感じ。 黒足袋に白鼻緒の草履が似合いそうだ。 ねじり鉢巻きがピッタシ!と思わないかい? なたまめ煙管とさ。 家康ではない秀吉の風格だね。 微塵も尊大ぶってない、やっぱりあの糸井さんだ。 礼に叶うかどうか、とも思ったが 年寄りの特権とばかりガンジーの方から握手を求める。 ホントは抱きつきたかったんだけど、 「ん?」 と思われると困るからね。 その後次々に青鬼、赤鬼のみなさまと握手、 北欧風のご挨拶をしたい人ばかり。 じつにいいムードが漂ってる。 ピリピリした変な緊張感がない。 対談?にはメリー木村さんと、 あとから西本さんが加わっておしゃべり。 デジカメを 持ってきてパチパチやってくれた人は誰だっけなぁ? 糸井さんと並んで写真に納まったガンジーだが、 不思議とリラックス。 まるで久しぶりに会った、息子、 といったら憤慨されるな?でもホンネだよ。 木村さんも、西本さんも聞き上手、 だから我々の会話も弾む。 天使の飛んでる時間がなかった。(空白) 生の糸井さんは、まったく圧迫感をうけない年増青年だ。 若さがあるから垣根がない。 52歳には見えない、25歳でもないけど。 完熟青年とも言える。 いつもの寝不足faseだけど、 なんか頭ん中で歯車がカラカラと廻ってるみたいだった。 おしゃべりじゃないけど、 サンマやタモリを上回るモノ、がちらちらする。 春夏?冬。 飽きないぜ。 何時間話してても、 いや時間が経つにつれて加速度がつきそう。 「こういう人を、ボス荷物?(ボスに持つ) 君達は幸せだよ」 とホンネ8、外交辞令2、の コメントを発したガンジーだった。 中継中止の配慮は有り難かった。 66歳が出しゃ張ってはならない。 宮路社長とは違う! 相手のないローラーブレード・パフォーマンスなら いいけど。 出されたコーヒーの味は初めて経験するもの、 あのコーヒーにはクリエーティブの素が 隠れていそうだ。 騒々しい場所でも、静かな所でも 飲めば泉の創造力。 そんなコーヒーの味だった。 もちろん美味しかったよ。 糸井さんから貰ったプレゼントに関しては、 「全国のみなさんの嫉妬をかうぞ!きっと」 と考え詳しくは語らないことにする。 ___________________________ あ、またまたコーヒーのこと書いてある。 よっぽど気に入ったのかなぁ。 ところで、「ほぼ日」の鼠穴ビルというのは、 借家でありまして、大家さんが自宅として建てたものを、 いまレンタルされているのであります。 ですから、ほんとは、内装の趣味とかは、 ぼくのでなくて、大家さんのなんですよねぇ。 すみません。 (つづく) |
2001-02-01-THU
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