ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

173.If.

ガンジーさんは、「もし〜だったら」という話が好きだ。
今回も、そういう“If”がいっぱいでてくる。

ぼくが、いまの職業につく前に、
先輩コピーライターが、
「もし〜だったら」ということを、いつもたくさん
考えるといいぞ、ってなことを言っていたっけ。
生意気な若いヤツだったぼくは、
なにを当たり前のことを言ってるんだ、と、
ニヒルに(でもないか)笑っていたけれど、
発想を飛躍させるには、たしかにいい練習になるよね。

ガンジーさんの「もしも癖」は、
同時に「〜だったらいいね」とか、
「〜だったら愉快だね」というような動機がある。
やっぱり、つくづく前向きな人なんだよなぁ。

___________________________

「右往左往」

最近、右脳左脳という言葉が流行ってるね。
今迄解らなかった事が、だんだんはっきりしてきている。
”I don,t 脳.” と言えなくなった。

帽子も左側、右側と色分けして作った物が流行るかも。
ジャケットなんかは、
コメデアン達がよく使ってるようだけど、
一般の人にも広がってくると面白いなぁ。
靴にしたって何故、左右同じでなきゃいけないんだ?
右靴はクロ、左は赤だっていいじゃん。

発想の似てる、ほぼ日で出したフレンチパーカの、
後ろポケットが気に入ってるよ。
ペアで歩く時なんかお互いの手を、
あのポケットに入れておけるから。
背中の神経も活発になって健康にもいいだろう。
ポケットの中で文字の書きっこしたりして。
「I want to go to the hotel.」
「今、なんて書いた?」
「I love you.」だよ。
「でも、もう少し長かったんじゃない? 文句が」
「いや、日本語で『君を愛してるよ』って書いたからさ」
「じゃ、アタシも.......『このうすら馬鹿めが!』
 ...... ハイ!わかった?」
「ウン、言いにくいけどさぁ 
『あなたと結婚したい!』 じゃないかい?」

オトコっていつまでも純情、オンナを疑わないんだ。
それに引き換え、近ごろのオンナ達、
心身ともに、たくましくなったぜ。
手弱女、大和なでしこ達よいずこへ? 
イズ湖ってとこ世界の何処かにある?

また脱線しちゃったよ。 
で、左右が対称ではなくなると、
便利なことがいっぱいある。 
刑事をまいてしまう時とか、
ストーカーの目をあざむくとか、
レストランで陽の当たる窓際に坐った時とか、
(よけいな説明しない!考えろ!) 
タイプの違うオンナの子と、同時デートとか、
(このsituationも勝手に考えろ!)
etc.

気分もかわるぜ、その場その場で。 
この頃はデパートにかぎらず、
そこらじゅうに鏡がいっぱいある。
ある時は高倉健、またある時はメリー木村、を
ポーズしょう。怪人20面相もかおまけだ。
横断歩道の子どもが、
「右見て、左見て」とお行儀よく渡ろうとしてる時、
「あれ?あのおじさん どこ行っちゃたんだろ?」

おあとが...よろしく、ないか? 
じゃ、スターバックスのコーヒーでも飲め!


___________________________

途中の、「妄想台本」なんか、
けっこうな出来ではありませんか。
『このうすら馬鹿が』って、妙におかしいねぇ。

(つづく)

2001-02-14-WED

BACK
戻る