ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

164.あの猫との関係。

奥さんが拾ってきた、「器量の悪い猫」。
憶えているでしょう?
名前も「フク」と付けられて、
ガンジーさんとも、だんだん仲良くなってきていた・・・
みたいだったけれど、そうはいかなかったらしい。

なかなかのドラマがあるんですよねぇ。

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「フクと別居中?」

フクはすっかり大人猫になった。 
そろそろ去勢して外へ出したい。
彼の居室のドア−を開けると、飛び出してはくるが、
不思議と表へは出たがらないんだ。
猫がトイレの始末や、身ずくろいがいいのも、
用心深いからだろう。それともケチ?
それに体臭もない、だから潔癖症のタスデ美に愛される。
それに引き換えガンジーはますます 
Growing diraty 
身のまわりも、相変わらずお構いなしだから、
どんどん遠ざかる。 
〜おうちが、おうちが遠くなる♪ 
今来たこの道帰れない,,,

で、フクの事だけど、この頃うまくいってないんだ。 
ミゾが出来てしまった。
どうやって和平に持ち込もうかと思案してる。 
事の起こりはあまりのイタズラに
癇癪だまを破裂させたガンジーが、
スリッパを、エイヤッ!とばかり投げつけたんだ。

当たってしまったんだよ、見事に。 
「この恨み晴らさでおくべきか!」とにらんでる。 
恐ぇ〜! 
しばらくその場でガンジーをにらんでから、
机の下に隠れた。 
堂々とした歩き、肩をゆすって、
まるでヤクザの示威行動みたいに。 
しばらくは出て来ない。
たかがスリッパ、そんなに痛かぁないはず。 
なのに彼はおとなしくなった。
しめしめ、と思ったのはその時だけ、
翌朝驚いた! 嵐で屋根が吹き飛んだような部屋の中、
散乱する紙片と千切られた本やノートのたぐい、 
まいったぁ!

それ以来フクのやつ、PCを叩いていてもそばへ来ない。
結構なことだが
ソファに斜めに坐って じ〜っとこっちを見てる。
まばたきもしない。
ひと文字ふた文字書いてまた顔をあげると、
まだ見てるよぉー、凄い目をしてさ。
今晩、うなされるぞぉー。 
猫の百姓一揆があるぞぉー。

タスデ美が、猫は魔物、大事にしないとひどいめに会う、
She always saying about it.
だから、彼女の弟子であるガンジーも、
そう思うようになってしまった。
「猫を大事にしなくちゃ、
さもないと200歳までも生きちゃうぞ!」ってね。

さる、うら若きかわゆいと自称する人に約束したんだ。 
ガンジーとそなたは22世紀には
キューピットを従え、牽牛、織女となって
地球の若者たちの恋愛相談をしてるだろう。ってね。
だから、その時まだ地球でウロウロしてたんじゃ困るんだ。
せいぜい199歳で終わりにしとかなくっちゃぁ。

そんなわけで猫は大事にしょうと思ってるんだがねぇ。
あまりのイタズラに堪忍袋の緒が切れてしまったんだ。 
仕舞い忘れ、閉め忘れ、締め忘れ、と 
しまらねぇ事続きのガンジーだからしょうがねぇよね。

さぁ!しめていこうぜ諸君!
 

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たしかに、動物との関係だって、
ミゾってできることあるよねぇ。
犬でもあるだろうけれど、猫はもっとありそう。
それに、「フク」って、けっこうつらい境遇から、
いまのガンジー家に拾われてきてるから、
警戒心とか、まだ完全になくなってないんだろうなぁ。

さぁ、これからは、どうなるんだろう?

(つづく)

2001-02-05-MON

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