ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

181.監督・役者・実業家。

世間で知られた人を、
あの人はいいとか悪いとか話し合ってるようすって、
よくありますよね。

ガンジーさん、今回は、そういう話題です。
昔は、よくおじさんたちが、
「俺は信長だよ、なんつったって」なんて
口角泡を飛ばしていたっけなぁ。

ガンジーさんを前に、一杯やってる感じですね。

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「出来る人、駄目な人」


ごうごうたる非難を覚悟で言うけど、
寅さんこと、渥美清は、
ただの大根役者だったと思う。
凄いのは山田洋次(字が違うかな?)監督の方だ。

団子屋の、おいちゃん夫婦をはじめ、
さくら、印刷屋のタコ社長、お寺の坊主、
といったキャラクターを集め見事に使いこなし、
ごく平凡な日常を描いている。
寅を名優というならタコもそうだぜ。

黒澤明なんて人は、歴史がある日本の、
外人の知らない事を取り上げて、映画にした、
言わば希少価値を狙って世界に売り込んだだけの人。
外国で、賞をもらえば日本では、即、偉い人になる。 
彼と喧嘩した「勝新」を、好きになってしまったよ。 
あれを聞いた時。
このふたりの監督、どっちが偉いか明白だぜ。
前にも書いたがごく普通の普段着の生活を演じ
人々を感動させるのが名優だと思う。 
またそれを指導するのが名監督ではないのか?

事あれ主義の馬鹿な観客を飽きさせないため、
アクセントとして、毎回、マドンナを連れてくる。  
まったく凄い監督だよ。

日本人は死んだ人間を悼み悲しむ。 
仏教や儒教のせいかな?
だから文化勲章なんかも死にそうな順番になってるようだ。
チャンチャラ可笑しいシステムだ。
勲章もらいたさに生きてるヤツもいるようだけど。
渥美清も現役で死んだから騒がれただけだと思う。
自殺した安藤じゅん(字がわからねぇ)だって、
仲間の石.慎が褒めてたけど、
ただの未練がましい男に過ぎない。
ひるがえって、生きてるうちに
カミさんを可愛がってるガンジーは、
たとえタスデ美に何かがおきても.....泣くかな?
でも自殺なんてしない。 
1年たったらグラマラスなおなごを
....ケッケッケッ!

話しがそれたが、だから本田宗一郎が好きなんだ。 
勲章を断ったもんね。
TVで見てたら、山本周五郎って作家も
直木賞を断ったんだってね。
さらに本田の偉いところは65歳で
敢然として会社から身を引いた事。
自分の作った会社だぜ、
身内のものに譲りたくなるのが人情だろう?
実弟をクビにし、
息子を本田技研に入社させなかったんだから凄い!

中内功さんも早く身を引いてれば
あんな醜態を見せずに済んだのにね。
もっと酷いのは、そごう、の元会長だ。
創業者でもないくせに散々威張ってて、あの始末だ。 
始末に負えない人たちだよね。
サントリーみたいに株を公開しなきゃいいのに、と思う。

我々の身の回りにもいろんな「偉そうぶった人」が
いっぱいいる。
そんな 「空っぽ偉人」のために振りまわされるなよ。
幸い、実力が認められるいい時代になった。
腕を磨こう、歯も磨こう。
これも前に書いたが、己を磨くための砥石や、ヤスリは、
「イトイ.デパートメントストア」 と、
「ス−パー野田」で売ってるよ。
ガンジー、割引券を持ってるから分けてあげる。

有能な人には老若を問わず、遠慮せずに教えを乞おう。 
駄目な人をよく見極めよう。 そして、
自分の才能を開花させなければ、
他人が有能かどうかを判断出来ない。

ちゃうか?

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とにかく、偉そうな人とかが「でぇきれえ!」なのね。
監督論のところは、ぼく自身は
必ずしも賛成じゃないんですけど、
ま、いろんなご意見がありますから。

ぼくは、あの監督、好きじゃないの。
・・・って、ガンジー節がうつっちゃった。

(つづく)

2001-02-22-THU

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