ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

182.古新聞を読む。

ガンジーさんの日記って、もともとあったんだね。
しかも、そこには、新聞の切り抜きもあって。
今日の『the 親戚新聞』は、
みんなの知らない昔の、生活の一部が想像できるよ。

そういえば、ぼくも、こどもの頃、
大掃除の時とか、
古新聞を読みふけっていたことがあったなぁ。

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「歴史の証人、ガンジー編」

ムカシの日記をひもといてたら、
鳥越さんの古巣の、毎日新聞の切り抜きが出てきた。

「日航一番機試験飛行へ」
日航一番機マーティン.スカイライナーは
23日午後零時55分羽田発
札幌線の試験飛行に出発した。
前日夜太平洋を横断して羽田に着き、
客室に取附けた補助タンクを外して
定員四十四名の座席を取附ける徹夜の大作業ののち、
ようやく胴体に 「日本航空」 の
文字だけを書き入れて
出発用意を整えるあわただしさだった。
同機にはチーフ.パイロット.W.ワード氏以下
四人のパイロットが搭乗、
ノースウエスト東京支社長キング氏夫妻をはじめ
同社幹部、田中北海道知事、大庭航空庁長官、
柳田日航社長夫妻、報道関係者など約四十名が同乗、
途中不時着飛行場に予定されている
矢本(仙台)三沢(青森)両飛行場に着陸し、
午後四時半千歳(札幌)着、
同日中に羽田着の予定である。

ふぅ〜 疲れたぜぇ!
一字一句、そのまんまに書いたよぅ。
 
東京ー大阪が、¥5、000.これに通行税2割を加算。 
ダグラスDC4型機が66座席、
マーチン202型が、36座席、という
こじんまりしたもの。  
物価庁なんて役所があり、運賃なんかは
ここと運輸省が相談して決めるとのこと。

面白いのは、家族割引というやつで、
夫に同伴する妻は3割引、
子どもは12歳→18歳までの同伴者は5割引、
との案が出ていたこと。

昭和26年(1951年)の、
コピーでもなんでもない正真正銘の新聞(夕刊)だ。
だからといって、内容が異なるわけではないが、
よくもまぁ癌にもならず
生き長らえてきたもんだといとおしくなる。
講和条約調印の年だった、 
48対3、の圧倒的多数で決まったんだが
ソ連、ポーランド、チェコの3ヶ国が調印せず。.... 
ということは当時は
世界の独立国が51ヶ国しかなかったわけだね。

銭湯が、10円。 
床や100円、
都電(路面電車)40〜80円、
こっぺぱん10円、
映画90円、あんみつ30円、
キャラメル40円、
つっかけサンダル(木製)60円、
ボート代60円、ラムネ20円、
宝くじ(10日くじ)30円、と安かったが、
ズボンは2000円 (生地はサージ)と高かったな。 

後楽園で、一周20円のスクーターに初めて乗った。
映画のロケを見たのも初めて、の
ガンジー17歳、青春の日々。

あれから、いったい何をしてきたんだ?

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ぼくの思い出のコッペパンも10円でした。
キャラメルも、40円でした。
???
ってことは、同じ時代を、ぼくとガンジーさんは、
青年とコドモとして生きていたってわけだ。
そうかぁ。
年齢の差があっても、同じ時代に生きていたんだなぁ。
たしかにね、幼稚園のコドモの知っているはやり歌を、
ぼくも知っていたりするわけだからね。

(つづく)

2001-02-23-FRI

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